2017年05月24日

八部衆



興福寺八部衆像

 先日、奈良の興福寺に行ってきました。興福寺の食堂(じきどう)は国宝館になっていますが、耐震工事のため休館中。中金堂の再建工事も行われていてお寺らしくない興福寺なんですが、講堂に仏像が展示されて特別公開されてました。興福寺の八部衆といえば何といっても阿修羅像ですね。八部衆の中では大きい方ですが、周りの他の仏像に比べると小さいです。それでも存在感はすごい。
 この八部衆をモチーフにしたアニメが「天空戦記シュラト」ですが、興福寺の八部衆は独特です。これにシュラトのキャラクターを当てると、
阿修羅(あしゅら)=修羅王シュラト
五部浄(ごぶじょう)=天王ヒュウガ
沙羯羅(さから)=龍王リョウマ
乾闥婆(けんだっぱ)=闥婆王クウヤ
緊那羅(きんなら)=那羅王レンゲ
鳩槃荼(くはんだ)=夜叉王ガイ
畢婆迦羅(ひばから)=比婆王ダン
迦楼羅(かるら)=迦楼羅王レイガ
ということになります。興福寺八部衆像は全部国宝。考えてみればとんでもないアニメです。罰があたりませんように。
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2017年05月23日

「魔法少女リリカルなのはViVid」(3)



★主題歌
 オープニングは水樹奈々の歌う「Angel Blossom」。今までの「リリカルなのは」シリーズと同様のパターンですが、シリアス路線から外れたということで明るい曲想になっています。メロディはなかなか難しい曲ですが、水樹奈々さんが自分でつけた歌詞を伸びやかに歌っています。さすがです。弦とピアノの伴奏も素敵な一曲。作詞・歌は水樹奈々、作曲は光増ハジメ、編曲はEFFY。
 エンディングはやはり田村ゆかりの歌う「Pleasure treasure」。こちらも主人公であるヴィヴィオに合わせて声の年齢を下げています。いつものゆかり節とはちょっと感じが違います。最初聞いた時には余り好きになれなかったのですが、聞き込んでいくと♪Smile on me, Smile on you, Shine on me, Shine on youの英語歌詞の部分が耳についてきて心地よいです。作詞は松井五郎、作・編曲は板垣祐介、歌は田村ゆかり。

★サブタイトル
 タイトルナンバーはMemory;#となっています。
Memory;01 セイクリッド・ハート
Memory;02 アインハルト・ストラトス
Memory;03 本気の気持ち
Memory;04 ブランニュー・ハート
Memory;05 サプライズ・アタック
Memory;06 マッチアップ・デュエル
Memory;07 ニュー・ステージ!
Memory;08 ライバル!
Memory;09 インターミドル・チャンピオンシップ
Memory;10 勝利のために!
Memory;11 覇王の拳・創主の願い
Memory;12 決着の意味

2017年05月20日

「魔法少女リリカルなのはViVid」(2)



★キャラクター&キャスト
○高町ヴィヴィオ / 水橋かおり
本作の主人公。高町なのはの養女。St.ヒルデ魔法学院初等科に通う10歳の少女。専用デバイス「セイクリッド・ハート」。

○アインハルト・ストラトス / 能登麻美子
St.ヒルデ魔法学院中等科に通う12歳の少女。古代ベルカの古武術覇王流の使い手であり、古代ベルカ時代の覇王イングヴァルトの記憶を受け継ぐ者。専用デバイス「アスティオン」(愛称は「ティオ」)。

