2016年04月17日

訃報・大平 透さん

 2016年4月14日、大平透さんの訃報が流れました。僕の中では低音の名優、若山弦蔵さんとともに大好きな声優さんの一人です。情報を見てびっくりなんですが、大平透さんは若山弦蔵さんよりも年上だったんですね。お二人とも父と同年代、心が傷みます。ご冥福をお祈りいたします。

 大平透さんというと、まず思い出すのが「スパイ大作戦」の指令の声。もう随分前になりますが、「Mission: Impossible」の特番だったでしょうか、テレビに出演されて生で指令の声を演じられていたのが印象に残っています。まんまの声(当たり前ですが)。正にこの人の声なんだと感動しました。それがテレビで見た最後のような気がします。


倉田室長と蒲生譲二

 それから「宇宙猿人ゴリ」「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」「スペクトルマン」の一連のシリーズで公害Gメン、後の怪獣Gメンの倉田室長。1971年〜ですから、もう45年以上前ですが大平透さんの姿というとこの時の映像が記憶されていて、ニュースの画像を見るとさすがに「年とったなあ」とイメージが崩れて落胆…。「スペクトルマン」の最終回、蒲生譲二は倉田室長に手紙を残し去っていきます。封筒の中にはスペクトルバックルが1枚のみ。それを見た倉田室長は全てを理解して、ゴリを倒した(ゴリ自身は自爆したのですが) スペクトルマンが飛び去って行くのを見上げるシーンが忘れられません。



 もう一作挙げるなら「マグマ大使」のゴアでしょうか。「ゴアの演技があまりに下手で憤慨した」とか「表情が見えないので声が合わせづらい」とかネット上では情報が上がっていますが、ゴアのスーツアクターも申し出て自分で演じたということです。後にアニメ版の「マグマ大使」のゴアの声も大平さんが演じられています。
 特撮のナレーターは「忍者部隊月光」(1964年)をはじめ、最近の戦隊シリーズまで数多く、低音のシリアスな調子以外にギャグ調の声まで幅広く活躍されました。


「おらぁグズラだど」のグズラ(1967年)


「ハクション大魔王」の魔王(1969年)


「カバトット」のカバ(1971年)


「かいけつタマゴン」のタマゴン(1972年)


「科学忍者隊ガッチャマン」シリーズの南部博士


posted by KAZU at 10:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 声優さん
この記事へのコメント
ボクは大平透さんというとギャグ調の...
ハクション大魔王とか喪黒福造しか知らなかったのですが、
声を聞くだけでキャラが思い浮かべられるような特徴の有る声の方が亡くなるのは実に残念です。
Posted by あっきー ( t-aki ) at 2016年04月17日 11:12
あっきー ( t-aki )さん、こんにちは。

本当ですね。大平透さんは特撮のナレーションが多くて、地声がナレーターの声に近い、ほぼそのままの声のように思いますが、指令の声とかボスの声とかは特徴のある声で聞いてすぐ分かります。ギャグ調のこえもしかり。
Posted by KAZU at 2016年04月17日 12:28
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