
「ゴルゴ13 九竜の首」は1977年に東映から公開された「ゴルゴ13」の実写版劇場作品。日本と香港の合作で、香港、マカオ、マイアミ、京都を舞台に制作された。原作はさいとう・たかを&さいとうプロダクション「ゴルゴ13」、監督は野田幸男、製作は東映・嘉倫電影、93分。言語は日本語版は香港側のキャストの声は声優さんで吹き替えられている。主演が千葉真一ということでスタントシーンのいくつかを千葉真一自身が演じ、志穂美悦子をはじめジャパンアクションクラブの面々がアクションシーンを演じた。
高倉ゴルゴに比べると千葉ゴルゴは人間臭さが取れてカリスマ性が浮き上がっているものの、劇画のあのいかつさにはやはり届きません。

★ストーリー
漫画では基本短編1話完結のところをいくつかの原作のエピソードを骨子にしてつなぎ合わせ組み合わせているようです。アニメ版では別のストーリーですが、それが組み込まれているので原作を網羅していない僕にもわかります。
千葉真一は眉を太くメイクして、体にも傷跡を施し、演出的にも原作に似るようにしています。香港のバスの天井でのアクションや最後の断崖での宙づりでの狙撃シーンなどはゴルゴ13ではなくて千葉ゴルゴ。千葉さんの演技が光ります。
