
興福寺八部衆像
先日、奈良の興福寺に行ってきました。興福寺の食堂(じきどう)は国宝館になっていますが、耐震工事のため休館中。中金堂の再建工事も行われていてお寺らしくない興福寺なんですが、講堂に仏像が展示されて特別公開されてました。興福寺の八部衆といえば何といっても阿修羅像ですね。八部衆の中では大きい方ですが、周りの他の仏像に比べると小さいです。それでも存在感はすごい。
この八部衆をモチーフにしたアニメが「天空戦記シュラト」ですが、興福寺の八部衆は独特です。これにシュラトのキャラクターを当てると、
阿修羅(あしゅら)=修羅王シュラト
五部浄(ごぶじょう)=天王ヒュウガ
沙羯羅(さから)=龍王リョウマ
乾闥婆(けんだっぱ)=闥婆王クウヤ
緊那羅(きんなら)=那羅王レンゲ
鳩槃荼(くはんだ)=夜叉王ガイ
畢婆迦羅(ひばから)=比婆王ダン
迦楼羅(かるら)=迦楼羅王レイガ
ということになります。興福寺八部衆像は全部国宝。考えてみればとんでもないアニメです。罰があたりませんように。
天空戦記シュラト、懐かしいですね〜。平成元年放送ですから、もう29年も前のアニメですよ。私も年を取るはずです。
オタク友達と、興福寺に行っては「鎧を着てこれだけ細身なんだから、脱いだらもっと細身だよね」とか、罰当たりな感想を言い合ったものです。
ここで一句
国宝も オタクにかかれば ホモのネタ
お後がよろしいようで……。
さすがですね、興福寺におしかけて八部衆を眺めていたとは。
仏教の八部衆はヒンズー教の神様が起源だということですが、アシュラは余りに有名で目立ちますけども、僕は迦楼羅が好きです。顔が鳥。レイガも鳥の羽を散らしてましたねえ。