
★主題歌
エンディングに流れた曲は「Rain」。大江千里の曲を秦基博がカバーしている。
作詞・作曲は大江千里、編曲は皆川真人。
★短歌
この作品のキーポイントになるのは万葉集から引用された柿本人麻呂の短歌でしょう。作中では短歌一般的な七五調で詠んでいますが、ここは万葉の短歌らしく五七調で詠むべきかと思います。五七・五七・七
・雷神(なるかみ)の 少し響(とよ)みて
さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ
女性の方から歌を詠み、男性が返歌を詠む問答歌。
雷が鳴って雲が出て雨が降ったらあなたを引き止められるのに、と歌います。
それに対して男は、
・雷神(なるかみ)の 少し響(とよ)みて
降らずとも われは留らむ 妹し留めば
雷が鳴って雨が降ってこなくても、僕はここにとどまります。君が引き止めさえしてくれれば、と返します。
ユキノはこの歌を詠むことで自分が古典の教師であることをタカオに気づかせようとした、と言ってますが、物語が進むほどに大きな意味合いを持ってきます。
