
女優の市原悦子さんの訃報が流れました。日本を代表する演技派女優のひとりで、テレビドラマ、映画にたくさん出演され名作も多いです。「家政婦は見た」シリーズは随分続きました。1936年(昭和11年)生まれですから僕の母よりひとつ若いだけ。思ったよりも年いってはったんですね。ご冥福をお祈りいたします。
さてアニメ作品と言えば何と言っても1970年代から放映された「日本昔ばなし」。ナレーションと全ての登場人物を市原さんと同じく俳優の常田富士男さんが二人だけで演じ切りました。じいさんとばあさんが多い昔はなし、おじいさんが常田ヴォイス、おばあさんが市原ボイスが当たり前のように脳裏に浮かびます。

そして最近の話題作と言えば3年前の「君の名は。」。ヒロイン三葉の祖母一葉を市原さんが演じました。一葉は宮水家の巫女としての自らの経験を孫の三葉の中に見て唯一瀧の正体に感づいた人ですが、その演技は自然なおばあちゃん。やさしくしっかりと語ります。ちなみに三葉の母二葉は大原さやかさんが演じていますが、こちらはワンシーンなのにお母さんの存在感が強いんですよね。

左上がヘレナ(0010)
市原さんが出演したアニメ作品はそんなに多くなくて調べて見ると僕が見たものは1960年代の「サイボーグ009 怪獣戦争」のヘレナと「太陽の王子 ホルスの大冒険」のヒルダくらいしかありません。この二作とも重要な女性キャラクターを演じておられます。古いものですが今はデジタル配信がありますので機会があったらごらんください。
そして最後に忘れてはならないのが旭松食品「あさひ豆腐」のCMですね。僕が高校生の時に流行ったコマーシャルソング♪ふっくらさん ふっくらさん♪で市原さんのポーズがおもしろかったです。我が家ではドラマは余り見ないので「家政婦は見た」よりもこっちが話題に。