○リオ・ウェズリー / 喜多村英梨
ヴィヴィオのクラスメイト。電気と炎を操り、実家の格闘技「春光拳」と調和させた技を使う。専用デバイスは「ソルフェージュ」。

○コロナ・ティミル / 福圓美里
ヴィヴィオらのクラスメイト。魔法戦ではゴーレムを作り出して戦う。
専用デバイスは「ブランゼル」。

○ノーヴェ・ナカジマ / 斎藤千和
元ナンバーズ。「チームナカジマ」のコーチ。本気モードに入るとナンバーズ時代の戦闘員の目をします。

○高町なのは / 田村ゆかり
言わず知れた時空管理局戦術教導官、ヴィヴィオの母。

○フェイト・テスタロッサ・ハラオウン / 水樹奈々
時空管理局の執務官。なのはの親友でありヴィヴィオの後見人。ヴィヴィオから「フェイトママ」と呼ばれる。

○ミウラ・リナルディ / 伊藤かな恵
八神家道場の門下生、12歳。ザフィーラを師匠と呼んで指導を受けている。仕様デバイスは「スターセイバー」。

○ミカヤ・シュベル / 浅川悠
抜刀術天瞳流師範代。ノーヴェの友人でチームナカジマの修行にも手を貸す。

 他には、シリーズの特にStrikerSのキャラクターが多く登場します。更生した元ナンバーズのメンバーは一度は顔を出してますね。チンクが出てきた時にはびっくりでした。

○シャンテ・アピニオン / 阿澄佳奈
聖王教会のシスター。インターミドル・チャンピオンシップにも参加。

○スバル・ナカジマ / 斎藤千和
元機動六課のメンバー。スバルの父がノーヴェを引き取っているのでスバルはノーヴェの姉になります。

○八神はやて / 植田佳奈
元機動六課課長。

○ヴィータ / 真田アサミ
ヴォルケンリッター。八神道場で格闘技の指導をしている。

○ザフィーラ / 一条和矢
ヴォルケンリッター。八神道場で格闘技の指導をしている。「StrikerS」では獣態でしか登場していませんでしたが、「ViVid」では逆に人間態で登場。

○ジークリンデ・エレミア / 中津真莉
インターミドル・チャンピオンシップの前年度チャンピオン。

2017年05月19日

「魔法少女リリカルなのはViVid」(1)



 「魔法少女リリカルなのはViVid」は2015年春にテレビ放映された「リリカルなのは」シリーズ4本目のアニメ作品。原作は都築真紀、作画・藤真拓哉による同タイトルの漫画作品。監督は伊藤祐毅、脚本は小林成朗、キャラクターデザインに山野雅明、メカニックデザインに藤倉孝明、渡辺浩二、音楽は中條美沙、制作はA-1 Pictures、製作はキングレコード、アニプレックス、セブン・アークス、全12話。
 「全然リリカルでない」とか「魔砲少女」とか言われた「リリカルなのは」シリーズですが、主題に変わりはないもののリアルな戦いから離れてスポーツの格闘技対戦を中心にえがかれた作品。アインハルトの登場シーンからしてもっとハードな作品を想像しましたが、設定は緩めで戦いの場面を除くと、日常を明るく描いています。緩くなった分だけサービスカットも多くなってます。
 「StrikerS」のJS事件の後、高町なのはの娘となったヴィヴィオは、魔法学院に通いつつ、格闘技の訓練も行うようになっていた。なのはとフェイトはヴィヴィオに専用のデバイス「セイグリッド・ハート」(クリス)を与える程に成長していた。そんな頃、町中で「覇王イングヴァルト」を名乗る人物が腕のある格闘家に突如戦いを挑み倒すという闇討ち的事件が頻発していた。ある日ノーヴェをその人と知って戦いを挑むアインハルト・ストラトスは古代ベルカ時代の覇王イングヴァルトの血と記憶を受け継ぐ少女だった。どちらかというと余り見る気のなかった作品でしたたアインハルトの声が能登麻美子さんだったので方針転換(笑)
 ノーヴェの指導で格闘戦技「ストライクアーツ」の修練を積むヴィヴィオ、リオ、コロナと共に修練に参加したアインハルトと仲間たちの戦いを描く。あくまでスポーツとしての戦いですが、なのはやフェイトが模擬戦に参加したりと「魔法少女リリカルなのは」を冠するだけになのはの戦闘シーンも見られます。

2017年05月17日

「八月の濡れた砂」(2)



キーワード:石川セリ

 NHKの少年ドラマシリーズ「つぶやき岩の秘密」の主題歌は石川セリの歌う「遠い海の記憶」。少年ドラマシリーズに続き、NHKの「みんなのうた」でも流れました。不思議な歌声が印象的でした。ドラマもなかなか面白かったけれど、最後に「何で!」と落胆してしまったのを覚えています。せっかく解いた秘密、そしてその隠されたお宝を…。僕には理解できません。
 閑話休題。「八月の濡れた砂」エンディングで流れた主題歌は石川セリの歌う同タイトルの「八月の濡れた砂」です。「遠い海の記憶」のような不思議な感覚は伝わってきませんが、この映画作品にふさわしい物憂い歌声。
 作詞は吉岡オサム、作曲は音楽担当のむつひろし、編曲は秋葉洋。石川セリのファーストシングルに収録。手持ちの音源はテレビから録音したカセットテープしかなく、今回ベスト盤CDを借りてきて聞きました。
posted by KAZU at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編

「八月の濡れた砂」(1)

キーワード:テレサ野田



 NHKの少年ドラマシリーズ「未来からの挑戦」で超現代の科学を用いて現代の変革を狙う英光塾講師・田中レイコ。この田中レイコを演じたのがテレサ野田さん。「たなかれいこ」に「てれさのだ」この二つの名前が他にいろいろと事情があって忘れられない名前でした。そして先日、テレサ野田さんのデビュー作が「八月の濡れた砂」であることを知りました。
 日活が「ロマンポルノシリーズ」に移る前の最後の作品だったそうで、まあお茶の間で見る映画ではありません。14歳のテレサ野田さんの登場シーンはいきなり全裸になって海で体を洗うという場面ですから。
 「八月の濡れた砂」は1971年に日活が製作、公開された作品。監督は藤田敏八、脚本は藤田敏八・峰尾基三・大和屋竺、撮影は萩原憲治、音楽はむつひろし・ペペ、91分。
 湘南を舞台に荒れて敗退していく若者=高校生のねちねちした感情から沸き上がる行動をさらりと描いている。これをねちねち描かれたので見ていられないでしょうから。暴力、窃盗、強姦、自殺、発砲ととんでもない映画ですが、その手の映画評論では評価は高いようです。
 そして肝心のテレサ野田さんですが、14歳デビュー作、かわいいです。「未来からの挑戦」ではコワイ人でした。塾の教室ではかわいい顔もちょっとだけ見せてましたが。1971年の公開ですから僕は13歳、年齢は1つしか違いませんが、とてもとても14歳とは思えない演技でした。


左:田中レイコ、右:三原早苗

★キャスト
・広瀬昌助(西本清=主人公の青年、高校生)
・村野武範(野上健一郎=校長をなぐって退学した清の元同級生)
・テレサ野田(三原早苗=ヒロイン、姉と二人で暮らす。)
・藤田みどり(三原真紀=早苗の姉)
・中沢治夫(川村修司=清の同級生)
・赤塚真人(渡辺マモル=清の同級生)
・隅田和世(稲垣和子=清の同級生)
・三田村元(西本武=清の兄)
・八木昌子(西本文子=清の義姉)
・奈良あけみ(野上雅子=健一郎の母)
・原田芳雄(神父)
・渡辺文雄(亀井亀松=健一郎の母とつきあう政治家)
・田畑善彦(暴力団幹部)
・中平哲仟(暴力団組員)
・溝口拳(暴力団組員)
posted by KAZU at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編

2017年05月10日

「首都消失」(5)



★劇中歌「LONELY CRY」
 最後に挿入歌というか劇中歌を。壁を前にして閉じ込められた仲間へ歌を届けようとする若者たち。松村冬風演じる盲目の青年・松尾豊がギターを片手に歌います。松村冬風が一世風靡セピア解散以前にソロでリリースしたレコード、後にCDも発売されているみたいですが、いずれも廃盤。

posted by KAZU at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