2020年04月10日

「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」(1)



 「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」は2020年1月TOKYO MAX他で放映された「魔法少女まどか☆マギカ」シリーズのアニメ作品。テレビ作品としては実に9年ぶりの映像作品となる。「まどか☆マギカ」の基礎知識は必要だと思うが、上手くまとめられていて、この作品だけで見て十分楽しめる。原作のゲームや舞台作品があるので区別するときは前に“TVアニメ”を冠する。
 原作はMagica Quartetのゲームシステム、総監督・シリーズ構成は劇団イヌカレー(泥犬)、メインキャラクター原案は蒼樹うめ、キャラクターデザイン・総作画監督は谷口淳一郎、音楽に尾澤拓実、音楽協力に梶浦由記(『魔法少女まどか☆マギカ』より)、音楽制作にアニプレックス、制作はシャフト、製作はMagia Record Anime Partners。全13話。

★ストーリー
 宝崎市に住む魔法少女・環いろはは自分がどんな願いを叶えてもらって魔法少女になったかを覚えていない。キュウべえに聞いても分からず、繰り返す夢から自分の妹ゆいの病気を治すことと引き換えに魔法少女になったことを思い出す。
 妹が入院していた「里見メディカルセンター」へ向かう途中魔女と出遭い、やちよやももこたちと知り合う。最初はなわばり荒らしかと警戒していた神浜市の魔女たちととも打ち解け、更にいろは自身が神浜市へ引っ越ししてきて、様々なうわさと向き合いつつ戦う内に、これらのうわさと妹・ういがつながっているのではないかと感じ、核心へ向かっていく。第1期はうい以外の人物がほぼ出揃って、戦いの幕が切って落とされたところで終了する。
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2020年04月09日

「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア」(5)

★主題歌
〇オープニング
「Phantom Joke」



 息もつかせないような、畳みかける言葉の連続がメロディと鋭くマッチした秀曲です。普通こういう楽曲は歌詞の内容はもはや意味を持たずメロディやリズムが主体となりがちなのですが、この曲ははっきりと歌詞を聞き取れて、その意味も鮮明に浮かび上がってきます。
(田淵智也作詞・作曲、UNISON SQUARE GARDEN編曲、歌はUNISON SQUARE GARDEN。)

〇エンディング
「星が降るユメ」



 藍井エイルが歌う第1クールエンディング主題歌。復帰した藍井エイルのますます磨きのかかった歌声が心地よい一曲です。聞き飽きません。
(Eir作詞、TAMATE BOX作曲、TAMATE BOX・三谷秀甫編曲、歌は藍井エイル。)




「Prover」
 miletの歌う第2クールエンディング主題歌。上の2曲とは流れの異なる、意表を突いた歌い出しが印象的です。
(milet作詞、milet・TomLow作曲、TomLow編曲、歌はmilet。)

「Tell me」
 同じくmiletの歌う第16話エンディング主題歌。
(milet・Ryosuke"Dr.R"Sakai作曲、Ryosuke"Dr.R"Sakai編曲。)

★サブタイトル
 「王と民」「決戦」「目覚め」など平凡なタイトルもありますが、ポイントでキーワードをはさんでいます。特別なパターンは見られません。

Episode 0 Initium Iter
Episode 1 絶対魔獣戦線バビロニア
Episode 2 城塞都市ウルク
Episode 3 王と民
Episode 4 密林の呼び声
Episode 6 天命の粘土板
Episode 7 陽動作戦
Episode 8 魔獣母神
Episode 9 おはよう、金星の女神
Episode 10 こんにちは、太陽の女神
Episode 13 さよなら、冥界の女神
Episode 14 決戦
Episode 15 新しいヒトのカタチ
Episode 16 目覚め
Episode 17 会議は踊る
Episode 18 原初の星、見上げる空
Episode 19 絶対魔獣戦線メソポタミアI
Episode 20 絶対魔獣戦線メソポタミアII
Episode 21 Grand Order
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2020年04月08日

「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア」(4)



◎三女神同盟
〇エレシュキガル(ランサー) / 植田佳奈



 三女神同盟の一柱、イシュタルの姉で冥界の女神。イシュタルの姿を借りて度々藤丸に近付く。ギルガメッシュ王との交渉で味方に。最後は全ての魔力を解放して消滅する。

〇ケツァルコアトル(ライダー) / 遠藤綾



 三女神同盟の一柱、ウルクの南方を拠点とするサーヴァント。正体はアステカの生命と豊穣の神。明るい性格で常に笑顔をみせながら的を残虐に叩きのめす。ギルガメッシュ王の勅命を受けた藤丸の命をかけた賭けに負け味方に着く。2匹の翼竜ケツアルコアトルス、神具マルドゥークの手斧を操る。切り札「太陽遍歴ピエドラ・デル・ソル」はティアマトの足元の黒泥を蒸発させてティアマト神の足止めをしている。

