2025年04月29日

LUPIN THE IIIRD「峰不二子の嘘」



 LUPIN THE IIIRD「峰不二子の嘘」は、2019年に公開されたLUPIN THE IIIRDシリーズの3作目。スタッフは前作から引き続き制作されている。本作を含めてシリーズを通してPG12の指定がなされている。原作のモンキー・パンチ没後初めての映像化作品であり、劇場版として初めて銭形の登場しない作品。
 原作:モンキー・パンチ、監督・演出・キャラクターデザイン・メカニックデザイン・作画監督:小池健、脚本:高橋悠也、音楽:ジェイムス下地、音楽」:ジェイムス下地、製作・著作:トムス・エンタテインメント、制作:テレコム・アニメーションフィルム。前篇・後篇併せて58分。

★キャラクター&キャスト
○ルパン三世 / 栗田貫一
○次元大介 / 小林清志



○峰不二子 / 沢城みゆき
 本作のキーパーソン。ランディにメイドとして雇われジーンの面倒をみつつ、ランディが横領した5億ドルを狙う。

○ランディ / 小原雅人
 コドフリー・マイニングの元会計士で、息子ジーンの心臓手術のため、会社の金5億ドルを横領して、息子とともに逃亡生活している。

○ジーン / 半場友恵
 ランディの息子。心臓に持病を持つ。父親が横領した5億ドルのありかを知っている。



○ビンカム / 宮野真守
 殺人マシーンとして改良された改造人間。人とはかけ離れた風貌を持つ。感情は希薄であるが、仕事のない時は拘束具で拘束されている。「デビルズトランペント」の実を食べ砂嵐を起こし、「我が呪いにかかれ」と呟きながら汗腺から毒素をまき散らし、相手を催眠状態にして操る。



○カーラ / 浅野まゆみ
 コドフリーの指示でビンカムを連れてラルクとともにランディを追う女。最後は暴走したビンカムに殺される。

○ラルク / 佐藤美一
 コドフリーの指示でビンカムを連れてカーラとともにランディを追う男。

○コドフリー / 原康義
 金採掘企業コドフリー・マイニングの経営者。5億ドルを横領し逃走したビンカムを差し向ける。

○ヤエル奥崎
 LUPIN THE IIIRD「次元大介の墓標」で次元を狙った殺し屋。終盤に登場して影の黒幕について語ろうとしたコドフリーを対物ライフルで襲撃して始末する。
○ホーク
 前作LUPIN THE IIIRD「血煙の石川五ェ門」でルパン達を狙った殺し屋。コドフリーが巨額の投資を行っている投資会社=殺人マシーン工場でルパンと次元が目撃する。五ェ門によって切り落とされた左腕も治っていた。ヤエル奥崎と共に登場したことにより、前2作とは一連の作品であることが示唆される。

★ストーリー
 コドフリー・マイニングの元会計士・ランディは息子の心臓移植のため会社の金5億ドルを横領して、息子のジーン、メイドの不二子と共に逃亡生活をしていたが、コドフリーの放った殺し屋ビンカム・カーラ・ラルクに発見される。不二子はジーンを連れて先に脱出、ランディは住処を爆破して死んだように見せかけ後に合流する手筈だった。しかし5億ドルを奪取するため不二子は合流地点には向かわずジーンから金の在り処を聞き出すために潜伏する。父親が死んだと思っているジーンは復讐心に燃え、不二子はジーンから金の在り処を聞き出してジーンを捨てて逃げようとするが…。結局不二子はビンカムを罠にはめて始末する道を選ぶ。不二子は少々無茶をしたが、ビンカムを見事に非情に仕留めた様は流石だ。

※Devil's Trumpet
 本作に登場するDevil's Trumpetはチョウセンアサガオ (曼陀羅華) のこと。よく知られた毒草・薬草。本編ではビンカムは「木の実」と言っているが、実際は草本。全草に毒があり、特に実には多い。食べれば中毒を起こす。
posted by KAZU at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2025年04月28日

LUPIN THE IIIRD「血煙の石川五ェ門」



 LUPIN THE IIIRDシリーズ「血煙の石川五ェ門」は2017年に製作されたシリーズ2本目の作品。第1作目では登場しなかった五ェ門を主役に据えた作品。原作:モンキーパンチ、監督・演出・キャラクターデザイン・メカニックデザイン・作画監督:小池健、クリエイティブ・アドバイザー:石井克人、脚本:高橋悠也、音楽:ジェイムズ下地、プロデューサー:浄園祐、制作:テレコム・アニメーションフィルム、製作・著作:トムス・エンタテインメント。前篇・後篇併せて55分。

