2016年07月02日

「妖星ゴラス」(1)

白川由美さん追悼記事


爬虫類?どうみてもセイウチですが。のちに「ウルトラQ」のトドラに改造されます。

 「妖星ゴラス」は1962年に東宝から公開された特撮映画。原作は丘美丈二郎、製作は田中友幸、脚本は木村武、音楽は石井歓、特技監督に円谷英二、監督に本多猪四郎、製作は東宝。カラー作品、上映時間88分。
 「科学」と「平和」をテーマにしたSF作品。時代設定は1979年〜になっているが各所にツッコミどころがいっぱい。宇宙航行時代を迎えているのに町並みは昭和30〜40年代。スイッチ等々は正にその時代の機器という感じ。非常事態が宣言され海岸部の高潮が警戒されているのに、沿岸の電車が運行されている。怪獣マグマは爬虫類という設定だけれどどう見てもセイウチですが。


後に「ウルトラマン」のジェットビートルにデザインが流用されます。

 土星探査の任務で日本の宇宙船JX-1隼号は富士山麓宇宙港から出発する。その直後にパロマ天文台より地球の質量の6000倍もある矮星「ゴラス」が発見される。各国の宇宙船に「ゴラス」調査の依頼が出される。隼号艇長・園田は土星の軌道を越えて「ゴラス」調査に向かい、質量が地球の6100倍、大きさは地球の3/4である等、貴重な調査結果を報告するも「ゴラス」の引力に引き込まれて消滅する。
 地球では「ゴラス」の軌道を変えるまたは爆破する、地球の軌道を変えるの2つの選択肢を協議。南極に大型推進設備を建設、地球の軌道を変えることに成功。一方、JX-2鳳号により「ゴラス」の調査が進められ質量が地球の6200倍に増大していることが分かり、「ゴラス」を爆破することは到底不可能であると報告される。
 斯くして運命の時を迎える。「ゴラス」の地球最接近を迎えた直後、作戦を指揮した田沢博士はスコープを覗く。隣に立つ国連科学長官の「We did it?」の問いに「We did it!」と答え、歓喜の声があがる。この部分以前見たテレビの字幕では「成功か?」「大成功だ!」となっていたので特に耳を澄ませて英語を聞いたがちょっと意外だった。文字通りなら「やったか?」「やったぞ!」というところか。


posted by KAZU at 09:41| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション