
「一騎当千 集鍔闘士血風録」(しゅうがくとうしけっぷうろく)は2012年に発売された「一騎当千」シリーズの第5作目のOVA作品。監督・絵コンテ・演出は久城りおん、脚本は倉田英之、キャラクターデザインはりんしん、音楽は高梨康治。制作はGGと同じくアームス、製作は一騎当千集鍔闘士血風録パートナーズ(メディアファクトリー、ショウゲート、ワニブックス、AT-X、ブシロード、ジェンコ)。一話完結、48分。
本作はアニメ新作オリジナルストーリー。関東で覇権を争う孫策伯符率いる南陽学院、劉備玄徳率いる成都学園、曹操孟徳率いる許昌学院の三校が、関西の戦国武将の魂を受け継ぐ闘士の持つ「鍔」を集めに「集鍔旅行」(しゅうがくりょこう)に出かける。音だけ聞いていると「修学旅行」と同じだけれど、全学年こぞって出かけているから「?」のつくところ。成都に至っては中等部の諸葛孔明までいっしょですから。本作は第6作である「一騎当千 Extravaganza Epoch」の布石となっています。
舞台は京都。南陽と成都は同じ旅行会社で手配したとのことでコースがダブっており、そこに許昌まで同じ新幹線ということで駅を降り立ったところから大乱闘になってしまう。終盤は伯符と雲長の壮絶バトルになりますが、主たる物語の主人公は頭主ではなくて呂蒙子明であり趙雲子龍であり夏侯淵妙才だったりします。典韋の活躍は惚れ惚れします。三校の主要キャラクターが勢ぞろいしており、ファンサービス的な要素もたっぷり。
★主題歌○「FATE 〜on the way〜」
エンドロールとともに流れるエンディングテーマ。「Dragon Destiny」のオープニング「HEART&SOUL」を歌った雁行真依と「Great Guardians」のオープニングを歌った亜美の二人が熱唱する。エンディングにはもったいない。作詞:亜美、作・編曲:ヒロイズム、歌:MAI(雁行真依)-AMI(亜美)。
○挿入歌
過去2作のオープニングが使われており、バトルの場面で効果的に使用されている。聞くとワクワクします。
・「HEART&SOUL」
ご存知「Dragon Destiny」のオープニング。作詞:稲葉エミ、作・編曲:ヒロイズム&坪広志、歌:雁行真依。
・「No×Limit!」
「Great Guardians」のオープニング。作詞:小山哉枝、作・編曲:田代智一、歌:亜美。