
「東京ESP」2014年7月からテレビ放映されたSFアクションアニメ作品。原作は瀬川はじめの同タイトルの漫画作品。監督は高柳滋仁、キャラクターデザイン・総作画監督に滝山真哲、音楽にEvan Call、音楽制作はランティス。制作はXEBEC、製作は[東京ESP]製作委員会。全12話。
東京を舞台に描かれた超能力と超能力を得た人物を描いたバトルアニメで、原作の第一部をアニメ化しているため、最終話での終結感は殆どなく「後半に続く」形で終わっている。舞台、東京の描写は緻密。東京を殆ど知らない僕でもリアルさに驚く程。また直接ストーリーに絡まないが「喰霊-零-」のヒロイン土宮神楽と諫山黄泉が第1話と最終話に、「防衛省超自然災害対策本部特殊戦術隊第四課(特戦四課)」のメンバーも第1話に登場する。
★ストーリー
東京に住む主人公・漆葉リンカはある日、空を飛ぶ光る魚の群を見る。その一匹が体に入り込むことで、リンカは物質を透過する超能力を身につける。また彼女の父親・竜胆は周囲の物質を引き寄せる強力な念動力を手にする。リンカは同様に光る魚によって超能力を得た学校の先輩の東京太郎、江戸山紫、黒井小節、大空歩らと共に、“正義”のために教授の率いる超能力者集団と対決する。ストーリーは比較的単純だが、人同志の複雑な関係、教授らにまつわる過去の出来事など背景にあるものは人のドロドロした心の奥深いところを描いていてなかなか辛辣な物語になっている。