
「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」は2007年4月に公開された劇場作品。監督は平野俊貴、制作はトムス・エンタテインメント、90分。
拳王軍と南斗義勇軍、ラオウとケンシロウの最後の戦いを描いた作品。ラオウの追悼作品としてロードショー公開。サブタイトルの「ラオウ伝」とあるようにラオウの側からの描写が際立つ。名場面、銘セリフのオンパレード。
「北斗の拳」の名場面は多いけれど、涙が止まらないのが山のフドウが亡くなる場面。テレビシリーズのこの場面を見て泣いているのを、新婚当時家内に笑われたのを思い出す。
★キャラクター&キャスト○ケンシロウ / 阿部寛、少年期 / 下野紘。
○ラオウ / 宇梶剛士
○トキ / 堀内賢雄
死後の魂としてラオウの前に現れる。
○ユリア / 石田ゆり子
南斗最後の将。病に冒されるもラオウの秘孔術に延命する。
○リュウケン / 大塚周夫
北斗神拳先代の伝承者。彼もまた、死後の魂として登場し、ラオウに語りかける。
○バット / 浪川大輔
○リン / 坂本真綾
○山のフドウ / 郷里大輔
南斗五車星の一人。ケンシロウを南斗の砦に案内する。ユリアがラオウに奪われた後、ラオウと対峙して死亡する。
○炎のシュレン / 檜山修之
南斗五車星の一人。捨て身の技でラオウの進軍を止めようとしたが、強大な力に破れ去る。
○海のリハク / 宝亀克寿
南斗五車星の一人。
○風のヒューイ / 土田大。南斗五車星の一人。
○トウ / 甲斐田裕子。海のリハクの娘。
○バルガ / てらそままさき
拳王軍の参謀の一人。拳王軍の中では最後まで冷静に戦いに身を置いた。
○赤鯱 / 角田信朗
海賊。修羅の国へラオウが渡るのをレイナと共に岸壁で待つ。
〇レイナ / 柴咲コウ
元拳王軍親衛隊長。赤鯱と共にラオウが修羅の国へ渡るのを待っていたが、国王号が運んで来たのはラオウの遺灰であった。修羅の国へ戻る途中、ラオウを水葬する。
〇ギラク / 竹田雅則
拳王軍の総参謀。バルガと共にラオウに仕える。下心満載、姑息な男。それを知った上でラオウも使っていた。自ら動いて南斗最後の将の正体を探り出す。この辺りは無能者とは異なる。南斗の砦から脱出する時は、マントを羽根にして飛行した。あんな小さい羽根で…突っ込みところも満載。最後はラオウに見切られラオウの手によって首をはねられる。