2018年03月31日

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(S.A.C.)(4)

 キャラクター&キャストの最後。

〇タチコマ / 玉川紗己子



 公安9課の人工知能を搭載した多脚戦車。ニューロチップが使用されており、経験し考え学習する内に発達を遂げる。また全体として同期されているが個性を持つようになった。脇役ではあるけれど物語のポイントポイントで重要な役割を演じる。声は複数個体ながら全部玉川紗己子さんが一人で演じ分けている。ハード一点のキャラクターが多い中でユルイところを担当している。

〇笑い男 / 山寺宏一



 物語の最後で荒巻が公安9課へ招いた程のハッカーの青年。アーネスト瀬良野を誘拐して厚生省と薬事審議会の不正を正そうとした。本人は「笑い男」という名を一度も使っておらず、この後の「笑い男」事件はこの誘拐事件契機に企業脅迫、サイバーテロ起こした他者によるもの。終盤に明かされる真実はなかなか興味深い。

〇内務大臣 / 秋元羊介



 内務省が公安9課が所属するため組織上の公安9課のトップ。政治的判断で荒巻課長に命令を出すこともある。政治家としての手腕はともかくとして、凡人。ストーリー上でも大勢にはかんでこない。最後は荒巻も下を巻く首相の手腕によって事態を収束させた。ただ、次シリーズにも登場しているおなじみの顔。

〇久保田 / 鈴木泰明



 陸上自衛軍情報部長。荒巻、久保田、辻崎の「殿田塾三羽烏」の一人。第1話から登場、職域を侵すようなことはしないが荒巻との友情は強く、情報を提供する。
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2018年03月29日

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(S.A.C.)(3)

○トグサ / 山寺宏一



 公安9課に所属する。電脳化以外は生身の人間。元警視庁捜査一課特務班の刑事。妻帯者で娘と息子がいる。少佐に引き抜かれて9課に移籍。妻には警備会社に勤めていると伝えている。生身の人間であるため戦闘能力や電脳戦には劣る反面、元刑事であり洞察力、直感に優れる。メンタル面ではやや弱いところを見せる。

○イシカワ / 仲野裕



 公安9課に所属する、情報担当。電脳戦を得意とする。メンバーからは「ご老体」と呼ばれる通り、課内では年かさ。自身でも自分の事を「老体」と呼んでいる場面があった。元軍属で体格は大柄で腕力も強い。揉み上げから顎にかけての髭がトレードマーク。

〇サイトー / 大川透



 公安9課所属、敏腕のスナイパー。元は傭兵。左目と左腕が義体で狙撃に特化しているが、逆にその他は生身の人間。傭兵時代に少佐に敗れたが、その腕を見込まれて仲間に加わったことが語られている。

〇ボーマ / 山口太郎



 公安9課所属、スキンヘッド、義眼、巨漢の男。電脳戦を得意としており、イシカワと共に情報収集に当たる。元軍属で爆発物の専門家。「仕掛けるのが専門」と語っている。

〇パズ / 小野塚貴志



 公安9課所属、無口でタバコを愛するクールな男。内定調査を担当しているが、義体化率は高く、ナイフを用いての近接戦闘も得意。「同じ女とは2度寝ない主義」だそうでかなり女好きの様子。シリーズを通して余り目立たないが、セカンドシリーズでは主人公となる1エピソードがある。

〇オペレーター / 大野エリ



 シリーズを通して登場するAIで情報処理、ティルトローターの操縦、その他機械の操縦、事務処理、秘書から雑用までをこなす。茶色い髪でポニーテール、個体化に至ってなくて、どれも姿形は同じで見る限り個々を識別はできない。
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2018年03月27日

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(S.A.C.)(2)

★キャラクター&キャスト
この作品の魅力は何と言っても個性的な公安9課のメンバーたちでしょう。義体化率は能力に大きく影響しますが、問題はそこではなくて性格。

○草薙素子 / 田中敦子



 本作の主人公。公安9課の隊長。課員からは「少佐」と呼ばれている。幼少時に飛行機事故で身体の大半を損ない、脳幹以外を義体化した女性型のサイボーグ。沈着冷静、課員を統率する力は勿論のこと、高度な判断力を持ち合わせている。更に義体を活かした戦闘能力、ハッキング能力を持つ。任務のためには非情で非合法な策を使うことも躊躇しない。必要ならば課員であってもハッキングを仕掛けて利用することも。自身のこだわりで小柄な女性型の義体を使用しているが、屈指の義体使いで、その義体は特注の強化型、ハイスペック。感情を表に出すことは少なく、モノローグでも感情面に直結するような描写は殆どない。セカンドシリーズではやや感情を出す場面が増えているが。

○荒巻大輔 / 阪脩



 内務省公安9課の課長で実質上の司令官。義体化は行っていないが、電脳化はおこなっている。元陸自情報部員で“殿田塾三羽烏”の一人。政略的な手腕に秀でており、政治がらみの事件に人脈と金を使って迅速に対応していく。素子よりも小柄な中高年のおっさん。行方不明の双子の兄がいる。

○バトー / 大塚明夫



 公安9課に所属する義眼が特徴的な男性型ハイパワーの義体を持つサイボーグ。元陸上自衛軍レンジャー4課所属.海外での戦闘任務、特殊任務の経験を持つ。人工筋肉で効果はないと知りつつも筋トレを趣味的に行う。少佐に対して特別な感情を抱いている。
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2018年03月25日

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(S.A.C.)(1)



 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」は2002年10〜2003年11月にかけて日本テレビ系列にて放映された「攻殻機動隊」テレビアニメの第1シリーズ。原作は士郎正宗の漫画作品。監督・シリーズ構成に神山健治、キャラクターデザインに下村一、メカニックデザインに寺岡賢司、常木志伸、3D監督に遠藤誠、音楽に菅野よう子、制作はProduction I.G、製作は攻殻機動隊製作委員会(Production I.G、バンダイビジュアル、BANDAI ENTERTAINMENT INC.、電通、日本テレビ、徳間書店、ビクターエンタテインメント、MANGA ENTERTAINMENT INC.)、全26話。
 舞台は21世紀初頭の未来の日本。既に公安9課が存在して活躍する世界に視聴者をいきなり案内する。オープニング映像はおそらくフルの3Dによる草薙素子(少佐)の姿を描いて未来性と常人でないことを思わせる能力を先にインプットしておくようにセットされている。近未来ということでちょっとSFに興味がある方ならすぐに受け入れられ、想像できる内容。第1話は公安9課を描いた導入部となっている。26話の大半は一話完結だが、全体として「笑い男事件」を扱っており、近未来SFの形をとっているが、深く社会現象を掘り下げた作品になっている。殊に政治に関する部分についてはいささかこの方面に疎い僕には考えないと理解できない程にリアルかつ深い描写になっている。

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2018年03月18日

「攻殻機動隊」



 「エヴァンゲリオン」と「攻殻機動隊」は1990年代後半のSFアニメの代表作であるのは確かだと思います。単にSFアニメファンだけでなく、一般のアニメファンはもちろん、アニメファンでなくても知られる程に有名で話題になり、「エヴァンゲリオン」は社会現象を起こした程ですから。
 しかしながら、僕はこの2つの作品をリアルタイムには見ていません。丁度日本を飛び出す前、日本にいなかった時、だったので帰国してからもすぐには取っつきづらくて、「エヴァンゲリオン」も2004年を過ぎてから見ました。「攻殻機動隊」はテレビシリーズが話数が多く、2期が始まった時も1期を見ていないのでパスした結果、50話を越すエピソードを一気に見るというエネルギーがなかったですね。
 今回、実写版の「ゴースト・イン・ザ・シェル」を見るに当たってやっと全部見る決心をしました。見始めるとついつい引き込まれてしまうおもしろさ。寝不足が続きました。なかなか止められない、あと1本、ということになってしまいますね。
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2018年03月16日

「冴えない彼女の育てかた♭」(7)

★主題歌
 エンディングや挿入歌には「冴えない彼女の育てかた Charcter Song Collection」に収録された曲が使われています。今回はこちらも聞きながら感想を書いてみました。



♪オープニング
「ステラブリーズ」



 第1期と同じく春奈るなさんの歌う軽快な曲です。オープニング映像は前作ほどインパクトはないですが、顔を描かない意味ありげな表現はそのままに、ドキッとするようなカットを含めて紙芝居のように進んでいきます。サビの部分に入って英梨々の腕を横に振って走る姿が印象的。春奈るな作詞・歌 、杉坂天汰・ツカダタカシゲ作曲、ツカダタカシゲ編曲。

♪エンディング
「365色パレット」(#0)
 エピソード0は前作と同じくサービスカット満載の番外偏。取材を兼ねてプールに泳ぎに行くという設定なので水着カットの多いエピソード。別に出海が主役ではないのですが出海の歌う軽快な楽曲。稲葉エミ作詞、奥井康介作・編曲、歌は波島出海(赤ア千夏)。

「桜色ダイアリー」(#1〜#10)



 正規のエンディングはこの曲。妄想キャリブレーション・沢井美空作詞、本田正樹作曲、歌は妄想キャリブレーション。



「青春プロローグ」(#11)
 新学期、入学、出発のイメージにぴったりのエンディングテーマ。エンディングとしての完成度は高くて「桜色ダイアリー」よりエンディングらしいです。妄想キャリブレーション・沢井美空作詞、沢井美空作曲、木村篤史編曲、歌は妄想キャリブレーション。

♪挿入歌
「ETERNAL♭」(#8)
 最終話のヒロインは加藤恵ということで、なかなか聞かせる曲です。恵の声を演じる安野希世乃は歌が上手いですね。他の二人と比べると一線を画します。稲葉エミ作詞、大畑拓哉作曲、yamazo編曲、歌は加藤恵(安野希世乃)。

「DOUBLE RAINBOW DREAMS」(#11)
稲葉エミ作詞、高尾奏之介作曲、eba、高尾奏之介編曲、歌は澤村・スペンサー・英梨々(大西沙織)& 霞ヶ丘詩羽(茅野愛衣)。

「GLISTENING♭」(#11)
 本編では恵が口に出しそうもない心の内を歌った名曲です。稲葉エミ作詞、奥井康介作曲、奈良悠樹編曲、歌は加藤恵(安野希世乃)。


★サブタイトル
#0 恋と純情のサービス回
#1 冴えない竜虎の相見えかた
#2 本気で本当な分岐点
#3 初稿と二稿と大長考
#4 二泊三日の新ルート
#5 締め切りが先か、覚醒が先か
#6 雪に埋もれたマスターアップ
#7 リベンジまみれの新企画
#8 フラグを折らなかった彼女
#9 卒業式と超展開
#10 そして竜虎は神に挑まん
#11 再起と新規のゲームスタート
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2018年03月11日

「冴えない彼女の育てかた♭」(6)

○町田苑子 / 桑島法子



 不死川ファンタスティック文庫編集部所属、霞詩子の担当編集者。紅坂朱音とは大学時代の同人仲間。紅坂朱音の詩子の強引な引き抜きに閉口するが、仕事上の圧力には勝てず。

○紅坂朱音(こうさかあかね) / 生天目仁美



 大学在学中にサークル「rouge en rouge」を創設、現在は「紅朱企画」という会社を立ち上げ代表の座にある、売れっ子漫画家。町田苑子とは大学時代の同人仲間。「blessing software」の「cherry blessing〜巡る恵みの物語〜」を高く評価して、英梨々と詩羽の引き抜きにかかる。
 口が悪くて、強引なやり口。敵も多そうだが「描けなくなったらきっぱり辞める」という程、実力主義派で潔い。生天目さんにぴったりのキャラです。
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