
“日本映画史に残る衝撃の空想特撮エンターテイメント”と冠する限りなくSF作品に近いギャグ作品。
関東に現われた大怪獣に自衛隊の通常兵器は全く歯が立たない。ところが突如現われた光に包まれて怪獣は絶命。この映画には大怪獣が生きている時の映像はありません。一級河川の上に横たわる死体から、映画はスタートを切ります。
この死体の後始末をどうするのか。一級河川の上だから建設省?怪獣攻撃に多大なお金を使ったから防衛省が責任を取る?観光資源として死体を「希望」と名付けて画策する政府。一方で腐敗爆発の危険を含む巨大な死体。腐敗ガスの臭いを「銀杏の臭い」と表現する滑稽さ。ガスに含まれる謎の菌糸。豪華俳優陣がシリアス組とパフォーマンス組に分かれて演じる大エンターテイメントです。
現在公開中なのでレビューは控えますね。
個人的にオダギリジョーさんがよかったです。“五代くん”のさわやか青年の雰囲気は微塵もありません。もっとも「仮面ライダークウガ」から20年以上が経って、オダギリジさんも40代ですからね。
