2016年09月18日

「彼女と彼女の猫-Everything Flows-」(1)



 「彼女と彼女の猫-Everything Flows-」は2016年に放映されたアニメ小作品。新海監督の自主制作作品「彼女と彼女の猫」を原作として新たにオリジナルストーリーで構成された。監督は坂本一也、キャラクターデザインは海島千本、音楽はTO-MAS SOUNDSIGHT FLUORESCENT FOREST、音楽制作はランティス、制作はライデンフィルム京都スタジオ、製作は彼女と彼女の猫EF製作委員会。8分程のショートストーリー4話で構成されている。
 彼女が小学生の時、転校してたばかりで学校に友達もなく寂しいだろうと黒猫ダルを家に連れ帰ってくる。最初はダルを嫌っていた彼女、一旦は捨てに行くが捨てきれずに連れ帰る途中で隣のクラスのともかに声をかけられる。



 時は流れて彼女の母親は彼氏を作り、彼女は家を出てともかとルームシェアして暮らし始める。家を出るときにダルも一緒に連れて行く。短大に学び、就職活動が上手く進まない中、ともかが彼氏と暮らすためにアパートを出たため、新居に引っ越す。母親との衝突する中で生活の歯車が上手く回らない。ダルが偶然に電話器を踏んだために母親に電話がつながり何事かあったのかと母親が飛んでくる。母との関係修復を見届けてか、ダルは彼女の腕の中で静かに息を引き取る。
 その後の生活も必ずしも上手くはいかなかったようだが、ある雨の日に捨てられた白猫を連れて帰る。そして白猫は彼女の猫になる。ここでストーリーはオリジナル作品につながる形を見せて終わる。
 前半というより前から2/3はオリジナルと同様、日常の描写。大きく展開するのは残りの1/3だ。年老いたダルが語る言葉は「ネコ」という生き物の性質をきちんと理解して作られている。イヌもそうだが、くっきりと書き込まれた記憶は消えないけれど、普通は記憶はすぐに塗り替えられる。さっきのことは覚えていても昨日のことはもう覚えていない。“犬猫を叱るときはその場でないといけないよ”というのがそれですね。彼女を助けよう勇気づけようとするダルの心にホロリときます。
posted by KAZU at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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