★キャラクター&キャスト
〇ルパン三世 / 栗田貫一
〇次元大介 / 小林清志
〇峰不二子 / 沢城みゆき



○石川五ェ門 / 浪川大輔
 鉄竜会組長の用心棒として登場。しかしホークに技を見切られ、雇い主が死亡して裏切り者の汚名を着せられる。失意の中から修行を重ねて蘇る。

〇ホーク="バミューダの亡霊" / 土師孝也
 暗殺者。元軍人でバミューダ海域で戦死したとされているが情報機関の間では生存が確認されており「バミューダの亡霊」と呼ばれる。巨漢で両腕に斧を持ち、あらゆる物を叩き切る。動体視力に長け、体の大きさから考えられない程迅速に動き、力業で的をねじ伏せる。冒頭、ルパン・次元・不二子の3人の暗殺を指示されている。



〇銭形警部 / :山寺宏一
 前作でエピローグに登場して「これから忙しくなる」とセリフを吐いた銭形は、上からの圧力がかかる中、無言の抵抗をしながらホークを追う。

〇稲庭牧男 / 菅生隆之
 鉄竜会の組長、五ェ門の雇い主。上流階級を相手にした賭博で利益を上げていた。五ェ門を高く評価していたが、ホークの襲撃に五ェ門が対処している間に瓦礫の下敷きになる。まだ息があったが、稲庭四天王は五ェ門に肩入れする組長に不満を抱いており見殺しにされる。

★ストーリー
 日本の伊豆沖の賭博船で上流階級を相手にして賭博場を開いていた鉄竜会の組長は、用心棒に若き石川五ェ門を雇っていた。しかし、大斧をふるうホークが急襲し対処した五ェ門の力及ばず、船は大爆発大破する。賭博船から金を奪取したルパン、次元、不二子は、洋上のボートからその様子を目撃しつつ退散する。一方、公安の銭形警部は日本にいるはずのないホークの足取りを追っていた。上からホークにかかわるなと圧力を受けつつ一旦は留置したものの脱走されてしまう。アジトで祝杯をあげるルパン・次元・不二子の前にホークが姿を現わす。ここで冒頭ホークが殺しを請け負ったターゲットがこの3人であることが分かる。
 裏切り者の汚名を受け、自らの技を見切られた五ェ門は修行の末開眼し、鉄竜会の幹部らを叩き斬ったあとホークの前に姿を現わす。ルパンたちに「助太刀無用」と叫びホークとの一騎討ちが始まる。死闘の末に左腕を削がれながらも、ホークの左腕を切り落とし、返して右腕も制した五ェ門に「完敗だな」と武器を収めるホーク。物語は終わるものの、前作を含めた黒幕の姿がちらつく。次作ではさらに具体的なシーンがあって三つの作品が一本につながってくる。
 前作の殺し屋がルパンと同じく知的なイメージだったのである意味盛り上がりに欠けたところがあったが、本作はパワーファイター。ハードな作風の中にも常識ではあり得ない無茶苦茶な描写があって退屈しない。ルパンの醍醐味だろう。
posted by KAZU at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2025年04月27日

薬屋のひとりごと「第40話巣食う悪意」を見る


久々に登場、阿多 (CV: 甲斐田裕子)

 「薬屋のひとりごと」もいよいよ、巻き込まれた、いや首を突っ込み過ぎた猫猫の身に直接火の粉がふりかかる局面まで行きましたね。壬氏とのかかわりがストーリーの根底にあるので仕方のないことなのですが、僕はどちらかというと好きではない展開で、日常の中で謎解きをしている猫猫が良いのです。なので原作漫画の方はここまで来て読む気がなくなって、先は読んでいません。今まではアニメを見る前から展開がわかっていましたが、ここからはアニメの展開をワクワクしながら見ることになります。


狐と狸の化かし合い

 エンディングの映像を見ていると、今期ここまで描くとは思っていませんでした。猫猫と小蘭、子翠が仲良く並んでいる場面が多々あって、子翠が敵方のスパイである片鱗すらないですから。とは言っても、今までの描写の中で子翠が曲者であることを匂わせる描写はたくさんありましたから、原作を知らなくても子翠がうさん臭いのは気づいている人も多いでしょうけど。





posted by KAZU at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2025年04月26日

