2020年04月23日

「了解いたしました」



 「了解」と「承知」、ビジネスシーンでは「承知」を使うように指導している企業が多いですね。目上に対して「了解しました」は使わないというのが基本にあります。しかしながら語彙が違うのですから意味やニュアンスまでイコールのはずがありません。了解は“解”に重きがあり、承知は“知”に重きがあると思います。場合によっては同じ意味にはなりますが。
 「幼女戦記」第4話「キャンパス・ライフ」でデグレチャフ中尉は図書館でゼートゥーア准将に遭い、意見を求められる。「即応魔導大隊構想」の基礎となる論理をデグレチャフ中尉は述べ、最後にゼートゥーア准将は「正式な書面にまとめてくれたまえ」と命じます。その時のデグレチャフ中尉の返答が「はっ、了解いたしました」。これがビジネスシーンならば「承知いたしました」が妥当なところです。ここは“知”よりも“解”に重きを置いていますから、デグレチャフ中尉の返答は的を得ていたと思います。けれども、何度このシーンを見てもひっかかるんですよね、このセリフ。「承知いたしました」とデグレチャフ中尉が言っていたらスルーしていたはずですから。
posted by KAZU at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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