
今日は学生時代に何十回も歩いたはずの道を10年ぶりくらいに歩きました。キノコの写真撮影をしながらキノコに誘われるように歩いている内に道を見失ってしまいました。迷ってしまう原因は今使われているハイキングコースと旧のハイキングコースが交差しているため。どこかで旧道に入り込んでしまったのです。歩きまわっていた時期ならどの道も覚えていたはずですが、もう分かりません。旧道の道標を見つけてなんとか脱出したのですが、普段人が通らない道はちょうど今の時期ジョロウグモがわんさと巣を貼っています。そこを通るためには巣を払っていくしかなくて、「ごめんよ」と言いながら一体いくつ巣を払って進んだことやら。10や20ではないのですよ。
そして歩きながら思い出したのが「xxxHolic継」の第1話「蜘蛛 クモノス」。朝の登校途中に百目鬼くんに呼び止められた四月一日は寺の掃除を手伝わされる。四月一日は蜘蛛の巣にひっかかってしまったのを百目鬼くんは払ってやるが、百目鬼くんは蜘蛛の恨みをかってしまい、蜘蛛の糸のようなもので片目が開かなくなります。ここから物語が展開していく訳ですが、今日払ったジョロウグモの巣は何十、蜘蛛の恨みをかってもおかしくない数字です。帰りにお地蔵様に無事の帰還のお礼と蜘蛛への謝罪を述べて山を降りてきました。
「明日の朝、鏡を見てください。あなたの目に蜘蛛の糸がかかっているかもしれません」ってなことにならないように。
