2022年07月15日

訃報・渡辺宙明さん

 先月、作曲家で編曲家である渡辺宙明さんの訃報が流れました。大正14年生まれで96歳、大往生ですね。ご冥福をお祈りいたします。
 中学、高校、大学とアニメ主題歌を整理していて、最初は手書き、のちにワープロ入力になりましたが、歌詞カードや曲名リストに何度「渡辺宙明」と記入したことか。1970年代のアニメ・特撮主題歌、劇伴の作・編曲に大活躍されました。検索すると山ほど出て来ます。


この当時のワープロは単漢字変換、一文字ずつ変換してました。

 その作風は宙明サウンドと呼ばれるほどに特徴的で、私たちの年代なら聞きなれた曲たちです。また、歌詞の隙間に独特の擬音を取り入れたものがあって「秘密戦隊ゴレンジャー」「スパイダーマン」「鋼鉄ジーグ」など、聞けばなるほどと思う名フレーズがいくつもあります。
 堀江美都子さんを歌手に起用した曲達はマニアには有名で終始スキャットで通した「野球狂の詩」は特に秀逸です。また、SFアニメのヒロインの心情をこめた「ミチルのテーマ」(ゲッターロボ)、「ビューナスAの歌」(グレートマジンガー」、「美和のテーマ」(鋼鉄ジーグ)挿入歌でありながら人気です。
 代表作を上げろと言われるととても選びきれないところですが、僕が印象深いものとしては、


「忍者部隊月光」(1964年)


「マジンガーZ」(1972年)
「どっこい大作」(1973年)
「人造人間キカイダー」(1972年)
「キカイダー01」(1973年)
「秘密戦隊ゴレンジャー」(1975年)
「アクマイザー3」(1975年)
「超神ビビューン」(1976年)
「野球狂の詩」(1977年)
「合身戦隊メカンダーロボ」(1977年)
「おれは鉄兵」(1977年)


「透明ドリちゃん」(1978年)
「スパイダーマン」(1978年)


「破邪大星ダンガイオー」(1987年)

などなど。ご覧のようにジャンルにドラマ、特撮、アニメ、などなど偏りがありません。1970年代の思い入れのあるアニメがあるのなら、是非調べてみてください。きっと“渡辺宙明”の名前に行き着きます。
posted by KAZU at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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