2014年11月26日

「戦場のヴァルキュリア」(1)



 昭和40年代ではアニメは子供が見るもので、放送時間は夕方からゴールデンタイムの前半まで。中学生のときに「デビルマン」が午後8時半からの放送だったのが異例中の異例。勿論深夜にはありえないものでした。作品本数も裏番組になっている場合は別として全部見ようと思えば見られた数。ところが今は放送されている作品を全部見ることは録画しても無理でしょう。アニメだけを見続ける生活をするなら話は別ですが。ということで放送当時は全く知らなかった作品ですが、今回見る機会があって、感動したのが「戦場のヴァルキュリア」。

 「戦場のヴァルキュリア(VALKYRIA CHRONICLES)」は2009年に独立UHF局を中心に放映された戦闘(戦争)アニメ作品。原作はSEGAのPlayStation 3用ゲームソフト「戦場のヴァルキュリア」で、2007年の発売だそうです。監督は山本靖貴、音楽に崎元仁、制作はA-1 Pictures、製作はPROJECT VALKYRIA、全26話。
 原作のゲーム発売から2年でアニメ化という作品ながら、シナリオが素晴らしい。殊に各キャラクターの描き込みは短いながら深く、その性格等々に大きく影響しているところを見事に描いている。戦争もののリアリティも半端でなく、最初から最後まで主人公側メインキャラクターに死者が出ないお子さま番組とは一線を画する。
 舞台は架空の世界、1930年代相当の疑似ヨーロッパの小国ガリア公国。1930年代ということで戦闘は銃撃線が中心。戦車はあるが航空機はない世界。ガリア公国に産出するエネルギー資源ラグナイト狙い、帝国連合が攻め入るという状況。ガリアの国境の村ブルールのパン職人アリシアは村の自警団にも所属していた。ある日、帝国軍侵攻の報があり村人が避難する中、河原でスケッチをする怪しい青年を捕らえる。その青年は前大戦のガリアの英雄ベルゲン・ギュンター将軍の息子ウェルキン・ギュンター。侵攻してきた帝国軍にブルールは占領されるが、アリシアはウェルキンとウェルキンの義妹イサラと共にギューンター将軍の戦車エーデルワイス号で危機を切り抜け脱出する。
 ブルール奪還を夢見てアリシア、ウェルキン、イサラは義勇軍に入隊。ウェルキンはギュンター将軍の息子ということで注目を集め、第7小隊の隊長(少尉)に任命され、アリシアは隊長付の補佐官(軍曹)に任命される。イサラはエーデルワイス号の操縦士として入隊するが、被差別民族ダルシア人であったため小隊内に問題をかかえつつ、数々の戦果をあげていく。この作品は戦闘よりも人の絆に重きを置いており、前半は特にその描写が多く、後半で戦闘場面が多くなっていく。物語はマクシミリアン率いる帝国軍との戦闘で、アリシアがマクシミリアンを倒し、帝国との休戦協定が結ばれるまでを描く。
posted by KAZU at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション