2004年06月17日

鳥を見た

 昨今、かつての人気番組のBGM集がたくさん企画、発売されている。そういったもののなかからお気に入りのものを買ってきて聞いていると、
 「見ていない番組のGBMなんて、雑音といっしょや」
 と家内は言うのだが…。

 ウルトラQをリアルタイムで見た年代の方達にとっては「ウルトラQ」のBGM集はとてつもなく懐かしい。映像としては「2020年の挑戦」でケームル人がパトカーに追われて東京の街を疾走する場面や、「虹の卵」のラストでおばあちゃんが立って歩くシーンは忘れることはできない。それから、石坂浩二氏のナレーション。「明日の朝太陽をみてください、…」ゾクゾクしてきます。
 BGMとしては「カネコンの繭」でカネゴンが夕日の中で途方にくれるシーンで流れていた曲、「虹の卵」の冒頭で少年少女たちが野原を歩くシーンで流れている曲、「ガラダマ」で湖の遊覧船のラジオから流れていた曲、「バルンガ」で風船怪獣バルンガが画面に登場している時に常に流れていた奇怪なリズム音、などなど数え上げたらキリがない。映像と切り離しては意味のない音楽である。
 「ウルトラQ」唯一のエンディングと言われているのが「鳥を見た」の最後で流れた曲である。警察に隔離されたラルギュースは巨大化して建物を破壊し飛び立つ。最後少年の頭上を一度だけ旋回して海の彼方へ飛び去ってドラマは幕を引くが、その後流れるのが俗に「鳥を見たエンディング」といわれる曲。これは映像をはなれて単独で聴いてもすばらしい。
posted by KAZU at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮
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