
壁の中を壁づたいに移動する妖怪。夏目に名前を返しにもらいに五丁町からやって来た。六本腕の妖怪に襲われた夏目を助けようと加勢する。自ら名を名乗り名前を返してもらう。
〇六本腕の妖怪 / 西村瑞樹(バイきんぐ)
夏目がたまたま遭遇した妖怪。夏目を見つけるや友人帳を奪おうとする。もんもんぼうの加勢もあり、夏目に殴られて怯んだところを斑に蹴散らされる。

〇津村容莉枝 / 島本須美
五丁町に住む切り絵作家。もんもんぼうの記憶の中にあった彼女は中学生でレイコを知る人物だった。落とした鈴を返そうとするレイコに素直になれず逃げ去ってします。レイコは鈴を大事に保存していた。
〇津村椋雄 / 高良健吾
容莉枝の息子。実は8年前に死亡していた。ホノカゲは出会った人の記憶を変えてしまう鳳凰の姿をした妖怪。放浪の咎を受けて一所には留まれない。祠の脇の樹のウロで眠っていたホノカゲは度々祠にやってくる容莉枝に興味を抱き、ある日訪れた変わり果てた容莉枝に何があったか知りたく洞を離れて彼女の後を追う。彼女の家の門の上で“あやかし”が狙っているのを見たホノカゲは彼女を守るため椋雄になりすまして8年間過ごしてきた。ホノカゲも友人帳に名があり、夏目が名を返して記憶を解放し、ニャンコ先生を元の姿に戻して飛び去る。ホノカゲが去ったことで、容莉枝のこの8年の椋雄との記憶はなくなり、田沼と多軌の記憶からホノカゲにまつわる記憶も消えた。ハバキを追い払った羽根の矢とレイコの「きれいな姿」という言葉からその気高い姿が想像できます。
〇結城大輔 / 村瀬歩

夏目の小学校時代のクラスメイト。嘘つきで通っていたが、「“あやかし”が見える」と嘘をついて夏目にかかわってくる。ある日、土地に伝えられる「山奥の滝に住む妖怪」を見に行こうと夏目と二人で出かける。そこで大妖怪に出会うが、夏目には滝の流れが見え、彼には見えなかったためにウソが露顕し、大輔が石で滝を傷つけようとしたため夏目が力づくで制止。気まずい思いのまま分かれる。
★主題歌

エンドロールで流れる歌は、シンガーソングライターUraの歌う「remember」。予告編でもサビの部分が使用されているからか、その部分は特に印象的で一度しか流れないのに親しみを感じてしまう。
Note: 「remember」 作詞・作曲:Uru 編曲:トオミヨウ