メチレンブルー

 メチレンブルーは顕微鏡観察時の染色剤として知られており、学習用顕微鏡プレパラート作成キットなどではよく付いている染色液です。水溶液は美しい青色の液体で、細胞質、特に細胞核を強く染めます。次の写真はヒトの口腔上皮細胞を染めて見た時のもの。



 顕微鏡観察専用の染色剤を買おうとすると結構いい値がしますが、専門家でもないのにそこにお金をかけられない。そんな時に淡水魚屋さんの棚で発見したのが、白点病用に売られていた水和剤です。淡水魚用の薬剤なのでメチレンブルー以外の抗菌剤などが含まれていますが、顕微鏡観察には何ら問題なく重宝しています。



 さて、「天久鷹央の推理カルテ」のKARTE2「青い血と竜の牙」にこのメチレンブルーが登場します。実は僕はメチレンブルーというと小学生の時から染色剤だと知っていたのですが、淡水魚屋さんで見つけてこれが白点病の薬になることを知りました。そして更にこのアニメで、これには強い還元作用があって人体にも薬として使用されることを知ったわけです。
 鷹央は紫色の血の遺体、水族館、医者の言動から、この医者の嘘と犯行現場を特定します。医者は薬としてのメチレンブルーは知っていても淡水魚の治療薬としてのメチレンブルーは必ずしも知らないということですね。


posted by KAZU at 07:39| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2025年04月25日

LUPIN THE IIIRD「次元大介の墓標」



 LUPIN THE IIIRDシリーズ「次元大介の墓標」は2013年に製作されたシリーズ1本目の作品。このシリーズは小池健が監督した、初期のテレビシリーズと比較にならないくらいにハードな作品群。原作:モンキーパンチ、監督・演出・キャラクターデザイン・メカニックデザイン・作画監督:小池健、クリエイティブ・アドバイザー:石井克人、脚本:高橋悠也、音楽:ジェイムズ下地、プロデューサー:浄園祐、制作:テレコム・アニメーションフィルム、製作・著作:トムス・エンタテインメント。前篇・後篇各27分。

★キャラクター&キャスト
〇ルパン三世 / 栗田貫一
〇次元大介 / 小林清志



〇峰不二子 / 沢城みゆき
 本作での立ち回りもいつもと同じ。しくじって捕らえられ全裸で見せ物にされたがルパンが救出。自分が狙っていた獲物はルパンに奪われたが、ルパンの「リトルコメット」はちゃっかり奪っている。



〇銭形警部 / :山寺宏一
 エンドロールのクレジットに名前が挙がっていたのに本編では出てこなかった。いったいどこに出ていた?と思ったら、エンドロールの後、エピローグで姿を見せる。本作ではここだけ。



〇クイーン=マルタ / 皆瀬まりか(歌:Beverly Staunton)
 東ドロアの歌姫。東ドロアと西ドロアの険悪な状況の中、西ドロアで平和のためのコンサートを開く。次元はクイーン=マルタから個人的に用心棒を依頼されるが、コンサートの直前になってスタッフから報酬を渡された上で契約を解除される。それでもコンサート会場へ赴いた次元の目の前で暗殺される。



〇ヤエル奥崎 / 広瀬彰勇
 仕事のやり方にはこだわりを持つスナイパー。前もってターゲットの墓標を立て、サイコロで出た目の数で始末までの弾の数を決める。また仕事着は同じ白いスーツを着用。遠距離射撃、早撃ち、科学・工作技術にも長ける。最後は次元に左腕を吹き飛ばされ、改造人間であることが分かる。

