2016年09月25日

蜘蛛 クモノス



 今日は学生時代に何十回も歩いたはずの道を10年ぶりくらいに歩きました。キノコの写真撮影をしながらキノコに誘われるように歩いている内に道を見失ってしまいました。迷ってしまう原因は今使われているハイキングコースと旧のハイキングコースが交差しているため。どこかで旧道に入り込んでしまったのです。歩きまわっていた時期ならどの道も覚えていたはずですが、もう分かりません。旧道の道標を見つけてなんとか脱出したのですが、普段人が通らない道はちょうど今の時期ジョロウグモがわんさと巣を貼っています。そこを通るためには巣を払っていくしかなくて、「ごめんよ」と言いながら一体いくつ巣を払って進んだことやら。10や20ではないのですよ。
 そして歩きながら思い出したのが「xxxHolic継」の第1話「蜘蛛 クモノス」。朝の登校途中に百目鬼くんに呼び止められた四月一日は寺の掃除を手伝わされる。四月一日は蜘蛛の巣にひっかかってしまったのを百目鬼くんは払ってやるが、百目鬼くんは蜘蛛の恨みをかってしまい、蜘蛛の糸のようなもので片目が開かなくなります。ここから物語が展開していく訳ですが、今日払ったジョロウグモの巣は何十、蜘蛛の恨みをかってもおかしくない数字です。帰りにお地蔵様に無事の帰還のお礼と蜘蛛への謝罪を述べて山を降りてきました。
 「明日の朝、鏡を見てください。あなたの目に蜘蛛の糸がかかっているかもしれません」ってなことにならないように。

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2016年09月22日

水谷優子さんのこと

 先日友人のブログで水谷優子さんが亡くなったことを知りました。ちょうど僕が学生時代から活動されていて、僕より少しお若いですがまあ、同年代。余りに早い鬼籍入りに驚きました。乳ガンだったとのこと。従妹が乳ガンから骨髄に転移して逝ってしまったので、いまさらもって腺ガンは恐ろしいなと思います。ご冥福をお祈りいたします。



 水谷優子さんというと「機動戦士Zガンダム」の下士官サラ・ザビアロフはガンダムファンには有名なところですが、僕にとって一番は「赤い光弾ジリオン」(1987) のアップル。JJとチャンプが両極端の男性キャラに対して、紅一点。設定年齢よりもずっと大人っぽいところが魅力的でした。三人の内、JJが主役ということでしょうが、女性キャラではアップルで主役と言っていいと思います。
 ネットで検索してみると「ちびまる子ちゃん」の“さくらさきこ”(まるこの姉) がみんなが知るキャラクターとして出てきますが、他にもう一人あげるとすると「天空戦記シュラト」の蓬莱山のラクシュ。「シュラト」のヒロインです。「天空戦記シュラト」のメインキャラ八部衆の中に紅一点のレンゲがいるので、戦いの場面では影の薄いラクシュながら、シュラトの危機を救って、最後は何とヴィシュヌ様の死後、調和神となってヴィシュヌ様を継ぐというキーキャラクター。このラクシュの声を水谷さんがかわいく演じています。アップルとは違って天真爛漫、子供っぽいですが。

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2016年09月19日

「彼女と彼女の猫-Everything Flows-」(2)

★キャラクター&キャスト



◇美優(彼女) / 花澤香菜
 本作の主人公。短大生。親友とルームシェアして暮らしていたが、先に出て行かれしまい、飼い猫ダルと二人暮らし。
◇ダル / 浅沼晋太郎
 本作の語り手、年老いた黒猫。



◇ともか / 矢作紗友里
 転校生だった彼女に声をかけた。彼女の小学生からの親友。彼女とルームシェアしていたが彼氏と新生活を始めるためアパートを出る。小学校からずっと日常的につきあいが続く友達ってすごく貴重ですね。うらやましい。



◇母親 / 平松晶子
 彼女の母親。母子家庭で娘が寂しいだろうと黒猫ダルを小学生の時にダルを家に連れてくる。



◇チョビ / 新海誠
 ダルが死んでから後、彼女が雨の日に拾った白猫。

★主題歌
 オープニングは「硝子の瞳」。作詞は松井洋平、作・編曲は伊藤真澄、歌は美優(花澤香菜)。
 エンディングは「ソナタ」。作詞・作曲・編曲ミト、歌はクラムボン。

★サブタイトル
Sec.1 彼女と彼女の部屋
Sec.2 彼女と彼女の空
Sec.3 彼女と彼女のまなざし
Sec.4 彼女と彼の物語



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2016年09月18日

「彼女と彼女の猫-Everything Flows-」(1)



 「彼女と彼女の猫-Everything Flows-」は2016年に放映されたアニメ小作品。新海監督の自主制作作品「彼女と彼女の猫」を原作として新たにオリジナルストーリーで構成された。監督は坂本一也、キャラクターデザインは海島千本、音楽はTO-MAS SOUNDSIGHT FLUORESCENT FOREST、音楽制作はランティス、制作はライデンフィルム京都スタジオ、製作は彼女と彼女の猫EF製作委員会。8分程のショートストーリー4話で構成されている。
 彼女が小学生の時、転校してたばかりで学校に友達もなく寂しいだろうと黒猫ダルを家に連れ帰ってくる。最初はダルを嫌っていた彼女、一旦は捨てに行くが捨てきれずに連れ帰る途中で隣のクラスのともかに声をかけられる。



