
★ストーリー
前作で紅華会が壊滅し、拳志郎が玉玲を取り戻し、玉玲の記憶が戻る。しかし上海での中国政府による青幇への圧力が増大、軍が青幇を滅ぼそうとしていた。シャルル・ド・ギーズはユダヤの民の安息の地を作るため「希望の目録」を持つ少女エリカ・アレントを極十字聖拳の流飛燕に護衛させて上海へと招く。ところがギーズに会う直前に西斗月拳のヤサカに襲われ命を落とす。飛燕とエリカは青幇に守られることに。さらにヤサカは飛燕をも殺害。拳志郎と対峙する。西斗の都での対決でヤサカはそこで自分が北斗の血を継ぐ者あること、西斗月拳の宿命を知り、エリカを守ることに。そしてヤサカは飛燕に止めを刺したのが天斗聖陰拳の使い手であることを拳志郎に伝える。ここまでが第1期。
第2期はエリカの身を隠すために舞台をインドネシアに移す。エリカは直感像記憶の持ち主で一度見たものを記憶できる能力があった故に「希望の目録」を記憶にとどめていたが、更に科学者であった父の核兵器の設計図をも記憶していた。天斗聖陰拳のシメオン・ナギットとその部下のヒムカは「ナハシュの予言」にある「ミガドルの雷」(核爆弾)によって世界を再創世しようと、宗教結社「ジェネシス」を操ってエリカを狙っていた。シメオンは拳志郎に倒されたが、ヒムカの正体は霞鉄心の下で北斗神拳を学んだ拳志郎の義兄・霞拳心であり剛健。北斗神拳と天斗聖陰拳の両方の使い手拳心は、拳志郎の「新血愁」を突いて余命3日としてしまう。羅門は拳志郎の秘孔「心霊台」を突いて延命し、奥義を纏った拳志郎は拳心を葬っている。
「北斗の拳」シリーズらしいところは、あれほど憎しみに凝り固まっていた拳心が死の間際には拳志郎を認めるところ。そしてシリーズ初の主人公の死でもって物語を閉じている。
