
放映が終了したところですが、ちょっとかじってみるだけのつもりが、ストーリーが進む程にのめりこんだ作品。「レンタル彼女」という今風の題材以上に主人公、ヒロインの魅力が大きい作品。
「彼女、お借りします」は2020年7月〜9月に放映されたラブコメアニメ。原作は宮島礼吏の同タイトルの漫画作品。略称は「かのかり」。単行本は累計500万部を超える人気コミックで少し読んで見たが、アニメよりも細かいストーリーが展開されている。逆に言えばアニメの方は細かいところはすっ飛ばしていることになるが、ストーリー展開がラブコメで1クール作品ということになると、丁度いいのかも。
原作は宮島礼吏、監督は古賀一臣、キャラクターデザイン・プロップデザイン・総作画監督に平山寛菜、音楽はヒャダイン・板垣祐介・大竹智之、音楽制作はDMM music、制作はトムス・エンタテインメント、製作は「彼女、お借りします」製作委員会(DMM pictures、講談社、MBS)、全12話。
★あらすじ
主人公、大学生の木ノ下和也は今まで彼女ができたことがなかったが、やっと念願かなって七海麻美とつきあい始めた。ところがわずか1か月で彼女にフラれてしまう。寂しさを紛らわすためにレンタル彼女を申し込んでしまったが、そこに現れた水原千鶴は容姿から振る舞いまで完璧、和也はほれ込んでします。2回目のデートはフラれた彼女を思い出しレンタル彼女の仕事の領域にまで八つ当たりしたため千鶴が怒ってしまう。本来ならそこでお終いだったはずなのだが、千鶴は実は和也の隣の部屋に住む一ノ瀬ちづるであり、大学も同じ。入院していた祖母同志が同じ病院で友達。事の成り行きからそれぞれの祖母に彼女、彼氏と紹介してしまう。千鶴は仕事と割り切ってレンタル彼女に徹しようとするし、和也は嘘はどこかで打ち明けなければならないと彼女を理解しつつ微妙な関係は普通の恋人同志以上に接近していく。下田でフェリーから海に落ちた千鶴を和也が飛び込んで助けたことで周りからは公認のカップルとなり、和也はますます千鶴のことが好きになる。最終話ではとうとう部屋の前で「君がいい」と告白してしまう。ここでコミカルに言い訳して二人とも普段通りに分かれて部屋に戻るが、1年も恋人ごっこをやっていれば相手の性格も分かろうというもの。和也は部屋で悶えて転げ回り、千鶴は部屋に入ったとたんにへたり込んでしまう。第2期の制作発表があったようで、つづきが見られることに。