2020年04月28日

久米明さんのナレーション(「銀河英雄伝説」第40話ユリアンの旅・人類の旅)



 先日、他界された久米明さんが「銀河英雄伝説」にナレーターとして出演しているというのが、どうしても思い出せなくて“第2期の歴史番組のナレーター”という情報から第2期を頭から視聴。やっと見つけました。「銀河英雄伝説」の本伝はエピソードによりますが、最低2度は見ているはずなのに気付いていませんでした。
 第38話で銀河帝国皇帝エルウィン・ヨーゼフU世が自由惑星同盟に亡命し、自由惑星同盟が後援して、ハイネセンで「銀河帝国正統政府」の樹立が宣言。メルカッツが軍務尚書の指名を受ける。第39話でユリアンにフェザーン同盟高等弁務官事務所へ転任の命令を受ける。そして第40話、ユリアンはハイネセンに辞令を受領するために向かうが、その間の時間を利用して人類の過去500年の歴史をビデオ番組で振り返る。このビデオの歴史番組のナレーターこそ久米明さんでした。聞いてなるほど。あまりに自然なナレーションに気づきませんでしたが、確かに久米さんです。
 「銀河英雄伝説」は遠い未来の歴史家が過去を振り返って歴史を語るという形でラインハルトとヤンの物語を語りますが、銀河帝国と自由惑星同盟の歴史は冒頭では戦闘状態にあること以外は詳しく述べられていません。時系列から言えば、この第40話を先に見てから本伝第1話から見るのも一つの見方かもしれません。
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2020年04月25日

訃報・久米明さん



 声優界の長老、久米明さんが亡くなられました。96歳だったということで天寿を全うされたということになりましょうが、大変残念なことです。生涯現役を貫かれ、昨年までナレーションのお仕事はされていたとのこと。ご冥福をお祈りいたします。
 独特の語り口で声優としても有名ですが、俳優としてはその上を行くご活躍で、その出演作品は声の出演以上にたくさんあります。余り俳優を知らない僕でも顔を見れば分かるというくらい。知的で落ち着いた雰囲気で医者、弁護士、政治家、大学教授、聖職者などの役が多かったそうです。
 久米明さんというと、まず思い浮かべるのは「日立ドキュメンタリー すばらしき世界旅行」のナレーションですね。「〜なのだ。」「〜だ。」の言い切りが独特で、真似しようとして真似られない。小・中学生の時、日曜の夜9時から家族揃ってこの番組を見たのが懐かしいです。
 さて、アニメ作品なのですが、残念なことに僕の頭に浮かんでくるキャラクターがありません。というのもテレビに登場するのは俳優・久米明であって、テレビアニメに登場していないことによります。ネット上を検索してみたけれど、テレビアニメに出演しているのは全部ナレーターで、キャラクターに声を当てた作品を見つけられませんでした。おそるべし久米ナレーター…。
 ひとつだけひっかかっているのがOVA[銀河英雄伝説」。第2期に“歴史番組のナレーター”で出演されているそうです。ここでもナレーター。おそらくすごく短い出演かと思いますが、もう一度見直して確かめてみたいです。
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2020年04月24日

漫画


少年画報をよみふけったのはこの時代

 「隣は何をする人ぞ」。近頃、電車でとチラッと隣の人のスマホを見るとゲームやっている人が一番多いのですが、漫画を読んでいる人も結構います。
 小学生の時には唯一「月刊少年画報」だけ買ってもらっていて2年から6年までずっと読みました。ところが中学になってからはピタッと漫画本は止めて読まず。ただ散髪に行った時に時間待ちに「エコエコアザラク」と「ゴルゴ13」を読んだくらいです。アニメは見るけれどアニメの原作が漫画でもほぼ読んだことがありません。
 ところが最近FBであがってくる広告でおもしろそうなコミックがあって、それを読むためだけに会員登録して読むようになりました。内容は少女漫画が多くて、昔従妹の家に行った時に借りて読んだのを思い出します。


今お気に入りのはこれです。
posted by KAZU at 00:18| Comment(3) | TrackBack(0) | 番外編

2020年04月23日

「了解いたしました」



 「了解」と「承知」、ビジネスシーンでは「承知」を使うように指導している企業が多いですね。目上に対して「了解しました」は使わないというのが基本にあります。しかしながら語彙が違うのですから意味やニュアンスまでイコールのはずがありません。了解は“解”に重きがあり、承知は“知”に重きがあると思います。場合によっては同じ意味にはなりますが。
 「幼女戦記」第4話「キャンパス・ライフ」でデグレチャフ中尉は図書館でゼートゥーア准将に遭い、意見を求められる。「即応魔導大隊構想」の基礎となる論理をデグレチャフ中尉は述べ、最後にゼートゥーア准将は「正式な書面にまとめてくれたまえ」と命じます。その時のデグレチャフ中尉の返答が「はっ、了解いたしました」。これがビジネスシーンならば「承知いたしました」が妥当なところです。ここは“知”よりも“解”に重きを置いていますから、デグレチャフ中尉の返答は的を得ていたと思います。けれども、何度このシーンを見てもひっかかるんですよね、このセリフ。「承知いたしました」とデグレチャフ中尉が言っていたらスルーしていたはずですから。
posted by KAZU at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

クロサワヤマト?



 先日、団地のエレベーターで宅配業者の配達員さんといっしょになった。一生懸命 「不在通知伝票」を書いてはります。

 「コロナで家にいる人が多くなりました?」と聞いてみたところ
 「う〜ん、大して変わりません」という返事。

 外出自粛というものの、残念ながら実態はそうでもなさそうです。
 荷物を送る時に、相手の都合を確認せずに「とりあえず、この時間帯で」と午前中にマルをつける人が多いんだとか。よって午前中に配達が集中し且つ歳再配達が増える要因。とりあえずなら「時間指定なし」でしょ。

メイ「クロ、クロサワヤマト…クロネコ、クロサワヤマト」
マシュマロ「言っちゃダメだニャ〜!」
posted by KAZU at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Journal

2020年04月20日

完全無欠の一対



 平成ガメラシリーズに登場するギャオスは超古代の文明が作り上げた生物で、染色体は2n=2、つまり1対の染色体しか持っていません。全ての遺伝子情報が巨大な1対の染色体上にあり、一切無駄なところがない完全無欠の1対。そう作品中で説明されています。性別の話で「XX」(♀)の他に「XY」(♂)も見られるという説明が本編中にありましたが、そこだけが未だもって納得がいきません。減数分裂の際にオスはXとYに分かれて2種類の精細胞を作ります。メスは2つのXの卵細胞を作りますが、完全無欠の1対故にどちらも全く同じ。通常起こる乗り換えなどの染色体上の遺伝子の移動は起こっても意味がありません。欠損とかが起こった場合1対しか染色体がないのなら致命的で、おそらく発生が止まってしまうでしょう。両性生殖をしながらもクローンを生み出し続ける化け物ということですね。それならオスがいる必要はないのじゃないか。単為生殖だけで同じものを産み続ければいいのでは。何か説明と矛盾を感じます。
 平成ガメラシリーズは大量発生したギャオスと人類との戦いの結末を描かずに終わっていますが、超古代人は何のためにギャオスを作り出したのでしょう。
posted by KAZU at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2020年04月18日

訃報・藤原啓治さん



 声優さんの訃報が続きます。「クレヨンしんちゃん」の父・のはらひろしの声を演じる、声優の藤原啓治さんが2020年4月12日、がんのため亡くなられたとのことです。55歳とは早すぎます。ご冥福をお祈りいたします。



 「クレヨンしんちゃん」ののはらひろしはサバサバした大人の男性、若いお父さん、そしていかにもしんのすけの父という感じでお茶の間に溶け込んだキャラクター。「クレヨンしんちゃん スーパー・ベスト 30曲入りだゾ」に収録されている「北埼玉ブルース」は実にお見事なキャラソンです。是非、機会があればお聞きください。
 「クレヨンしんちゃん」はギャク系で、広く知られるアニメだけにイメージが固定されがちなんですが、藤原啓治さんの演じる男性はカッコイイ、渋い役も多いです。



 その一人が「屍姫」の田神景世。設定年齢33歳の光言宗の若き僧で、酒好き、エロ好み、クワガタを飼うのが好きな茶髪でサングラスというおっさんだが、法具を使用した体力任せの近接戦闘を得意とする。「僧は生き残った人のために存在する」と言いながらも戦闘で致命傷を負い殉職する。カッコイイおっさんだった。



 もう一人あげると、「ぬらりひょんの孫 千年魔京」に登場する主人公リクオ (ぬらりひょんの孫)の父・奴良鯉伴 (ぬらりひょんの息子)。母は人間であるため半妖。父・ぬらりひょんにも劣らぬ自由奔放な性格で遊び人ながら奴良組の全盛期を築くが、安倍晴明の策略でリクオが幼少の頃に暗殺される。実にスラリとしたカッコイイ男。
 田神景世も奴良鯉伴も敵に殺され命を失うけれど、こういうカッコイイ男を演じる方が藤原啓治さんには似合っていたなと思います。

posted by KAZU at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 声優さん