2015年05月04日

「stage:18 人間以上」〜人間以下、なんてのはイヤですが〜



 「寄生獣-セイの格率-」で新一が子供の時にひっくり返った油から母親が自らの手で守るシーンは母親の回想が出る度に“しんみり”させますが、更に終盤ほろりとさせるのが第18話です。やはり母と子のエピソードは「みなしごハッチ」ではありませんが、どんな人の心にも一石を投じます。



 第2話に新一の通う高校に着任した数学の教師・田宮良子はパラサイトながら、寄生生物の生まれて来た理由、何処に向かうのか、等々沸き立つ疑問に答えを求めて活動する。パラサイト「A」との間に子供をもうけたり、良子の実の母親にニセモノであることを見破られたときの疑問を持ち、笑いなどの人の表情を研究、新一とミギーを貴重なケースとして観察、実験の末に無敵のパラサイト後藤を作り出す。 学校を去ったあとは顔を変え田村玲子として活動、最後は赤ん坊を守って抵抗せずに銃撃を受け続けた末、赤ん坊を新一に託して力尽きる。
 最期のシーンで逃げようとする新一に、新一の母親の姿になり新一の足を止めて新一を苦しめ続けた「胸の穴」を塞いだ。田宮良子から田村玲子へ、徐々に表情が人らしくなっていく演出がお見事。声を演じたのは田中敦子さん。

posted by KAZU at 18:11| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション