
「Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-」は2021年に劇場公開された「Fate/Grand Order」シリーズの最終章。FGOの楽しい、わくわくする部分は少なくて悲壮感、絶望感の漂う部分が強調されていて、僕は余り楽しめなかったけれど、何と言っても最初から謎の人物であったロマニ・アーキマンの正体がとうとう明かされる。この点に関してはスッキリする。ロマニは失ったが未来を取り戻してのハッピーエンド。(納得いかないけど)シリーズで登場した英霊たちが次々と姿を見せるのは懐かしい。ただし言葉を発するのはごく一部のみ。根幹のストーリーが終わった後も種明かしの映像が組み込まれており、一度見ただけでは見落としてしまうので、ぜひ繰り返して細部まで見落とさないで視聴してください。
原作は奈須きのこ、TYPE-MOON、監督は赤井俊文、脚本原作に奈須きのこ、キャラクターデザインに高瀬智章、総作画監督に浜友里恵、3DCGは株式会社白組、音楽は芳賀敬太・川ア龍、制作はCloverWorks、配給はアニプレックス。