2023年09月30日

「わたしの幸せな結婚」最終回を見る



 最終回、第12話「暗闇の中の光」を視聴。結局アニメでは原作の第2巻までを映像化したことになります。1巻の見どころは@「清霞が斎森家に乗り込むシーン」、A「花が美世を訪ねるシーン」だと思うのですが、いずれも漫画の画の印象が強いです。2巻では漫画化が遅れたせいもあって、一番印象に残っているのが清霞が美世を問い詰めて泣かせるシーンと薄刃家で美世が「わかりません」と答える負のシーン。対異特務小隊が異形を倒すシーンや清霞と新の勝負、最後の美世が清霞の夢の中に入り込むシーンは想像できなかった。
 漫画は原作にほぼ忠実ですが、アニメはかなり異なります。事件の元凶が帝にあることを堯人が語るのは、パーティにお忍びで来た堯人が清霞と美世と大海渡少将をテラスへ呼び出したところでのことですが、アニメでは場面を変えてさらりと軽めに流しています。原作のキーとなる台詞はアニメでもきっちりと再現。そこに映像が加わると、数ページに渡る文章が数秒で明確に理解できます。さすがに文章と映像の差は大きいと実感しました。
 原作の第3巻は清霞が任務の調査を兼ねて、美世を連れて久堂家の本家を訪ねるというやや退屈なストーリーから始まりますが、そこから第7巻まで続く長い事件の発端。シンデレラストーリーとは程遠い戦いの幕開けになります。第1巻のイメージを思い描くと、ちょっと違うぞ、という展開なのでアニメ化しないと思っていたのですが、どうも2期の制作が決定したみたいです。


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2023年09月28日

「私は元気です」おまけ



追記
 「お墓はのこされたひとたちのものです。」という言葉があります。後藤さんの妹さんが若くして亡くなられたところ (P94) です。お葬式やお墓はついつい亡くなった人のために営んだり、作ったりするものだと勘違いしがちですが、明らかに残されたひとたちのために営むものであり、作るものです。
 アニメ「屍姫」で田神景世が旺里に「坊主(僧)はのこされた人の心を癒すためにいる」と諭している場面がありましたが、後藤さんの言葉を読んでふと景世のセリフを思い出しました。


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2023年09月27日

「私は元気です」(3)



 後藤邑子さんが、事務所のスタッフに病院に連行されてからの話は本を読んでいただくとして、ファンとしては「涼宮ハルヒの憂鬱」「消失」は一体どうなるんだ、朝比奈みくるは?後藤さん以外のみくるなんてあり得ない、と失礼なことですがご本人の病状などそっちのけ、作品の今後ばかり心配していました。
 後藤さんは通院を止めてから症状が悪化していき、元々の特発性血小板減少性紫斑病以外にも自己免疫疾患を発症して、人生二度目の余命宣告を受けますが、それでも克服して現場に復帰します。度胸があって、大胆で思い切りがよく、ワイルドでやりたい事に対して欲張りだったのが幸いして。そして新しい作品で朝比奈みくるに声を命を吹き込みます。この時は本当に嬉しかったです。朝比奈みくるに対してではなくて、声優・後藤邑子さんに対してですよ。

 アニメ監督・今敏監督の、余命半年の宣告を受け、ほぼ2か月後のブログに綴った「さようなら」のメッセージを読んだ時はブッ飛びました。

https://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/565

 死を目前にしたとは思えない、余りにカッコイイ文章でした。後藤邑子さんは余命宣告を受けながら生還し、声優業に復帰します。後藤さんの強運と現代医学の発達の賜物。僕の中では後藤邑子さんは今敏監督に次ぐ二番目にカッコイイ人になりました。みくるの声からは想像できない「生きること」のメッセージ。是非ともご一読をおすすめします。

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2023年09月26日

「私は元気です」(2)



 読了しました。今、二度目を読んでいる途中です。
 後藤邑子さん、なかなか度胸のある人です。大胆で思い切りがよく、ワイルドでやりたい事に対して欲張りです。
 「持病があることも、通院をやめたことも、民間療法に頼っていることも、所属事務所に隠してしていました」とあります。ブログでも持病のことは事務所に伝えていなかったと、もう随分前に書かれていたと思います。この本が出版される1年程前に、文春オンラインのインタビューがアップされていて、そちらを読まれた方は事情はお分かりかと思います。突然の入院と全てのお仕事を降板というビックリなニュースのあと、ご本人がブログで状況をアップされるまでは長いこと謎に包まれてました。「死亡説」まで出ました。それは信じてませんでしたが。

 持病のことを職場に内緒にするというのは、多かれ少なかれあることだと思います。仕事に支障がなくてバレなければ何てことはない。仕事に対して不利になるなら尚更です。ところが後藤さんは通院も止めてしまいます。これで症状が落ち着いたままならよかったのですが、悪くなる。自覚症状がはっきり出る程に。私の義母の場合も通院を止めてしまいます。本人が行きたくなとダダをこねます。薬もなくなり治療はストップしましたが、幸いなことに血小板は5〜7万をキープして、今では年に2度の検査をするだけになり10年ほどが経ちました。国の指定する難病、寛解しても完治しない病、一生つきあわなければならない病、向き合う覚悟とガマンが大切ですね。
(つづく)
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2023年09月23日

「アニマル1」(3)

