★キャラクター&キャスト 1クールの作品だが、戦記ものにありがちでキャラクターの数は多い。おまけに耳慣れない外国人の名前が続くので顔が覚えられても名前がついてこなくて困った。全編を2度見てやっと区別がつくようになったので、2クールが最適のキャラクター数か。(というよりも僕の記憶力が落ちているのだろう…)

○日本のサラリーマン / 鳥海浩輔
真の意味の主人公。2013年の日本に暮らす合理主義にかたまった出世意欲旺盛なサラリーマン。「信仰心がない」という理由により、存在Xに別世界の幼女ターニャに転生させられる。
○存在X
「神」を名乗る超越的な存在。人の輪廻を司り転生させるのが役割という。「神」を認めないターニャからは「存在X」と呼ばれる。無神論者が増えて来ていることを嘆き、その力を示してもなお信仰心を否定する主人公を異世界の幼女として転生させる。尚も信仰心のないターニャに信仰心を取り戻させるためにエレニウム九五式の開発を初めとして様々な介入を行なう。時間を止めてそこに存在する人間や生物、人形や物を借りて喋りターニャと会話する。
○ターニャ・デグレチャフ / 悠木碧
本作の主人公、金髪碧眼、9歳の幼女。帝国軍の航空魔導師士官、第二〇三航空魔導大隊の大隊長、階級は本作最終回時で少佐。士官候補生時代に「銀翼突撃章」、「白銀」の二つ名を賜り、ライン戦線での活躍により敵方からは「ラインの悪魔」と呼ばれる。前世の記憶と知識を持っており、きわめて合理的で高い判断力、分析能力を有する。保身的な合理主義が結果として戦果を上げ、愛国者と讃えられ、悪魔と恐れら、部下には慕われることになる。本人は平和主義者だと言っている。
○ヴィクトーリヤ・セレブリャコーフ / 早見沙織
通称「ヴィーシャ」、帝国航空魔導師士官、最初は伍長、最終話では少尉。第二〇三航空魔導大隊ではターニャの副官となり第一中隊所属。ターニャの最初の部下で最も長く戦場を共にする。事務処理に長けるだけでなく実戦でもターニャ不在の折は第一中隊を指揮する。ターニャと共に戦火をくぐり抜けてきただけに緊張感のないあどけない表情ながら戦闘能力は高い。
○イーレン・シュワルコフ / 松本忍
帝国軍第二〇五強襲魔導中隊隊長、中尉。ライン戦線でターニャとヴィーシャが所属した部隊の隊長。部下への配慮も行き届いており、ターニャからも尊敬されている。
○アーデルハイト・フォン・シューゲル / 飛田展男
帝国軍主任技師。魔導技術の専門家で天才を自称する。当時の技術で不可能とされていた複数の宝珠核の同調を可能にした天才。V1ロケットの開発も行なった。ターニャの魔力に目をつけ彼女を実験台にするが、ターニャを追い詰めるため安全装置を外したりと無茶も多い。エレニウム九五式をターニャと存在Xの力で完成させるが、使えるのはターニャ一人。