2018年08月18日

「真救世主伝説 北斗の拳 ユリア伝」



 2007年2月に発売されたOVA作品。監督はうえだひでひと、制作はトムス・エンタテインメント、65分。
 ユリアがダーマと共にリュウケンの元に赴き、初めてケンシロウに出会うところから、サウザーが倒されるまでを描く。
 ストーリーの流れは原作通りのようだが、ユリア中心に描かれている。ユリアは幼少期には心を閉ざしており喋らないが、成人しての声を俳優の石田ゆり子が担当している。ダーマとの再会のシーン、ベテラン屋良有作との何と味気ないやりとりか。さすがに「ちょっと…」と思ってしまう。



○ケンシロウ / 阿部寛、少年期 / 儀武ゆう子
○ラオウ / 宇梶剛士、少年期 / 河本邦弘
○トキ / 堀内賢雄
○ジャギ / デビット伊東、少年期 / 岸尾だいすけ。
 北斗の三男。シンをたきつけてユリアをケンシロウから奪わせる。いまだにわからない、リュウケンがどうしてこんな小心の男を弟子にしたのだろう。
○ユリア / 石田ゆり子、少女期 / 大浦冬華。
 予知能力のある少女、南斗最後の将。ダーマと再会して南斗最後の将として覚醒する。
○リュウケン / 大塚周夫。
 北斗神拳先代の伝承者。
○シン / 桐本琢也。
 南斗孤鷲拳の男。ケンシロウからユリアを奪う。五車星に諭され、ユリアを救うためユリア殺しの汚名を着て、ケンシロウに立ち向かう。テレビシリーズより強く「愛に殉じる」姿を見せる。
○海のリハク / 宝亀克寿
 南斗五車星の一人。
○山のフドウ / 郷里大輔
 南斗五車星の一人。
○炎のシュレン / 檜山修之
 南斗五車星の一人。
○風のヒューイ / 土田大
 南斗五車星の一人。
○トウ / 甲斐田裕子
 海のリハクの娘。雲のジュウザが登場しないので五車星の一角を担う。
○レイ / 三木眞一郎
 南斗水鳥拳の男。テレビシリーズとは大きく設定と役回りが異なる。
〇ソウガ / 石塚運昇
 拳王軍のラオウの参謀として、本作にも登場。
〇トビー / 下山吉光



 ユリアがリュウケンの下を訪れた時に拾った犬。その後ユリアに付き従う。
〇ダーマ / 屋良有作
 リュウケンの元へ幼少のユリアを連れて行った男。後に南斗の砦で鉄仮面をかぶり「南斗最後の将」としてユリアの代わりを務めていた。ユリアに再会して、病で亡くなる。
〇リュウガ / 阪口大助
 ユリアの実の兄。ダーマと共にユリアをリュウケンの元へ預ける際の少年期のみ登場する。
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2018年08月17日

「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章」



 2006年3月に東宝系から公開された劇場作品。原作の「聖帝十字陵編」をラオウに思いを寄せるレイナを絡ませてえがかれている。監督は今村隆寛、RG-12指定、103分。
 ケンシロウの南斗十人組手でのシュウとの出会い、冥王と拳王の戦い、シュウとの再開、ケンシロウのサウザーとの最初の敗北、聖帝十字陵での激闘と原作に従ったストーリーを描く。
 サブタイトルの「殉愛の章」はレイナのラオウへの愛でもあるが、ソウガのラオウへの愛でもあったと思う。

★キャラクター&キャスト
○ケンシロウ / 阿部寛、少年期 / 花輪英司。
 北斗神拳伝承者。
○ラオウ / 宇梶剛士、少年期 / 渋谷茂
 言わずと知れた北斗の長兄。
○トキ / 堀内賢雄、少年期 / 太田哲治。
 北斗の次兄。
○バット / 浪川大輔
○リン / 坂本真綾
○サウザー / 大塚明夫。
 聖帝。南斗鳳凰拳の伝承者
〇ソウガ / 石塚運昇、少年期 / 宮田幸季
 ラオウの右腕、軍師。修羅の国の出身で、ラオウの幼なじみ。戦いで右足を失っており義足。病に冒され余命わずかで、聖帝との戦いを前に軍内部の志気を高めるために自分の命を犠牲に一計を立てる。ラオウの拳によって倒れる。
〇レイナ / 柴咲コウ、少女期 / 城雅子 
 ラオウの親衛軍隊長、ソウガの妹、ラオウの幼なじみ。拳法は使わないが剣と馬術では他の者を寄せつけない。聖帝軍の矢を受けるがラオウが蘇生、ラオウの帰国を修羅の国で待つように伝える。全編を通して軍人としての厳しい表情に貫かれているが、トキと再会した時の表情が何ともやさしい。
〇ヨウ / 藤本譲
 ソウガの忠臣で初老の男。ソウガの死後にソウガからの手紙をレイナに渡す。
〇冥王 / 天田益男
 冥王軍の長。「冥王とは、あの世で王となるとほざく戯け」とラオウが言い放ったとおり、鋼の鎧で身を固めていたが、ラオウの拳圧を防ぎきることはできなかった。
〇ナレーション / 柴咲コウ