〇ジャガーマン(ランサー) / 伊藤美紀



 現界の理由がわからないふざけたサーヴァント。ジャガーの毛皮を纏った自由奔放な女性。

〇ゴルゴーン(アヴェンジャー) / 浅川悠
 三女神同盟の盟主。クラスはアヴェンジャー。ウルク北方の山岳地帯を拠点とし、蛇髪を持つ魔獣神。当初特異点の中心と見なされていた。アナの魔力解放により一旦封印される。ティアマト神との戦いでウルクの地に侵攻してきた際に復活して、ティアマト神の足止めを果たすも消滅する。

〇山の翁キングハサン(アサシン) / 中田譲治



 第6話「天命の粘土盤」で冥界に迷いこんだ藤丸を助け導いて、さらに粘土盤を授けた謎の老人「ジウスドゥラ」。最終決戦ではラフムに苦戦する藤丸らを助け、冥界から地上へ這い上がろうとするティアマトの頭を抑えて再び冥府の底へ落とします。

〇キングゥ(エルキドゥ) / 小林ゆう
 ギルガメッシュ王の親友エルキドゥの亡骸に命を入れられた存在。エルキドゥになりすまし藤丸たちを殺そうとしたが、マーリンの登場でその正体がバレる。

◎ビースト / ティアマト / 悠木碧



 本作のラスボスで、特異点の中心。メソポタミアの創世神、七つの人類悪の一つ。回帰の特性を持つ神獣でカルデアの介入で覚醒し始める。その回帰特性は絶大で冥界においても留まることを知らない。黒泥を排出し、泥に触れた者を取り込んでしまう。黒泥からは“新しいヒトのカタチ”ラフムを発生させる。冥界において唯一生きている人であった藤丸により宝具の神剣で止めを刺される。


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2020年04月07日

「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア」(3)

「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア」(3)



◎城塞都市ウルク
〇ギルガメッシュ / 関智一
 ウルクの王。Fateシリーズではランサーのサーバントとして度々登場するその人。親友エルキドゥの死後に冥界に出向き不老不死の旅より帰還した後、ウルクの地を治める。Fate/zeroやstay nightでの傍若無人さは誇張されず、冷静な賢王ぶりを見せる。

〇イシュタル(アーチャー) / 植田佳奈
 豊穣と戦いを司るメソポタミアの女神。金星の女神とも呼ばれる。ギルガメッシュとは因縁があり、度々襲来。ギルガメッシュとは舌戦の末に退散することを繰り返してきた。宝石などの美しいものに目がなく、藤丸たちとは交渉の末、宝物を代償に味方となる。宝具・天舟マアンナを使って空を駆ける。また宝具・天の牡牛グガランナを持っており、ギルガメッシュがティアマトの足止めに使うように命じたのだが、紛失していまっている。第1話「Episode 1 絶対魔獣戦線バビロニア」で藤丸とイシュタルが遭遇した際、イシュタルが探し物をしていて藤丸とぶつかっている。既にこの時に宝具を紛失してしまっていた。更にマアンナを使っての切り札「山脈震撼す明星の薪 アンガルタ・キガルシュ」はティアマトを冥界の孔へ落としている。

〇シドゥリ / 内山夕実



 ギルガメッシュ王の補佐を務める女性。ウルク市の祭祀長。また藤丸とマシュのウルクでの生活をフォローする。ティアマトの覚醒の後ラフムの襲撃で拉致され、ラフムになったことが描かれている。ラフムになった後もシドゥリの意識を保ち藤丸やキングゥを助けている。

〇牛若丸(ライダー) / 早見沙織



 ギルガメッシュによって召喚されウルクの北壁を護るサーヴァント。普段は明るく朗らかな女性だが、一旦戦闘に入ると非情かつ冷徹。健闘の末敗れて消滅するが、ティアマトの黒泥で再生、藤丸たちに剣を向けてくる。

〇武蔵坊弁慶(ランサー) / 稲田徹



 ギルガメッシュによって召喚されウルクの北壁を護るサーヴァント。戦闘を嫌い一旦は戦闘から身を引くが反旗を翻した主君・牛若を倒すために再び参戦する。

〇レオニダス一世(ランサー) / 三木眞一郎



 ギルガメッシュによって召喚されウルクの北壁を護るサーヴァント。正体はスパルタの王であり、北壁を守りつつ散る。

〇マーリン(キャスター) / 櫻井孝宏
 ギルガメッシュが英霊召喚によって呼び出したサーヴァント、花の魔術師。その正体はアーサー王伝説に登場する宮廷魔術師。その卓越した魔術で何度も藤丸たちの窮地を救う。

