2015年01月24日

訃報・平井和正さん



 声優の大塚周夫さんに続いて、SF作家の平井和正さんの訃報が流れました。
 平井和正さんというと、一番に思い出すのが「エイトマン」の原作・脚本。アニメ「エイトマン」は本編は56本が制作されていますが、内25本が原作の平井和正さんのシナリオによるものです。子供の時に買ってもらった「エイトマン」のソノシートに「原作・平井和正」とルビ付きで書かれていました。普通なら幼少の時代、テレビアニメの原作者の名前など記憶に残らないものですが、名前が字は違いますが僕と同じということで強烈に記憶に残りました。
 その後は余り縁がなくて作品を読むことはなかったのですが、たまたま本屋さんで文庫本に「平井和正」の名を見つけました。それが「幻魔大戦」でした。最初の3巻くらいまでは非日常的な超能力者の覚醒と戦いを描いているのですが、ストーリーが進む程に日常的な超能力者の内面を描く物語に変わっていきます。それにのめりこんで、「幻魔大戦」20巻、「新幻魔大戦」、「真幻魔大戦」18巻と文庫本を読みあさりました。まだ学生時代で文庫本で出るのを待ち構えて買った記憶があります。
 「幻魔大戦」以降は全く作品に触れることなく、「ウルフガイシリーズ」も読むこともありませんでした。出会いが「エイトマン」のソノシート。全くの偶然でその名前を記憶に止めた作家。心からご冥福をお祈りしたします。

posted by KAZU at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | Journal