★ストーリー
 非常に犯罪率が低い世界屈指の平和な匡・東ドロアは自国の歌姫クイーン・マルタが西ドロアでコンサート中に暗殺され、両国の関係は一触即発の状況になっていた。ルパンと次元は東ドロアに潜入し、秘宝「リトルコメット」を奪うことに成功するが、逃走の途中で狙撃に遭う。その銃弾から狙撃の主はマルタを暗殺したものと同じで、ヤエル奥崎ではないかと疑う。ヤエル奥崎はターゲットの墓標を事前に用意することで知られており、次元はルパンとともに墓地を訪れ、そこに自分の墓標を見つける。ヤエル奥崎に狙われて生き延びたものはいないという。墓に残されたパセリの花とアネモネの香りをたよりに、ルパンたちはヤエル奥崎のアジトへ潜入する。そこで囚われていた不二子を発見するも、ヤエル奥崎に早撃ちで敗れた次元は一旦退却する。しかし、逃走先でも異常に早い警察の先回りが続く。
 ここら辺りで僕も含めて視聴者には何かあるな…というのがぼんやりと分かるのだけれど、それが何かということがハッキリ見えることなく次元が射殺されて、ヤエル奥崎も峰不二子も視聴者も騙されてしまう。ルパンはこの異常さに気付き早い段階で次元射殺の演出をしていた訳だ。
 東ドロアの犯罪率の低さは非常に多くの監視カメラによって支えられており、ヤエル奥崎は自らの科学・工作技術によって監視カメラの映像を自分の網膜に映し出す装置を持っていた。結果、ヤエル奥崎には死角がなかったのだが、ルパンはその装置を逆手に執って監視カメラの映像を遅らせてまんまと騙したのだった。
 カラクリがわかってしまったらルパンは強い。この手の展開はテレビシリーズでも多々ありました。画して次元とアエル奥崎の一騎討ちも次元が制しますが、結局殺さずに終ります。シリーズは2作目、3作目と長い時間をかけて制作されますが、実は一本の線につながるところが壮大なストーリーです。



★主題歌
 「Revolver Fires」。エンドロールで流れます。作詞はTakumi Iwasaki、作曲はJames Shimoji、歌:Gary Stockdale。
posted by KAZU at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2025年04月24日

「アニメーション映画の世界」



昨日の日経夕刊「文化往来」から。
アニメーション映画の歴史をパオスターなどでたどる展覧会の紹介。どこで開催なのかなと思ったら、国立映画アーカイブ(東京都中央区) だそうだ。残念。写真の手前が「PERFECT BLUE」で、最近見ただけに引き込まれたが
残念!きっと懐かしいのがいっぱいあるんだろうな。
posted by KAZU at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Journal

2025年04月21日

「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- 特別編」(3)

★キャラクター&キャスト
 昨日の続きを。



〇ケイネス・エルメロイ・アーチボルト / 山崎たくみ
 エルメロイの先代当主にしてエルメロイ教室の講師。第四次聖杯戦争で戦士。エルメロイII世の恩師。



○メルヴィン・ウェインズ / 平川大輔
 エルメロイU世の学友。今でも「ウェイバー」と呼ぶ数少ない人物のひとり。虚弱体質で頻繁に吐血する。
○カミュ・ペリゴール / 甲斐田裕子
 エルメロイU世の学友。ひそかにウェイバーに思いを寄せていた。本作のキーマン。アムレスとの実験で失敗しただけでなく、魔術回路を失う。ウェイバーはカミュの今回の所作はアムレスへの復讐だと思っていた。
○アムレス・ヴォータン / 日野聡
 エルメロイU世の学友。ウェイバーをいじめていた生徒の筆頭だったが、同窓会のホストを務め、幻術魔法でかつての教室を再現しウェイバーをはじめ皆を若返らせる。



○ウィナー・パーキンス / 水中雅章
 エルメロイU世の学友。黒人。
○リシャール・オータム / 芳野由奈
 エルメロイU世の学友。現在時計塔の魔術師。ウェイバーをいじめていた女子生徒のひとり。
○ホルス・オース / 逢坂良太
 エルメロイU世の学友。魔術師。現在は石油王のお抱え暗殺者として活躍。



○カイミア・エンピリアン / 村田太志
 エルメロイU世の学友。成績優秀な生徒だったが闘争に敗れて今は閑職に就いている。



○蒼崎橙子(あおざきとうこ)/ 本田貴子
 絶大な力を誇る天才魔術師。カミュに手を貸しカミュの夢を永遠の幻灯にしようとした。



○化野菱理 / 皆口裕子
 時計塔法政科の魔術師。エルメロイU世が若返った姿を見て嘲笑しつつも、裏で事件解決に協力した。


★主題歌
「君が見た夢の物語」
 テレビシリーズのテーマ音楽だが、それを梶浦由記がプロデュースして歌唱楽曲とした。タイトルは本エピソードにぴったりのものになっている。ちょっとくどいかな、という気もしますが。作詞・作曲:梶浦由記、編曲:Yuki Kajiura、歌はASCA。エンドロールと共に流れる。

posted by KAZU at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション