
○土宮神楽 / 茅原実里

本作のヒロイン。ショートカットの少女。初登場当時は小学生。母親が殉職した後は諫山家に引き取られる。成長して中学生、超災害対策室の最初はアルバイト扱い、後にエージェントとなる。舞蹴拾弐號を駆使して戦う。終盤、宿主を内から喰らう喰霊・最強の霊獣「白叡」と殺生石を父から受け継ぎ第28代当主となる。諫山家の養女・黄泉を姉のように慕うが最後は悪霊となった黄泉を葬ることになる。ゲームとポッキーが大好き。
○諫山黄泉 / 水原薫

17歳の高校生。両親を悪霊に殺され、その悪霊を祓った諫山奈落の養女となる。超災害対策室のエージェント。宝刀「獅子王」と霊獣・鵺「乱紅蓮」を操り悪霊を狩る。悪霊となった冥との戦いで、一瞬正気に戻った冥が命乞いするが、奈落を殺した憎しみから殺害。三途河には一瞬の内に108箇所に手裏剣を打ち込まれてしまう。その後、殺生石により悪霊として復活し、諌山幽を殺害し獅子王と奪還。防衛省特戦四課を全滅させる。さらに桜庭とナブーの片方を殺害、雅楽に致命傷を負わせ、二階堂桐を再起不能にする。最後は神楽によって倒される。
○飯綱紀之 / 高橋伸也

18歳、高校生で超災害対策室のエージェント。複数の管狐を使って情報を集める。親が定めた仲ではあったが黄泉の許婚。瀕死の重症を負った黄泉の無実を晴らそうと努力するも、悪霊と化した黄泉に目前で一騎を殺害され、「殺して」と懇願した黄泉を殺すこともできず超災害対策室を離れる。2年後は占い師になっていた。
○諫山冥 / 田中涼子

諫山幽の実娘。諌山家の使命を拒んだ父と異なり退魔師となったが、超災害対策室からの依頼を断りフリーで活動している。薙刀の使い手。諌山家の養女であり次期当主とされる黄泉に対しては不服の感情が見え隠れする。三途河との戦いはあっけなく敗北し、胸に殺生石を埋め込まれて蘇生。負の感情を増幅させて悪霊と化し、叔父の奈落を殺害する。黄泉から獅子王を取りあげ、戦いで黄泉を追い詰める。しかし、殺生石との不適合で治ったはずの傷が再現して、その隙を突かれ黄泉に殺される。
○三途河カズヒロ(みとがわ) / 松元恵

第1話から見え隠れする謎の少年。土宮舞が亡くなった作戦で逃げ果せた怨霊。彼の現れるところに南米のモルフォに似た蝶が飛ぶ。左目に埋め込まれた殺生石の力を借りて強大な魔力を発動する。霊力分布観測班が観測した特異点の正体である。殺生石に惹かれ悪霊が引き寄せられる。棒手裏剣の使い手で一瞬にして黄泉に重症を負わせた。殺生石に適合する人物を探しており、冥や黄泉に殺生石を与えて負の感情を増幅させ悪霊化した。雅楽や神楽と直接戦う意志をみせず、最後まで生き残る。