2018年01月14日

「シン・ゴジラ」(2)

◆あらすじ
 舞台は現在の日本。2016年、東京湾の海底を走る東京湾アクアラインでトンネルの崩壊する事故が発生する。大量の水蒸気が吹き上がって、政府は新たな海底火山の噴火と判断して対応しようとした。しかしその不自然さから内閣官房副長官・矢口蘭堂は巨大生物の可能性を考慮するよう提案するが一笑に付されてしまう。その直後巨大な尻尾が海上に現れ、矢口の懸念が現実化する。



 後にゴジラと呼称される巨大生物は多摩川河口から遡上、蒲田で上陸し匍匐しつつ北上し、突然二足歩行形態に変化する。政府は自衛隊に害獣駆除の名目で出動を要請、自衛隊のヘリが攻撃位置に待機するが、逃げ遅れた住民が発見されたため、首相は攻撃を中止する。ゴジラは再び東京湾に消える。
 私たちは仕事で「想定外」という言葉を時折口にするけれど、「想定外」では大概は許されない。政府のゴジラという想定外への対応は、もし現実に起こったら映画以上に悲惨な状況になっていたと思う。阪神淡路大震災の時も、東北大震災の時も想定外の対処の結果があれだったんですから。



 矢口を事務局長に「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置され、ゴジラそのものの調査、そして対策の検討に入る。被災地から放射線が検出され、また米国からの情報で、ゴジラの正体が太古から生き残った生物が不法投棄された放射性廃棄物を食って進化した生物であることが判明する。4日後、再びゴジラが倍の大きさに成長して鎌倉市から上陸、東京へ向かって移動を始める。自衛隊の多摩川を最終防衛ラインとした「タバ作戦」は無制限の武器使用を首相が許可したにもかかわらず突破される。アメリカは大使館防衛を理由にグアムから爆撃機を発進させ、日本政府は安保に基づく攻撃支援をアメリカに要請する。アメリカ軍の攻撃によりゴジラは出血してダメージを受けたが、口から火炎と熱線、背中から熱線を発射して爆撃機は全滅。周囲も火の海となる。政府は総理官邸を放棄して閣僚たちはヘリで避難しようとした矢先にゴジラの熱線はヘリを撃墜し、政府閣僚の大半を失ってしまう。ゴジラは熱線を吐き尽くして活動を停止する。
 ここらあたりからの臨時政府樹立、国連安保理の動きあたりが先に書いた「首都消失」と似通ったところがある。本当に海外列国、国連安保理はこんな動きをするんだろうか。「首都消失」「シン・ゴジラ」ともに同様の動きをする諸外国。現実がコレなら不気味極まりない。
 立川に樹立された臨時内閣は難を逃れた里見農林水産大臣を臨時首相に日本の立て直しを図る。国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議。関東地区の人民に与えられた避難のための時間は2週間。その中で巨災対はゴジラの元素変換機能と血液による冷却機能を止めて凍結させる「矢口プラン」を実行段階に移す。血液凝固剤をゴジラの口から体内に流し込み凍結させる「ヤシオリ作戦」は、アメリカからの無人機攻撃の協力も受けて実施される。「政治的判断を必要とする場合もある」と現場で陣頭指揮を執る矢口。かなり無茶な設定だとは思いましたが、とにかくゴジラ凍結に成功し幕を閉じます。最後に映し出されたゴジラの第5形態、人形のものは何を示唆するんでしょう。

posted by KAZU at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