2018年05月19日

「記念樹」



 「記念樹」は1966年(昭和41年)4月から1967年(昭和42年)2月に渡ってTBS系「木下恵介劇場」で放映されたテレビドラマ作品。原作・企画は木下恵介、演出に川頭義郎、脚本に木下恵介、山田太一、音楽は木下忠司、制作は松竹テレビ室、木下恵介プロダクション、TBS。30分1話完結、全46話、モノクロのフイルム作品。



 初回放送は21時ということで当時小学校低学年だったので見ていないが、放送終了後に夕方に再放送されて、その時に見ていた記憶がある。主題歌「記念樹」は園子と園児たちが桜の苗を植えて水をあげるシーンで流れて印象的。ドラマの詳しいストーリーは殆ど覚えていないが、1番の歌詞ははっきりと覚えている。



 孤児の擁護施設(孤児院)「あかつき子供園」の園子先生(水原園子)は結婚して施設を辞めることになる。園児たちは記念に園子先生に桜の苗木を贈る。その植樹の場面が主題歌の映像になっている。15年の後、夫を事故でなくした園子先生(池貝園子)は「あかつき子供園」に戻ってくる。園子先生のことを知ったかつての園児たちが園を訪れる。過去から現在へ、15年間の時の流れをひとりひとりの園児たちについて一話完結型のストーリーで描く。厳しい人間ドラマで余りハッピーな気分で見終えた記憶はなくて、どちらかいうと子供心にもずっしりと重い気分になったような気がする。



★キャスト
〇池貝(水原)園子 / 馬渕晴子
 「あかつき子供園」先生
〇毛利節子 / 高杉早苗
 「あかつき子供園」園長
〇安藤一男 / 佐伯赫哉
 「あかつき子供園」先生
〇池貝健:長谷川哲夫
 園子の夫

 今、キャストを見てみるとかつての園児たち、ゲスト出演者は若き頃の名優さんたちが名を連ねています。
 田村正和、東京ぼん太、十朱幸代、石立鉄男、吉行和子、関口宏、山口崇、寺田農、吉田日出子、北川めぐみ、渥美清、佐々木功、春川ますみ、等。

★主題歌
「記念樹」(作詞・作曲:木下忠司、歌唱:小坂一也)
 1番の歌詞は有名ですが、調べてみるとフルコーラスは4番まであるようですね。僕は1番と3番の歌詞の一部の記憶があるのですが。

桜の苗が 大きく育つ頃
僕らはみんな 大人になるんだ
あいつと こいつ あなたと私
真赤な頬っぺは しているが

日照りのときも 冷たい雪の日も
負けたら駄目だぜ 僕らの夢は
いつでもお前と 仲良しこよし
空までぐんぐん のびてゆく

嬉しきゃ泣いて 悲しきゃ笑うんだ
仲間がみんな 見てるじゃないか
それでも淋しきゃ 大きな声で
呼んでみるんだ “母さん” と

冷たい風は 僕らをためすのさ
白い粉雪は 花びらなのさ
泣いたら駄目だぜ そこまで春が
来てるじゃないか 手をのべて
posted by KAZU at 22:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 番外編
この記事へのコメント
このころの話題については強いつもりでしたが、この番組は初耳です。KAZU少年は早熟だった?(笑)
Posted by あびょん・いとう at 2018年05月20日 01:58
あびょん・いとうさん、こんにちは。

おや、そうですか。
かなり周りは懐かしがる主題歌です。
僕も主題歌意外は、細かい記憶はないのですが。
Posted by KAZU at 2018年05月20日 09:52
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