2017年10月01日

「海底大戦争」(1966年)〈1〉



 「海底大戦争」は1966年日米合作で製作されたSF映画作品。制作は東映が主体で行われたがキャストの大半は外国人。監督は佐藤肇、脚本は大津皓一、原案は福島正実、
音楽は菊池俊輔、特撮は矢島信男・山田孝・武庫透。製作は東映、ラム・フィルム、カラー・シネマスコープ。カラー84分。
 子供の頃に雑誌の怪獣・怪人特集に登場していた「半魚人」がこの作品のものと知ったのは随分後になってからだった。ただそのデザインは秀逸で一度見ると忘れられない。成田亨氏が別名義でデザインを担当したというから頷ける。随所に特撮が取り入れられ、さらに水中撮影も加えて見どころのある作品。ただ外国人が多くて演技は英語でなされているが、日本語版は当然ながら吹き替え。訳が上手くないのか違和感丸出しなのが惜しい。



★ストーリー



 アメリカが廃棄核燃料を海底深くに沈めているという基地のある島近辺が舞台。冒頭アメリカの新型追跡魚雷の公開試射を報道陣を潜水艦に招いて行われる。その際、標的となった無人の潜水艦に人影が走る。近辺の海域で日本の漁船が遭難して船には異常がなかったが、忽然の乗組員が消えていた。船には水掻きのある足跡が付いていた。またアメリカの基地でも潜水具の足ヒレのような足跡が発見されていた。
 不信を抱いた日本の記者安部とアメリカの記者ジェニーは試験が行われた海域に潜った。そこでジェニーが半魚人(作中ではモンスターと呼ばれている)に襲われ、写真を撮るもののカメラを水中へ落としてしまう。軍のブラウン中佐は全く取り合おうとしない。安部とジェニーはカメラを捜すべく再度海に潜る。海底で見つけた洞窟に上陸するがそこで半魚人に囲まれて捕らわれてしまう。
 目を覚ました二人を迎えたのは海底基地を作り、海底帝国を築こうとする狂信的な科学者たちの集団だった。彼らはサイボーグの権威ハイム博士の手で人を改造したサイボーグ(半魚人)を作り超音波で操り帝国のために働かせていた。首謀者であるムーア博士は安部に海底帝国のスポークスマンになるよう求める。同意しなければ二人をサイボーグにすると迫る。アメリカ基地のハワード教授も拉致され帝国に協力するよう求める。一方ブラウン中佐は安部とジェニーの捜索を続け、発見したカメラの映像で見つけた半魚人の謎をつきとめようとする。一旦は軍本部から操作中止の指示が出るも、再度捜索を続けとうとう海底帝国の基地を発見する。潜水艦からの攻撃でサイボーグコントロールのシステムが壊れ、暴走したサイボーグ半魚人たちが殺戮を繰り返す中、安部たちは脱出を図る。
posted by KAZU at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