タイトルからして「隠し事」と「描く仕事」を掛けていますが、キャラクターの名前はダジャレのオンパレード。何とも楽しい名前ですが、普通に読んだら違和感がないところは見事なネーミングです。

○後藤可久士(ごとうかくし)/ 神谷浩史
本作の主人公にしてストーリーテラー。基本的に可久士の目線で物語は進みます。高名な歌舞伎役者の妾との隠し子。本妻の元に生まれた異母妹がいる。漫画家で目黒区に娘の姫と二人暮らし。下ネタ漫画「KTMCMC(きんたましまし)」でヒット、現在は「週刊少年マンガジン」(豪談社)でゴルフ漫画「風のタイツ」を連載している。仕事場G-PROは渋谷区のマンションの一室に構えている。娘に職業を隠しており会社勤めということにしているので、朝スーツで家を出て途中で着替え仕事場に出勤する。過保護な父親で姫を第一に最優先している。
声を演じるのは神谷浩史さん。声はキャラクターの色からもそうだが、夏目貴志系ではなく 阿良々木暦系。「物語シリーズ」のコミカルシーンを見ている気分になる。
○後藤夫人 / 能登麻美子
可久士の妻、姫の母親。名は劇中に登場しない。姫が小さな頃に海難事故で行方不明になっている。声は能登さんなのに、余りに登場場面が少なくて残念。
○後藤姫(ごとうひめ)/ 高橋李依

可久士の娘で10歳、小学4年生。素直で無邪気な少女。最終回のみ姫の視線で物語が語られる。母方の祖父は高名な画家で、その才能を受け継ぎ高校で絵画コンクールに入賞している。
○後藤ロク(ごとうロク)/ 花江夏樹

後藤家の飼い犬。母方の祖父の家で飼われている犬の四代目で祖父からプレゼントされて後藤家のペットとなった。大型犬種で姫10歳の時は子犬だったが、姫18歳の時は姫より大きくなっていた。最初は家が留守になるので可久士が職場へ連れて行っていた。