
砂漠を舞台にしたサンドラゴン登場の回は割と細かいところまでエピソードを覚えていますが、僕の「怪獣王子」の記憶はそこでピタッと止まってしまっています。初回放送は小学校の3年生で、その後再放送があって、その時にサブタイトルをノートに書き残していました。「恐怖のサボテン」という唐突なサブタイトルはよく覚えているのですが、全くストーリーが思い浮かびません。ネットで粗筋を調べてやっと伊吹一家にまつわるエピソードがおぼろげに脳裏に浮かんできました。キーワードは「落下する鳥」です。
サボテン怪獣と言われるのがパキケファロザウルス。今でこそ石頭恐竜として有名ですが、当時は殆ど一般には知られていなかったのではないでしょうか。この恐竜も今では体躯を地面と平行にして尾でバランスを取りながら機敏に動き回る姿に復元されますが、50年前は直立してノッシノッシと歩くタイプでした。