
物量に物を言わせた連邦軍が攻勢に転じ、ティゲンホーフ市が包囲されつつあるのを知ったデグレチャフは司令部からの命令に従うと一旦は判断したものの、戦略拠点としての重要性を見い出し、救援にかけつける。連邦軍は首都をコケにしたデグレチャフがそこにいる事を知り、総力をもってティゲンホーフ市を攻撃する。二日間に渡る防衛戦が行われ、結果帝国は連邦軍を退ける。この戦いの中でデグレチャフとメアリーの二度目の戦闘が行われた。単独ではデグレチャフを上回る強大な防衛魔力を持っており攻勢に出るが、冷静さを取り戻したデグレチャフに敗北する。デグレチャフは拳銃で数発体躯を撃ち抜くが、どうして最初に頭を狙わなかったあのか不思議。「殺すのも殺されるのも大嫌いだ」というデグレチャフの意思の現れか。メアリーは投げナイフで刺され、数発の銃弾が貫通しながらも存命しているように描かれているが、普通なら死んでいるでしょ。

本作のテーマはデグレチャフとメアリーの戦い。戦闘の行方より二人の戦いで本編は終了です。戦闘の後、参謀本部に後方勤務を願い出るデグレチャフ。2か月戦線を離れるようにと言われたものの、提出した提言「大戦における部隊運用と作戦機動」が受理され、セートゥーアから新戦闘団は発案者自らが運用して立証せよと命じられる。これによってデグレチャフは中佐に任じられ新戦闘団(サラマンダー戦闘団)を結成・指揮することとなる。
