2020年09月30日

「彼女、お借りします」(1)



 放映が終了したところですが、ちょっとかじってみるだけのつもりが、ストーリーが進む程にのめりこんだ作品。「レンタル彼女」という今風の題材以上に主人公、ヒロインの魅力が大きい作品。

 「彼女、お借りします」は2020年7月〜9月に放映されたラブコメアニメ。原作は宮島礼吏の同タイトルの漫画作品。略称は「かのかり」。単行本は累計500万部を超える人気コミックで少し読んで見たが、アニメよりも細かいストーリーが展開されている。逆に言えばアニメの方は細かいところはすっ飛ばしていることになるが、ストーリー展開がラブコメで1クール作品ということになると、丁度いいのかも。
 原作は宮島礼吏、監督は古賀一臣、キャラクターデザイン・プロップデザイン・総作画監督に平山寛菜、音楽はヒャダイン・板垣祐介・大竹智之、音楽制作はDMM music、制作はトムス・エンタテインメント、製作は「彼女、お借りします」製作委員会(DMM pictures、講談社、MBS)、全12話。

★あらすじ
 主人公、大学生の木ノ下和也は今まで彼女ができたことがなかったが、やっと念願かなって七海麻美とつきあい始めた。ところがわずか1か月で彼女にフラれてしまう。寂しさを紛らわすためにレンタル彼女を申し込んでしまったが、そこに現れた水原千鶴は容姿から振る舞いまで完璧、和也はほれ込んでします。2回目のデートはフラれた彼女を思い出しレンタル彼女の仕事の領域にまで八つ当たりしたため千鶴が怒ってしまう。本来ならそこでお終いだったはずなのだが、千鶴は実は和也の隣の部屋に住む一ノ瀬ちづるであり、大学も同じ。入院していた祖母同志が同じ病院で友達。事の成り行きからそれぞれの祖母に彼女、彼氏と紹介してしまう。千鶴は仕事と割り切ってレンタル彼女に徹しようとするし、和也は嘘はどこかで打ち明けなければならないと彼女を理解しつつ微妙な関係は普通の恋人同志以上に接近していく。下田でフェリーから海に落ちた千鶴を和也が飛び込んで助けたことで周りからは公認のカップルとなり、和也はますます千鶴のことが好きになる。最終話ではとうとう部屋の前で「君がいい」と告白してしまう。ここでコミカルに言い訳して二人とも普段通りに分かれて部屋に戻るが、1年も恋人ごっこをやっていれば相手の性格も分かろうというもの。和也は部屋で悶えて転げ回り、千鶴は部屋に入ったとたんにへたり込んでしまう。第2期の制作発表があったようで、つづきが見られることに。
posted by KAZU at 07:30| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2020年09月29日

「喰霊-零-」(がれい-ぜろ-)(7)--「百合ームコロッケ」



 「百合ームコロッケ」は2008年12月にLantisから発売された「喰霊-零-」のイメージソングアルバム。オープニング「Paradise Lost」、エンディング「夢の足音が聞こえる」両曲のテレビサイズ、劇中で持ちいられた挿入歌、他を収録している。10年以上前のものなので、なかなか音源を手に入れるのに苦労したが、やっと聞くことができた。劇中で聞くことができる歌以外についても完成度が高く聞き応えのあるい一枚。

1. Dark Side of the Light 飛蘭
2. Paradise Lost 茅原実里
3. ここから、これから。 サリヤ人
4. Unusual Days 美郷あき
5. Reality awake yozuca*
6. 永遠 -TOWA- 瀬名
7. 霊喰い 妖精帝國
8. Distance point 飛蘭
9. Blue Butterfly Riryka
10. 鎮魂の旅へ 飛蘭
11. AI yozuca*
12. if 飛蘭
13. Reincarnation yozuca*
14. 夢の足音が聞こえる 水原薫
posted by KAZU at 08:19| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2020年09月26日

おもし蟹(おもしかに)



 「化物語」の「ひたぎクラブ」で戦場ヶ原ひたぎが出会った「蟹」。メメ曰く、「九州山間部の民間伝承で、重いし蟹、おもいし神、重石蟹とも呼ばれる。蟹であったりウサギであったり、美女の姿をとることもある」。「おもいし神」から転じて「重いし蟹」、神様なんですね。ここでも「名前は大事」なんです。作中では「蟹」の文字で構成されるタカアシガニ。出会った人の「思い=重い」を引き受ける代わりに「重み=体重」をも奪ってしまう。
posted by KAZU at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2020年09月25日

「東京ESP」(6)

★サブタイトル
 京太郎、歩、教授とメインに男性キャラクターもいるが、ストーリーが女性を中心に回っていく。サブタイトルも「少女=ガール (girl)」の文字が目立つ。

SCENE 01 白い少女



SCENE 02 ガールミーツボーイ



SCENE 03 ペンギンと少女
SCENE 04 雨と指輪と少女と


SCENE 05 出会い、幻と少女
SCENE 06 それぞれの少女、それぞれの思い
SCENE 07 雨の中の少女達
SCENE 08 満ちる時、動き出す少女達
SCENE 09 襲撃・ESPガールズ



