
この作品のプロローグの最初の画面で表示される言葉書き。
壁のかたわらで
わたしはおまえにひとこと話そう
わたしの言う事を聞きなさい
わたしの教えに耳を傾けなさい
(古代シュメール粘土板の記述)
このエピソードの主題につながる、ジレル人の聖地である恒星間播種船「シャンブロウ」、そしてサブタイトルである「星巡る方舟」、そしてガトランティスが「静謐の星」と呼ぶ古代アケーリアス文明の遺跡。ここで桐生美影は古代文字をひもといていく。その中にあった一節は冒頭の古代シュメールの粘土板の言葉。
この作品でヒューマノイドは全てアケーリアスの遺伝子を継ぐ根源を同じくする種族の末裔ということになっている。「STAR TREK DEEP SPACE NINE」でも同様のエピソードがありましたね。地球人を含むヒューマノイド、クリンゴン、バルカン、カーデシアが皆同じ遺伝子を基とする生命体の子孫だと。そしてカーデシアの士官が「我々は理解し合えるのだろうか」と言ってます。「星巡る方舟」では古代が「我々は理解し合える」と断言していますが。
僕は価値観の違う種族はけして理解し合えないと思ってますが、果たして古代の言は正しいのでしょうか。