「伝説巨神イデオン」は最終回「コスモスに君と」で登場人物が通常の意味で全員死ぬというなかなか稀なストーリー。イデオンが無限エネルギーを使うために様々な常識をはずれたことが起こる。例えばイデオンがイデオンソードを使って惑星を真っ二つに切るというシーンがある。エネルギー量が無限である以上可能なことではあるが、実際に起こったとすれば星があのような崩壊の仕方はしなかっただろうと思う。最終回「イデ」が発動する。肉体は滅びて、意識だけが開放されるが、通して見ていたにもかかわらず理解を超えたものだった。
さて、アバデデ・グリマデはバッフ・クランの士官(サムライ)で、重機動メカ「ドグ・マック」を駆る。ソロ星調査に向い消息を絶ったギジェ・ザラル隊を支援するためにソロ星へ向かうが。そこで異星人(地球人)に遭遇、捕らえられたカララ・アジバを救出するために尽力する。シリーズを通してバッフ・クランの正規の士官としては長期に登場し、妻子の3Dフォトを眺めたり、中間管理職としての愚痴をこぼしたり、独白する場面も多い。人間味のあるキャラクターとしてイデオンファンにアバデデファンは多い。
ギジェ隊が異星人と遭遇した上、ドバ総司令の娘カララが拉致され、「貧乏くじを引いたものだ」と嘆く。更に、ドバ総司令とカララの姉ハルルに「カララ切捨て」を命じられる。それでも一人ドグ・マックを駆って出撃し、カララ救出に向かう。もし、カララがバッフ・クランを捨ててソロ・シップに残らなければアバデデは全てに成功して母星に帰ることができたものを。バジン作戦でイデオンが落ちなかったが、作戦は成功していた。
不運なキャラだがイデオンに登場するバッフ・クランの士官としは一番士官らしい。二番目に好きなキャラクターである。
2004年06月10日
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