★主題歌



○「アニマル1(ワン)の歌」
 オープニング主題歌。オリジナルのレコードはキングレコード。カバーにコロンビア盤があるが、タイトルの表記が「アニマル1の歌」「アニマル1のうた」と異なるので、資料を調べると表記がごちゃごちゃになっていて困った経験がある。歌詞に「メキシコめざして」と「日の丸あげるのだ」とメキシコ五輪の年に放映されたアニメらしい。後に歌った朱里エイコさんが「北国行きで」でヒットを飛ばした時に、この曲が広く知られることになった。作詞:武井君子、作・編曲:玉木宏樹、歌:朱里エイコ。

○「ナナ子の歌」
 エンディング主題歌。紅一点ナナ子をテーマにした曲。軽やかで楽しい曲だ。作詞:武井君子、作・編曲:玉木宏樹、歌:葉村エツコ。



★サブタイトル
 今ではサブタイトルも統一したスタイルやキーワードを取り込んでのことが多いですが、この頃は各エピソードのストーリーそのままという感じ。却って新鮮な感じを受けます。

1 アニマル1は殺しの番号
2 くたばれ!レスリング
3 お茶に手を出すな!
4 小さなおふくろさん
5 おぶって進め
6 泣くな兄ちゃん
7 負けてたまるか
8 チピはチピでも
9 番長に食わせるな
10 史上最大のワン公
11 俺はキャプテン候補生
12 決戦前夜
13 すばらしきライバル
14 キャプテンシックス海へ行く
15 これがアニマル回転だ!
16 がんばれアニマルシックス
17 ウルトラ爺いがやって来た
18 俺は西へ行く
19 けんか祭りだワッショイ!
20 プロレス対アマレス
21 決闘48メートル
22 友よ、さらば
23 兄ちゃんを鍛えろ
24 台風を吹っ飛ばせ
25 キャプテンの正体
26 汚れた英雄
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2023年09月20日

「アニマル1」(2)

★キャラクター&キャスト
 昭和40年代のモノクロアニメらしい、アニメ黎明期から活躍した名声優さんが名を連ねます。亡くなった方も多いです。

○東一郎 / 竹尾智晴



 本作の主人公、7人兄弟の長男。父、兄弟と共に船で水上生活をしている。小柄ながら怪力の情熱的なファイター。野獣のような戦い方で一番強いということから「アニマル1」と名付けらる。

○山彦正 / 野沢那智
 レスリング部のキャプテン。普段は眼鏡をかけている。一郎の一番のライバルで最後までオリンピック出場枠を争った。



○東小助 / 雨森雅司
 一郎の父。髭面で巨漢の男。

○東二郎 / 富山敬
 次男。坊主頭で父に似てがっしりした体格。

○東三郎 / 北川知恵(=北川智繪)
 三男、長身でおだやかな男。

○東四郎 / 北村弘一
 四男。小柄で眼鏡をかけている。兄弟の中で一番勉学に長けている。

○東五郎 / 田の中勇
 五男。次男より背は低いが同じくがっしりした体格。食いしん坊で片手におにぎりを持っているカットが多い。

○東六郎 / 山本嘉子
 六男。帽子をかぶっていることが多い。チビ介だが兄弟位一の腕白坊主。

○東ナナ子 / 栗葉子
 一番下でただ一人の妹。小学校1年生にして家事全般をこなす。



○花村ハルミ / 松尾佳子
 写真左。河岸中学の憧れの女生徒、本作のヒロイン的存在。一郎が転校して来た日、隣の席が空いていたことで一郎は隣の席になる。

○山彦こだま
 写真右。女学校に通う正の妹。強気で男勝りな性格。陰のもう一人のヒロイン。アニメのオリジナルキャラ。なぜか声を担当した声優さんの情報がない。Wヒロインの片割れなのに。どなたか教えてください。



○嵐大作 / 小林修
 学校の教師でレスリング部の顧問。口髭の大男。
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2023年09月19日

「アニマル1」(1)



 先日「アニマル1」のタイトルを揚げてから頭の中を「アニマル1の歌」がリフレイン。以前作品紹介はしていますが、ここはピックアップするしかないでしょ。

 「アニマル1」は1968年にフジテレビ系列で放映されたアマチュアレスリングを題材にしたスポーツアニメ。原作は川崎のぼるの同タイトルの漫画作品。監督・演出監修に杉山卓、プロデューサーに池内辰夫・別所孝治、音楽に玉木宏樹、制作は虫プロダクション、製作はフジテレビ・虫プロ。モノクロ作品で全27話。
 原作は「週刊少年サンデー」に連載で、第14回小学館漫画賞受賞作品。原作とアニメとは設定やストーリーに違いがあるそうだが、1968年メキシコ五輪の年なかなか人気があったと記憶している。当時流行りのスポ根漫画ながら、アニメは家族、学校の描写が多く、ややコメディぽい場面もある。

★ストーリー
 父と7人兄弟、だるま船“ひがし丸”で水上生活をしている少年・東一郎は東京は墨田区の「河岸中学校」への転校してくる。転校してきた矢先、校内に牛が侵入してきて大騒ぎとなるが、一郎は2頭の牛を叩き伏せた。このことで運動部から勧誘される中で、レスリング部のキャプテン山彦と勝負することになる。一見強そうには見えない山彦に一郎はどうして勝つことができない。一郎はレスリングの技、おもしろさに魅了されてレスリング部に入部。メキシコオリンピックを目指す大選手に成長していく。
posted by KAZU at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション