
先月に「戦場のヴァルキュリア」のキャラクター&キャストで大塚周夫さんのグレゴール将軍と大塚明夫さんのイェーガーの父子共演のことを書いたところでしたが、何と残念なことに今月16日に訃報が流れました。僕の世代だと子供時代のヒーローの声は神谷明さんですが、その神谷明さんが大先輩と呼ぶ程、85歳ということですから僕の親よりも少し上の年代、昨年まで現役であったことを考えれば大往生ですね。ご冥福をお祈りします。
さて大塚さんと言うと「ゲゲゲの鬼太郎」の「ねずみ男」というのが声の仕事では一般には有名なようですが、ベテラン声優さんはみんな俳優さんであり、声だけではないのですね。洋画の吹き替えも多くチャールズ・ブロンソンが持ち役として有名ですね。
アニメでは僕が一番印象に残っているのは「バビル2世」のヨミです。物静かに、時として高らかに吐くセリフにはゆるぎがない感じがします。その声は「ルパン三世」の初代の五エ門の声と同じです。もうひとり揚げるとすると時代もグッと下って「ぬらりひょんの孫」のぬらりひょん。文字通りおじいちゃんなんですが、やはり物静かでドスの聞いた声は健在です。またひとつ巨星が落ちたという感じですね。本当に残念でなりません。