
ウルトラマン第25話「怪彗星ツイフォン」の最後の場面、平田昭彦さん演じるイワモト博士が小林昭二さん演じるムラマツキャップに紙切れを差し出す。
ムラマツ「3026年7月2日午前8時5分、何です?これ?」
イワモト「電子計算機がはじき出したんだ。計算によると、彗星ツイフォンは同じ軌道を通って再び地球に近づき、今度は地球と衝突するんだよ。」
フジ隊員「衝突!!!」
ムラマツ「しかし、人類はその時、想像もつかないような優れた科学を持ち、ツイフォンの軌道を変えることもできるだろうな。」
「地球が自分の作った武器で自滅してしまわない為にも、その時までに人類はもう少し賢くなっていなければ」
イワモト「なっているさ。僕は信じるよ。」
人類は自らが思っている程バカではないと思う。ツイフォンが同じ軌道を巡ってやってくるのは1000年も先のことだから実感が湧かないけれども、今回の“新型コロナウイルス禍”、人類の叡知が治療薬とワクチンを開発してくれることを信じる。
今シーズンの季節性インフルエンザの感染者は30万人を超えているようだが、話題にものぼらない。新型コロナウイルスの感染者はその1000分の1だ。運悪く罹患して、アトロポスが運命の糸を切ったとしても、それは神様が決めたこと。覚悟はできている。