 時は流れて彼女の母親は彼氏を作り、彼女は家を出てともかとルームシェアして暮らし始める。家を出るときにダルも一緒に連れて行く。短大に学び、就職活動が上手く進まない中、ともかが彼氏と暮らすためにアパートを出たため、新居に引っ越す。母親との衝突する中で生活の歯車が上手く回らない。ダルが偶然に電話器を踏んだために母親に電話がつながり何事かあったのかと母親が飛んでくる。母との関係修復を見届けてか、ダルは彼女の腕の中で静かに息を引き取る。
 その後の生活も必ずしも上手くはいかなかったようだが、ある雨の日に捨てられた白猫を連れて帰る。そして白猫は彼女の猫になる。ここでストーリーはオリジナル作品につながる形を見せて終わる。
 前半というより前から2/3はオリジナルと同様、日常の描写。大きく展開するのは残りの1/3だ。年老いたダルが語る言葉は「ネコ」という生き物の性質をきちんと理解して作られている。イヌもそうだが、くっきりと書き込まれた記憶は消えないけれど、普通は記憶はすぐに塗り替えられる。さっきのことは覚えていても昨日のことはもう覚えていない。“犬猫を叱るときはその場でないといけないよ”というのがそれですね。彼女を助けよう勇気づけようとするダルの心にホロリときます。
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2016年09月17日

「彼女と彼女の猫」



「彼女と彼女の猫」は新海誠監督の原点といわれている短編アニメ作品。1999年の制作、2000年の公開。4分46秒のモノクロ作品で独り暮らしの女性とその白い飼い猫チョビくんとの日常をチョビの目から描いている。個人で制作した自主アニメ作品で、当時のPowerMac7600で制作したというから驚きだ。その頃はPowerMacの7000系でQuarkExpress4.0にIllustrator5.5、PhotoShop5でDTPの仕事をしていた。映像のチョビは漫画チックでイラスト風ながら、部屋の中、窓からの風景などは緻密でクオリティの高い映像。息をのむ程のリアリティが伝わってくる。
 ストーリーはチョビが彼女に拾われ、彼女の猫となり、彼女の生活の中にある具体的に語られない淋しさや、痛み、ぬくもり、などの感情が短い映像と音楽、新海監督が声を演じるチョビの言葉を通じて視聴者に語りかけてくる。
 原作・制作は新海誠、イラスト協力に篠原美香、音楽に天門、彼女の声を篠原美香、チョビ(白い雄猫)の声は新海誠。4分46秒、モノクロ。



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2016年09月14日

「響け!ユーフォニアム・番外編 かけだすモナカ」



 「響け!ユーフォニアム」の番外編、オンエアはされなかったエピソード。オーディションで落ちてコンクールに出場できない10名のメンバーたちの視点から吹奏楽部の活動を描く。



 滝先生からの訓辞を受け、自分たちの課題も与えれて技術を磨くメンバーたち。部長から「まず名前を決めるように」との指示を受けてミーティングを行うがなかなか決まらない。「メンバー全員の頭文字を並べては」との提案も10個ならべると冗長になる。それではと、2年生3人の頭文字をならべることに。森田しのぶ、中川夏、加部友恵の頭文字を取ってチーム「モナカ」。コンクール出場メンバーをサポートしつつ、コンクール直前にはオリジナルの最中型のお守りを一つ一つ手作りで作ったりとメンバーを激励する。
 そしてコンクール当日。バスで出発したメンバーから衝撃的な連絡が入る。パーカッションのナックルが一番大きなマレットを学校に忘れてきた、と。モナカは電車移動、既に六地蔵駅に。ここで葉月が学校までマレットを取りに走り出す。そう「かけだすモナカ」は文字通り駆け出すお話でした。
 番外編と言っても京都アニメーションが手を抜く訳もなく丁寧な作り、六地蔵駅から学校までの景色もきっと、きっちり実景がかぶさっていたと思います。
 次の年はこの10人が舞台に立てることを祈らずにはいられません。

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2016年09月09日

「三日月の舞」



 「響け!ユーフォニアム」の京都府大会での北宇治高校の課題曲は「プロヴァンスの風」、自由曲は「三日月の舞」。この曲については原作とは設定がことなるそうだ。アニメではトランペット・ソロをめぐるエピソードにかかわる曲。最終話では北宇治高校吹奏楽部の演奏が一番長く聞けるシーンでもある。高坂麗奈のソロシーンを聞いていると、部員ならずとも涙があふれてくる、名場面でもあります。BGM集を借りて何度も聞いた。



 「響け!ユーフォニアム」は吹奏楽部をモチーフにしているが、本編のBGMは吹奏楽の曲は少なめで弦の入ったオーケストラ音で構成されいている。「ガールズ&パンツァー」は行進曲が多くて吹奏楽の音が目立つBGMを使っていたが、こちらも純粋な吹奏楽ではなくて弦楽が入っている。BGMを吹奏楽だけで入れるのは難しいところがあるのかな。

posted by KAZU at 20:22| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション