
ウルトラファンの方はかなり情報が飛んでいたようなのでご存じかもしれません。もう一週間程前になりますが、1月10日の朝日新聞の朝刊、天声人語に「ウルトラセブン」の「ノンマルトの使者」が話題にあがっていました。
このノンマルト=真の地球人という問題は「ウルトラセブン」の一エピソードにすぎませんでしたが、平成ウルトラセブン「わたしは地球人」に到って、地球防衛軍を揺るがす大問題として描かれていきます。脚本家の金城哲夫さんがここまで考えていたわけではないでしょうが。
天声人語は“「我々の勝利だ。海底も我々人間のものだ」と叫ぶ声は、狂気すらはらむ。”と記しています。子供の頃の記憶を呼び起こしても、あのキリヤマ隊長の叫びは狂気に満ちていたと思いました。一週間前の新聞、ひっくり返して読んで見てください。
「どちらが正義か」を脚本のテーマにしてることが多い金城哲夫さん、あの世で「してやったり」とほくそ笑んでると思います。
沖縄県民、それも沖縄戦の体験の有る人だからこそのこだわりでしょうか。
ただし...最近沖縄で主流の反自衛隊、反米軍では無く、
ラジオで自衛隊での自主防衛などを唱えていたそうです。
ボクはかなり影響を受けているかも知れません。
脚本の完成度と先見性は素晴らしいですね。
「第四惑星の悪夢」はもうそこまできている
かもしれません。。。
確かに金城哲夫さん、天国でニヤリとしているかも、ですね。
沖縄に戻られてからの金城さんは随分表舞台で活躍されたようですね。
おっしゃる通りですね。
ウルトラQからセブンにかけての脚本は
やはり素晴らしいです。
完成度、先見性、セリフの裏に隠れている
深い意味。
楽しかったことや反対に悲しかったこともありました。人間はひとつではない。いろいろな人達が存在し生きている。何人もそれを否定することは出来ません。このエピソードはそれを言いたかったのではないのでしょうか。
大きな問題提起をした作品でしたね。
このあとも、平成ウルトラセブンでも取り上げられて、ぞの後のエピソードがつくられています。
ただ、ヒトに非があるとは私には思えません。ヒトがノンマルトを滅ぼして地球人になったとしても、です。