2015年07月24日

文化財の守り手



 奈良県のとあるお寺で見かけたポスター。「地域で守ろう文化財」と書かれた上で「文化財を傷つける行為は重大な犯罪です」とあります。確かに長い歴史が刻んできた文化の営みは破壊してしまうと元に戻らないものです。日本は多民族の国ではないので、ごく当たり前のように感じますが、多民族の国ではなかなかそうもいきません。敵対する民族の文化は破壊して根絶しようとする意識を強く持っている民族もいるわけです。 聖闘士星矢のデスマスクの名言「例え悪だろうがなんだろうが、最後に勝ったものこそが正義となる。言い方を変えれば正義も負ければ悪となりうることもあるのです。」が真たる世界です。バーミヤンの大仏が破壊されたというニュースを見た時に、それを強く感じました。
 さて、ポスターの大魔神。悪しき者たちに怒りをあらわにして破壊を繰り返します。しかし、主人公の少年少女の「怒りを鎮めてください」という命をかけた祈りに応えて穏やかな顔に戻り一件落着。全ての作品がワンパターン物語なのですが、見る者の心をスカッとさせてくれます。しかし、本当に文化財の守り手としてふさわしいのでしょうか。「祈り」がなければ際限なく破壊する破壊神のような気がしてならないのですが。
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2015年07月19日

鶴座クレインのユズリハ



 秋の星座は物静かで目立つ星座が少なくて、ことに南の空は寂しいものですが、南の地平線近くに輝く南の魚座は1等星フォーマルハウトを引き連れて南天を賑やかにしてしくれます。その南の魚座の更に南、地平線ぎりぎりに見えるのが鶴座。余程南が開けた所でないと日本では見えない星座ですが、双眼鏡で見るとなかなか形をたどりやすい明るい目の星座です。
 その鶴座を守護星とするのが「聖闘士星矢 The Lost Canvase」に登場する白銀聖闘士・鶴座クレインのユズリハ。ジャミールの女戦士。父母と弟が麓の村に行く途中で谷に転落して死亡。弟トクサの遺体は見つからず、ユズリハは「一族の血を絶やさぬために嫁ぐ」ことを決めたが、トクサは冥王ハーデスの力で蘇り冥闘士・天巧星ハヌマーンのトクサとしてユズリハの前に姿を現わす。
 ユズリハは自らの手でトクサを葬ろうとしたが、「そこまで負うな」とシオンが割って入り、シオンの手によって倒される。この件あって、ユズリハは再び戦士となる。「The Lost Canvase」ではテンマ、耶人とともに主役。声を演じるのは小林沙苗さん。
 昨日、ユズリハの樹を見てふと鶴座クレインのユズリハを思い出す。そういえば弟のトクサですがこちらも植物の名。


ユズリハ


トクサ
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2015年07月12日

「ありがとう、だいすき」



 「長門有希ちゃんの消失」のエンディング。長門有希を演じる茅原実里さんが歌っています。随分発売が遅かったので待ち遠しかったのですが、やっとフルコーラスで聞けました。
 メロディ、歌詞、声、三拍子揃った良い曲で繰り返し聞きました。カッコイイ、タイアップ曲よりもオリジナルの曲はしっくりきていて久しぶりにアニメ主題歌で感動した思いでした。

♪ありがとう、だいすき…もう少しこのままでいさせて♪
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2015年07月11日

ため息橋


友人の撮影した「ため息橋」


「マリア様がみてる」の一場面

 先日イタリアへ行ってこられた友人が「嘆きの橋」(ため息橋)の写真をアップされていました。この橋の写真を見て思い出したのが、「マリア様がみてる 3rdシーズン」(OVA作品)の第5話「チャオ ソレッラ!」。祐巳たち2年生がイタリアへ修学旅行へ行くお話です。最後の方でベネチアを訪ねた折、祐巳と由乃と真美と蔦子はゴンドラでこの橋の下をくぐります。

真美「この橋の下を通る時キスをすると永遠の愛が手に入るっていう伝説があるそうだけれど、本当は昔、囚人が渡る時にもう戻って来られない我が身を嘆いてため息をついたからため息橋って言うらしいわよ。

由乃「夢をこわさないでほしいわ。」

真美「あら、たとえ囚人のため息が名付け親だとしても、キスの伝説まで否定しなくったっていいのよ。」

 何故か祐巳はここでは一言も発していません。

 伝説や言い伝えは歴史の事実とは異なることが多いですが、「ため息」も「キスの伝説」もどうも怪しいようです。
 僕もイタリアへは行ったことがありますが、ローマとナポリ、ポンペイ遺跡を訪ねたのみ。ベネチアやフィレンツェには行っていません。いつか祐巳たちがたどったコースで行ってみたいものです。
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