2019年03月24日

「寄生獣」/「寄生獣 完結編」(3)



★キャラクター&キャスト
 キャラクター&キャストのつづき。
 登場する魅力的なキャラクターは圧倒的にパラサイト。実写版ならではの演技の微妙な表情が興味深い。無表情から人の表情を真似るという人ならざる物を演じるのは難しいでしょうね。田宮良子の高笑いが何とも言えない。

〇田宮良子(たみやりょうこ)/ 深津絵里
 新一の高校に教師として赴任してきたパラサイト。高い知能を持ち、人類にまぎれて共存することをめざす。ネットワークに所属してパラサイト社会を構築する。戦闘能力においても他のパラサイトとは一線を画する。原作とは異なり学校を去った後も姿・名前は変えていない。本作のキーキャラクター、深津絵里さん見事な演技です。

〇島田秀雄(しまだひでお)/ 東出昌大
 田宮良子と同様ネットワークに所属するパラサイト。新一の学校に転入してくる。裕子に髪の毛を抜かれて正体が露顕し、除光剤を投げつけられ体内に巻き込んだためにコントロールを失い、その場にいた美術部員を切り刻んでいく。田村良子に火炎瓶を投げられ、警察官に銃撃された後、屋上に上がったところを隣のビルから新一とミギーによって射出された金属棒に心臓を射抜かれて死亡する。

〇三木(みき)/ ピエール瀧
 後藤の右腕であるパラサイト。頭としての統率力が低いため暴力団事務所襲撃時には刃物で三カ所の傷を負い、ミギーには頭を切り落とされる。新一は心臓に止めを刺そうとするが、通行人が近付いたためにその場を離れてしまう。既に5体で一人であることが分かっていたのにミギーの初歩的なミスだ。

〇後藤(ごとう)/ 浅野忠信
 田宮良子が実験で作り出した5体のパラサイトをひとつの体で共有する最強のパラサイト。新一に放射性物質に汚染された金属片を刺され、暴走した手足と共に吹き飛ぶ。最後は新一によって焼却炉の中に放り込まれて死亡する。

〇草野(くさの)/ 岩井秀人
 ネットワークに所属するパラサイト。広川の側近。田宮良子には批判的で、広川の指示で仲間2人と共に田宮良子を殺害しようとするが一撃で倒される。

A(エー)/ 池内万作、余貴美子
 ネットワークに所属するパラサイト。田宮良子の紹介で島田と共に新一に会う。警察官として生活している。田宮良子の子の父親。後に新一とミギーに倒されるが、瀕死の状態の折に近寄ってきた新一の母親殺害して乗り換え生き延びる。最後は新一に頭を切断されて死亡する。

〇倉森(くらもり)/ 大森南朋
 田村良子に雇われ新一の身辺を探るフリーライター。娘と二人暮らしで妻とは死別。田村良子に恋愛感情を抱いていたが、新一に正体を教えられて逆上。田村の子供を拉致して動物園に呼び出す。衆人環視の中で田村良子に殺される。

〇広川剛志(ひろかわたけし)/ 北村一輝
 パラサイトのネットワークに協力する政治家。市長に当選し、パラサイトを組み込んだ組織作りを行う。警察の特殊部隊に囲まれて演説をぶつ。さすがに実写版、ここの臨場感はアニメを大きく上回る。「人間こそ地球環境を汚染する「寄生獣」だ」とタイトルの意味を述べるところは圧巻。

〇浦上(うらがみ)/ 新井浩文
 猟奇的かつ快楽的な殺人犯。パラサイトと人間を見分ける超能力を持つ。その能力から山岸に「移動式スキャナー」としてパラサイト殲滅作戦に駆り出される。広川が射殺される場面まで居合わせたが、後藤の出現で逃亡したと見られる。新一とはマジックミラーをはさんで対峙しているが、新一にとっては最後の場面まで面識がなかった。
posted by KAZU at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