2018年11月30日

キンドラ



 「マグマ大使」に登場する四足歩行の怪獣。再生怪獣とも冠されるようにトカゲ形の怪獣です。トカゲは尻尾しか再生しませんが、キンドラは手足でさえ見ている間に再生します。見かけは殆どトカゲ、シンプルさではテラバーデンを超えます。
 「マグマ大使」のストーリーは前半で人間もどきとの攻防が終結してから、演出共々重い雰囲気になってきます、そのせいか余りストーリーを思い出せません。ところがこのキンドラの回、かなりグロくて恐ろしさが出ていて忘れられないエピソードです。
 調査宇宙船を人類の宇宙への進出として怒るゴアはオレンジ色の霧を宇宙船に吹きかけます。乗組員の最後の連絡のが「オレンジ色が鳴いている」。マモルはマグマに救援を依頼します。マグマ大使は宇宙船をマグネットで回収して運びますが、途中でマグネットから外れ山中に墜落します。墜落した衛星の破片がオレンジ色に輝いて美しいため、二人の猟師が宝石店に持ち込もうとしますが、破片を手に取って運んできた男の手が腐蝕して白骨化。破片が足に付いた女店員の足も白骨化していきます。やがてオレンジ色は全身を喰い尽くしてしまいます。この場面は本当に恐ろしくてゾッとする場面でした。取材に来た村上と木田はベッドの隅に張りついているオレンジカビをみつけます。そして木田が発した言葉は「オレンジ色が鳴いている」。
 調査の結果、オレンジ色は宇宙人食いカビであることが判明します。この調査を行ない発表する博士はゴア役である大平透さんが顔出しして演じています。オレンジカビは猛威を奮い野山や人を喰い尽くして増殖していきます。ところが幸いにも助かった人たちがおり、その人たちは「緑のきれいな花を見た」と言います。ゴアがオレンジカビをもたらした折に紛れて入り込んだオレンジカビに対抗する緑のカビでした。村上父子の命をかけた探索で緑のカビを手に入れた人類はオレンジカビ撲滅にかかります。
 キンドラとマグマ大使の最後の戦いではマグマが再びジェット気流を使って、暴風吹き荒れる中でキンドラに止めを刺します。これがゴアが放った最後の怪獣となりました。
posted by KAZU at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

カニックス



 「マグマ大使」に登場する宇宙蟹の怪獣。前のストーリーでマグマ大使に「恨みの心を捨てて穏やかな心で暮らす」と約束した吾助だったが、再びゴアが接近。「老人」と呼びかけ、孫が賽の河原で永遠に石を積む姿を見せつけて蟹座の超電磁波を引き寄せ宇宙蟹に吸収させて怪獣カニックスを誕生させる。さらにその時に超電磁波を自由に操るメカニズムを完成させて、もはや吾助がいなくても超電磁波を受信することを可能にした。つまり吾助は用済み。
 蟹座の無尽蔵の超電磁波を受けとって暴れるカニックスにマグマ大使も苦戦を強いられます。が、同じく蟹座の超電磁波を吸収することのできる吾助はカニックスの脚に自ら触れてカニックスのエネルギーを吸い取り戦いは決着します。結局は一人の犠牲によって全体が助かるという結末になっています。作り手は何を言いたかったんでしょう。
posted by KAZU at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2018年11月29日

海坊主



 「マグマ大使」に登場する目鼻口もないずんべらぼうの怪獣。ゴアの所作とは関係なく出現したため、ゴア自身が捕獲しようと攻撃をしかけた。
 海坊主が攻撃を受けて逃げ込んだのは日光の二荒神社。正体は宮司の原田吾助が孫を死なせた車・運転手への憎しみの怨念が、誕生星座である蟹座の超電磁波を引き寄せて出現させたものとわかる。怨霊であるため目には見えるが写真には写らない。
 海坊主は吾助の化身であり、海坊主を攻撃すると吾助が苦しむ。マグマは海坊主を倒すために「全世界の人々と一人の人間の命とどちらが大切なんでしょう」という意味の質問をアースに投げかけています。アースは「命の重さはいずれも同じ、一人も犠牲にしてはいかん」というような言葉を返しています。
 物語では蟹座の超電磁波を吾助が引き寄せるというものですが、画面に写っていたのは蟹座ではなくてかに星雲でした。かに星雲は超新星の残骸とされており、カニパルサーと呼ばれる電波や強いX線を発しています。僕の頭の中で蟹座とかに星雲がいっしょになってしまったのは明らかにこのエピソードのせい。下の写真で上が本編での蟹座の超電磁波が発射されている場面、下は実際のかに星雲。かに星雲 (M1) は蟹座でなくて牡牛座にあります。


posted by KAZU at 06:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2018年11月28日

ジギラ



 「マグマ大使」に登場する二足歩行の怪獣。角から強力な磁力を発生させて戦闘機でも吸いつけてしまう。鉄でできているロケット人間であるガムもジギラの角に水つけられてしまった。
 さて、どういうわけかストーリーを殆ど思い出せません。ただ水路式の発電所の裏山から出現して水管を踏みつけて破壊するシーンは印象的で記憶に残っています。
posted by KAZU at 06:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2018年11月27日

バルザス



 「マグマ大使」に登場する一つ目の二足歩行の“植物”怪獣。ゴアが仕掛けたX線装置で姿を消すことができる。しかしながら植物であるために土の中から水分や栄養を取り込むために定期的に植物の姿に戻る。「時には大木にも、時には可憐な花にも」(アース)
posted by KAZU at 06:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2018年11月26日

グラニア



 「マグマ大使」に登場する二足歩行の怪獣。シンプルなデザインながら最初見た時にカッコイイとほれ込んだヤツです。ミサイル怪獣と冠されますが、口からミサイルを撃ち出します。これはゴアによる改造?
 マグマ大使の怪獣のいくつかは人の言葉を理解する高等な生物で、ゴアに騙されあるいはまるめ込まれて地球にやってきます。マグマ大使は誤解と解くために懸命に説得する場面がありました。テラバーデンやグラニアにもマグマ大使は話しかけて説得していますが、結果的には失敗。グラニアは水爆ミサイルを発射してしまいます。
posted by KAZU at 06:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮

2018年11月25日

サソギラス



 「マグマ大使」に登場する毒ガス怪獣サソギラス。目玉がグルグル回るし、とぼけた顔のヤツです。見た目の通りサソリ形の怪獣で、尾から吹き出す毒ガスで人を廃人にしてしまいます。マグマ大使に倒された後、瀕死の状態で近くを通ったマモルに毒ガスを浴びせるのですが…。毒ガスの効果は48時間ですが、麻薬性があります。
posted by KAZU at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