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2018年08月16日

「真救世主伝説 北斗の拳」



 「真救世主伝説 北斗の拳」は2007年から発表された北斗の拳シリーズの作品で、
映画「ラオウ伝 殉愛の章」(2006)、OVA「ユリア伝」(2007)、映画「ラオウ伝 激闘の章」(2007)、OVA「トキ伝」、映画「ZERO ケンシロウ伝」(2008)の5本から成る。原作・武論尊、作画・原哲夫の漫画作品「北斗の拳」を基にテレビシリーズとは少し違う角度から、またテレビシリーズでは描かれなかった背景を描いた作品。制作はトムス・エンタテインメント、製作はノース・スターズ・ピクチャーズ。声優以外に経験のない俳優を積極的に起用してちょっと変わった雰囲気を醸しだす作品群になっている。
 視聴したのは随分前のことですが、全部見てからレビューするつもりで5本目を見ていませんでした。改めてここでご紹介。
posted by KAZU at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳

「マリア様のこころ」



 昨日たまたま、炊事をしながらふと思い出したのが「マリア様のこころ」。先日見たタカサゴユリの白い花が頭をよぎったからだと思うのですが、♪マリア様のこころ それは山百合 わたしたちも欲しい 白い山百合♪。洗い物するときの鼻唄になってしまいましたが。
 これもたまたま、FBの友人がアップした記事に「マリア様のこころ」の歌詞が全部。僕は「マリア様がみてる」のファンでしかありませんが、友人はちゃんとした信徒なので、“たまたま”とは言っても全く接点はないのですけどね。
 「マリア様がみてる」第1話「波乱の姉妹(スール)宣言」の最後のシーン帰途を急ぐ祐巳と蔦子がマリア像の前を通る時に「マリア様のこころ」が流れてきます。
「青空、樫の木、うぐいす、山百合、そこまでは分かるのよ。マリア様のお心を美しいものにたとえてるのは。でも、どうしてサファイヤなんだろう」と祐巳。この何気ないセリフが第3話の「月とロザリオ」の最後の場面につながっていきます。

マリア様のこころ それは青空
私たちを包む 広い青空

マリア様のこころ それは樫の木
私たちを守る 強い樫の木

マリア様のこころ それはうぐいす
私たちと歌う 森のうぐいす

マリア様のこころ それは山百合
私たちも欲しい 白い山百合

マリア様のこころ それはサファイア 
私たちを飾る 光るサファイア
posted by KAZU at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2018年08月04日

「長門有希ちゃんの消失」(4)

 「長門有希ちゃんの消失」の放映が終わって3年ほど経ちますが、今頃何でつづきかと申しますと、放映当時に録画したデータを家族に誤って消されてしまい、やっと先日レビューするために見直す機会に恵まれました。何と言っても第13話「長門有希ちゃんの消失III」、有希が元の人格に戻る前後。それから第14話「彼女の戸惑い」のキョンとハルヒのやりとり。



 宇宙人でも何でもない有希が、自分の人格が消えて次に眠ったら前の自分に戻ってしまうことを察知して、図書館の前からキョンに告白の電話をする。
「すき」「私はあなたのことがすき」
「さようなら、ありがとう」



 そして今の自分が消えてしまうことを告げます。自分の気持ちを伝えられたという満足感と消えてしまうことへの寂しさに涙する有希自転車をぶっ飛ばすキョン。「消失」の一番の見せ場でした。ストーリーはここから先が肝心な訳ですが、ここで終わってしまっても良いくらいの描写は大好きです。



 キョンが図書館の前に着いた時には既に有希は眠ってしまっており、目覚めた有希は以前の有希に。



 ここからキョンの苦悶が始まります。入れ代わりの有希に告白されたことで元の有希を意識してまともに話もできない。さすがに十代らしいかわいらしい苦悶です。人生ウン十年の僕にしてみれば異なる人格は姿が同じでも違う人。意識する必要がないと思ってしまうのですが。



 ハルヒに見事言い当てられてしまったキョンは…。
 ハルヒもまた4年前の七夕のことを思い出すのでした。

 最終回は煮え切らないので余り好きではないのですが、この2エピソードはおすすめ。
posted by KAZU at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション