前にも書いたが僕はTV版と劇場版がある作品はTV版の方が好きだ。キャラクターそれぞれのエピソードがなくて、あらすじになってしまう劇場版はどうも好きになれない。その最たるものが「聖闘士星矢」。星矢の劇場版はオリジナルストーリーだけれども敵が違うだけでワンパターンとしか言いようがない。しかし、劇場版が忘れ得ない作品がひとつだけある。「宇宙戦士バルディオス」だ。
「宇宙戦士バルディオス」は物語の完結を見ることなく突然放映が中止になった。事情はあったにせよ未完結のまま打ち切りは前代未聞、当然視聴者からの抗議は殺到、ファンの大きな後押しがあって、劇場版として復活した。
声優陣に塩沢兼人(マリン)、潘恵子(ジェミー)、戸田恵子(アフローディア)、柴田秀勝(ガットラー)、玄田哲章(雷太)、田中秀幸(オリバー)と人気声優が揃い、主題歌もTONY、挿入歌に戸田恵子と劇場を興奮させた。
物語は未来の地球(S−1星)に始まる。S−1星は放射能に汚染されていたが総統ガットラーは亜空間を越えたむこうに美しい星地球を発見、侵略を試みる。戦いの結果ガットラーは結果的に核を使用して地球に放射能をばらまくことになる。それが未来のS−1星であったことに気づくが、後の祭り。戦闘に人間模様が複雑に絡み合い、憎悪と愛情渦巻くドラマとなっている。DVDが発売されているので機会があれば是非観てほしい。
ラストシーン、地球に降り立ったマリンがアフローディアを抱き上げて海岸をあるく。バックにエンディング素顔のままでが流れる。こころ熱くなるシーン。
長くなりそうなので続きは明日にでも。
2004年06月21日
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