SCENE 10 慟哭のなかで…



SCENE 11 Tokyo girls war
SCENE 12 東京ESP少女


 ストーリーは謎を残り何も解決しないまま終わっていますが、最後のリンカのモノローグで一応の集結感を出しています。続きも見たいものです。放映から時間が経っていますし、続編は期待できないと思いますが。
posted by KAZU at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2020年09月24日

「東京ESP」(5)

★主題歌
○オープニング
・「東京ゼロハーツ」



 第2話〜第12話で使用された。作詞・作曲/上松範康、編曲/藤間仁、歌/飛蘭。オープニング映像はメインキャラであるリンカ、京太郎、小節、紫、歩の走る姿を五色のリボンの流れと共に描く。やや複雑で重いテーマのストーリーに対してオープニングは軽やかで明るい。

○エンディング
・「救世Άργυρóϛ」



 第1話〜第3話、第5話〜第11話で使用された。作詞/YUI、作曲/紫煉、 編曲/紫煉、妖精帝國、歌は妖精帝國。アニメ主題歌ではめったに見られないギリシア語の入ったタイトル。「Άργυρóϛ」はアルギュロス、英語で表記するとArguros。意味は「銀」(金属の)。
・「Lasting Memories」



 第4話のみに使用された。作詞/松井洋平、作・編曲/本田光史郎、歌は江戸山紫(田所あずさ)が歌う、キャラクターソングになっている。

○挿入歌
・「Dark Side of the Light」
 第1話に使用された。「喰霊-零-」の特戦四課のイメージソングである。作詞/渡邉美佳、作・編曲/上松範康、歌は飛蘭。


posted by KAZU at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2020年09月22日

「名は体を表す」と同時に「本質を縛る」



「名前は大事だよ」(忍野メメ)

 忍野メメが言っているように「名前は大切」な意味をもつもの。壱原侑子も同じようなことを言っていたような気がします。陰陽師の“しばり”もそうですね。
 忍野メメは忍を名付ける時に姓は自分のものを与え、名は真名キスショット・アセロラオリオン・ ハートアンダーブレードの「ハートアンダーブレード」を文字に具現化しています。刃物の下に心。同時に「忍」の文字を前後に配して縛ってあるというようなことも言ってます。
 代々、親から子へ名前の文字をひとつ受け継ぐ、男なら「正」の文字を女なら「美」の文字を入れる、などというのは“しばり”を付けているものなのでしょう。高校の恩師に「不美子」先生がいました。親はわが子に呪いをかけたのではなくて「この子よりも美しい子はない=絶世の美女」という意味だそうですが…。普通に読めば恐ろしい呪いの“しばり”ですよね。
posted by KAZU at 07:26| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション

2020年09月21日

「東京ESP」(4)

★キャラクター&キャスト
 残りのキャラクターを。出番が少なくても、ストーリーに大きく絡んでくるキャラがあるというのが、この作品の特徴でしょうか。



○江戸山 / 中田譲治
 ヤクザ江戸山会の会長、紫の父。妻は既に他界している。

○仏田 / 玄田哲章
 ヤクザ仏田組の組長。江戸山会の一員だったが、教授から石版の一部を借り受け超能力を使って江戸山の島を奪おうとした。勢力争い程度の欲望しかなく、教授には見放される。ペギィに能力を吸い取られて敢えなく敗北する。能力はサイコキネシスで銃弾も跳ね返す強力なサイキックバリアを張る。

○米良山 / 白石稔
 仏田組のヤクザ。能力を利用して犯罪を働いていたが、ペギィに能力を吸い取られる。能力はパイロキネシス。



○虎田 / 土門仁
 ESP規制法の下、超能力者を捕獲する捕獲執行部隊を統率する男。教授たちのアジトを急襲するが罠にはまって部隊は全滅する。

○鷲花 / 山崎たくみ
 聖柩と石版を発見した教授達を拘束しようとした将軍に対して、教授が呼び寄せた外務省の外交官。裏で将軍とつるんで教授たちを抹殺した。帰国した教授に発見されたが、何者かの力で自殺させられてしまう。

○将軍 / 鶴岡聡
 教授たちが発掘調査をしていた小国を治める将軍。鷲花と結託して教授たちを抹殺するが、生き延びた教授に拷問された上、殺される。



○リニエ / 堀川千華
 京太郎の両親が雇った家政婦。京太郎の両親が亡くなった後もいっしょに暮らしていたがゲリラに殺害されてしまう。

○反町善人 / 宮下栄治
 収容施設に収用されていた超能力者の一人。リンカたちに影響され国会議事堂救出作戦の際に協力。サイコキネシスのシールドを駆使して貢献した。

○ツインズ
天女の兄 / 子安武人
 上半身半裸の姿をした正体不明の超能力者。東京スカイツリーで教授たちが光る魚を放出しているところに現われ、女の方がリンカたちの目の前で教授を突き刺し、男の方が炎で周辺ごと焼き尽くした。
 原作は全く知らないので、教授の言葉から想像するしかないですが、この二人が黒幕の一味、事件の元凶、鷲花を自殺させた者たちのようです。

posted by KAZU at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション