
冒頭、シビュラシステムによる安定した生活を得ることができるようになった日本で、法の全面廃止が検討される。会議の席上で常守朱はシビュラシステムを評価しつつも法による法治国家を強く求める。しかし、その会議の途中で砺波告善率いるピースブレイカーによる事件が勃発する。公安と外務省の駆け引き、砺波告善とシビュラの裏での取引など、騙しあい、情報操作・隠蔽などが渦巻く中で、常守朱と刑事課一係はシビュラを裏切る形で砺波を追い詰めていき、ついに倒すことに成功する。
しかし、事態の推移に納得しない常守朱は、公安を辞し新たな職務に就く就任式の最中に、公衆の面前で局長を殺害する。色相が濁らない常守朱はシビュラの執行対象にはならず、公安のドミネーターはロックされてしまう。公衆の面前での殺人であってもシビュラシステムは罰することができないことを身をもって証明し、法の全面廃止をくい止める。法によって拘束され、監禁された常守朱が大声を上げて泣く。この涙が何なのかというのがこの作品の伝えようとする事なんでしょう。「雑賀教授の死」と「常守朱が泣く」というWショックな作品でした。
★主題歌
主題歌を担当するのはテレビシリーズの第1期と第2期のオープニングを歌った“凛として時雨”と“EGOIST”。ストーリーがその続きに当たるということで雰囲気もそのまま“凛として時雨”と“EGOIST”がまるで流れた年月を感じさせない同じ声、同じ楽想で歌います。
○「アレキシサイミアスペア」
オープニング。作詞・作曲・編曲 :TK、歌:凛として時雨。テレビシリーズの最初のオープニング「abnormalize」を思い起こさせる歌声は10年の流れを全く感じさせない。
○「当事者」
エンディング。作詞・作曲・編曲:ryo、歌:EGOIST。こちらもテレビシリーズのエンディングを彷彿とさせる楽想。本作がテレビシリーズのストーリーの続きであることをしっかりと焼き付けてくれます。
