〇アナ(ランサー) / 浅川悠
 聖杯の影響で顕現したマスターを持たない“はぐれサーヴァント”の少女。マーリンと行動を共にしているが、マーリンを嫌っている。ゴルゴーンを封じるために魔力を解放して消滅する。
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2020年04月05日

「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア」(2)



★キャラクター&キャスト
 頑としてそこに原作があるので、キャラクターの数を云々はできないけれど、2クールの作品としては順次新しい登場人物が現われて名前は覚え易い。今回は登場順ではなくてある程度グループ分けしてみました。原作を知る者にはそれぞれの思い入れもあるのでしょうが、余り感情移入できるキャラクターがないです。好みはやはり植田佳奈さんが声をあてている関係もあってイシュタルかな。サーヴァンとについては名前の後にクラスを括弧書きした。

◎人理継続保障機関カルデア
〇ロマニ・アーキマン / 鈴村健一
 「カルデア」の医師、通称「Dr.ロマン」。爆発事故の生存者で実質上の指揮官。藤丸とマシュを特異点にレイシフトさせる。

〇レオナルド・ダ・ヴィンチ(キャスター) / 坂本真綾
 「カルデア」が召喚に成功した英霊召喚成功例第三号。カルデア技術局の特別名誉顧問で聖杯などの管理・分析を担当、実質上の副官としてロマニを補佐する。その真名通り「万能の天才」だがなぜかモナ・リザの容姿をで現界している。

〇藤丸立香(ふじまるりつか)/ 島ア信長
 本作の主人公。「カルデア」のマスター候補の10人の一般人枠のひとり。候補の中では数合わせとされていたが適性は高く、事故を免れてただ一人残った候補となる。マシュと契約を結び、彼女をサーバントとしてカルデアの任務を遂行する。

〇マシュ・キリエライト(シールダー) / 高橋李依
 カルデアの局員の女性でマスター候補の一人だった。人間とサーバントの融合体・デミサーバントとなりシールダーと融合、藤丸立香と契約して彼のサーバントとなる。彼のことは「先輩」と呼ぶ。巨大な盾を武器とする。英霊との融合のために遺伝子操作された身で細胞の劣化が激しく余命はわずかとされたが、ロマニの献身的な健康管理の努力で生き長らえている。

〇フォウ / 川澄綾子
 マシュに懐いた耳の大きなリス状の四足歩行の動物。「フォウ」と鳴くのでマシュが名付けた。普段はカルデア内を自由に移動している。藤丸とマシュがレイシフトする時は同行する。明らかに秘密を内包した怪しいヤツです。
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2020年04月04日

「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア」(1)



 「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」は2019年9月〜2020年3月までTOKYO MX他で放映されたアニメ作品。原作の第1部のシナリオ「第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア」を元にして描かれている。また「Fateシリーズ生誕15周年記念作品」となっている。原作は奈須きのこ/TYPE-MOON、監督は赤井俊文、キャラクターデザインは高瀬智章、音楽は芳賀敬太、川ア龍、制作はCloverWorks、製作はアニプレックス、ノーツ、ディライトワークス。全22話(Episod 0〜Episode 21)。
 さて、「Fate/Grand Order」シリーズは劇場版アニメが制作されたのみで、今回は“第七特異点 絶対魔獣戦線バビロニア”でいきなりここから始めたのでは原作を知る者しか理解ができない。劇場版を踏まえた上でEpisode 0が制作されていて初めて見る視聴者にも取りつきやすくしている。とは言うもののやはり設定や流れを理解するのは難解で時間がかかる。

★ストーリー
 舞台はメソポタミア・バビロニアの城塞都市ウルク、そしてそこに君臨するギルガメッシュ王伝説を中心に物語が組み立てられていて、カルデアの人類継続計画や第七特異点という大きなストーリーを離れてしまっても楽しめる内容になっている。原作がゲームなので演出がくどい感じを受けるが、キャラクターたちが個性的でおもしろい。
 ストーリーは主人公藤丸立香が彼のサーバント・マシュ・キリエライトと共に第七特異点へレイシフトされ、ギルガメッシュ王の協力を得つつ、神々のサーバントを見方に付けていき、最後ラスボスである最古の創生の女神ティアマト神を倒して任務を完了するまでを描く。設定はEpisode 0と本編のところどころで語られるが、先に書いたようにそれを理解しなくても楽しめるように構成されている。
posted by KAZU at 12:12| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション