
2007年2月に発売されたOVA作品。監督はうえだひでひと、制作はトムス・エンタテインメント、65分。
ユリアがダーマと共にリュウケンの元に赴き、初めてケンシロウに出会うところから、サウザーが倒されるまでを描く。
ストーリーの流れは原作通りのようだが、ユリア中心に描かれている。ユリアは幼少期には心を閉ざしており喋らないが、成人しての声を俳優の石田ゆり子が担当している。ダーマとの再会のシーン、ベテラン屋良有作との何と味気ないやりとりか。さすがに「ちょっと…」と思ってしまう。

○ケンシロウ / 阿部寛、少年期 / 儀武ゆう子
○ラオウ / 宇梶剛士、少年期 / 河本邦弘
○トキ / 堀内賢雄
○ジャギ / デビット伊東、少年期 / 岸尾だいすけ。
北斗の三男。シンをたきつけてユリアをケンシロウから奪わせる。いまだにわからない、リュウケンがどうしてこんな小心の男を弟子にしたのだろう。
○ユリア / 石田ゆり子、少女期 / 大浦冬華。
予知能力のある少女、南斗最後の将。ダーマと再会して南斗最後の将として覚醒する。
○リュウケン / 大塚周夫。
北斗神拳先代の伝承者。
○シン / 桐本琢也。
南斗孤鷲拳の男。ケンシロウからユリアを奪う。五車星に諭され、ユリアを救うためユリア殺しの汚名を着て、ケンシロウに立ち向かう。テレビシリーズより強く「愛に殉じる」姿を見せる。
○海のリハク / 宝亀克寿
南斗五車星の一人。
○山のフドウ / 郷里大輔
南斗五車星の一人。
○炎のシュレン / 檜山修之
南斗五車星の一人。
○風のヒューイ / 土田大
南斗五車星の一人。
○トウ / 甲斐田裕子
海のリハクの娘。雲のジュウザが登場しないので五車星の一角を担う。
○レイ / 三木眞一郎
南斗水鳥拳の男。テレビシリーズとは大きく設定と役回りが異なる。
〇ソウガ / 石塚運昇
拳王軍のラオウの参謀として、本作にも登場。
〇トビー / 下山吉光

ユリアがリュウケンの下を訪れた時に拾った犬。その後ユリアに付き従う。
〇ダーマ / 屋良有作
リュウケンの元へ幼少のユリアを連れて行った男。後に南斗の砦で鉄仮面をかぶり「南斗最後の将」としてユリアの代わりを務めていた。ユリアに再会して、病で亡くなる。
〇リュウガ / 阪口大助
ユリアの実の兄。ダーマと共にユリアをリュウケンの元へ預ける際の少年期のみ登場する。