2014年09月19日

「サクラ大戦 活動写真」(5)

キャラクターの最後は敵役を。

○ダグラス・スチュワート社



ブレント・ファーロング / 山寺宏一
 本作の黒幕、ダグラス・スチュワート社の社長。いきなり冒頭に登場して帝都のミニュチュア模型の帝国劇場にコーヒーをぶちまける。自らの野心のためには手段を辞さず降魔を培養しそれを利用した無人霊子甲冑ヤフキエルで帝国華撃団撲滅を企む。声を演じるのは山寺宏一さん、悪役でもかっこいい。



パトリック・ハミルトン / 難波圭一
 ダグラス社社長に付き従う仮面を着けた人形使い。いまいちその仮面の下の心は見えない。潜入したマリアに重傷を負わせたが、最後は霊力を込めた銃弾を撃ち込まれ倒される。こいつ何のために動いていたのか、いまひとつ謎のキャラ。



田沼晴義 / 藤原啓治
 賢人機関のメンバーである政治家。ダグラス・スチュワート社と癒着してヤフキエルの採用・配備を企てたが、逆に利用されるだけに成り下がる。いやなタイプの人間ですね。米田指令が言ってましたが、「誇り」を持たないと…。「悪」でも腐っていてはいけません。
posted by KAZU at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2014年09月18日

「サクラ大戦 活動写真」(4)

(キャラクター&キャストのつづき)

○薔薇組
  今日は薔薇組をご紹介。多分アニメで薔薇組が登場するのはこの劇場版だけ。三人ともオカマですが、士官。勿論まごうことなき男性です。



清流院琴音 / 矢尾一樹
 すらっと長身の薔薇組隊長。本作では艦船で大神隊長と光武を護送、着岸後加山に通信連絡してくるシーンで登場。



太田斧彦 / 郷里大輔
 巨漢で図太い声の持ち主だが女言葉で話す。花屋敷支部で決起した華組に力を貸し、後押しした。



丘菊之丞 / 松野太紀
 小柄で男性なのに女性士官の制服を着用する、女性らしいかわいい感じの男性。本作では艦船から艦砲射撃で降魔の培養施設を破壊するシーンで登場。
posted by KAZU at 20:44| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション

2014年09月17日

「サクラ大戦 活動写真」(3)



★キャラクター&キャスト
 まずはおなじみのメインキャラクターから。

花小路頼恒 伯爵 / 北村弘一
米田一基 総司令 / 池田勝
藤枝かえで 副指令 / 折笠愛
江戸川夢声 (帝国劇場演出家) / 三ツ矢雄二
ラチェット・アルタイル / 久野綾希子

○華組
大神一郎 / 陶山章央
真宮寺さくら / 横山智佐
神崎すみれ / 富沢美智恵
マリア・タチバナ / 高乃麗
アイリス / 西原久美子
李紅蘭 / 渕崎ゆり子
桐島カンナ / 田中真弓
ソレッタ・織姫 / 岡本麻弥
レニ・ミルヒシュトラーセ / 伊倉一恵

○月組
加山雄一 / 子安武人

○風組
藤井かすみ / 岡村明美
榊原由里 / 増田ゆき
高村椿 / 氷上恭子
posted by KAZU at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2014年09月16日

「サクラ大戦 活動写真」(2)


オープニング「奇跡の鐘」から

 舞台は大正15年の12月から。花組クリスマス公演、レニの誕生日、新年明けて平和な帝都が描かれますが、元欧州星組隊長のラチェット・アルタイルが紐育華撃団設立のための研修生として正式に花組に配属されてくる。そして時を同じくして米国ダグラス・スチュアート社(DS社)が無人人型霊子甲冑ヤフキエルを日本に売り込むべく、政治家・田沼とつるんで画策する。
 ダグラス・スチュアート社の社長ブレント・ファーロングは降魔を培養して帝都を襲わせ、培養した降魔を内蔵させたヤフキエルを使って降魔を倒すという自作自演によって賢人機関、軍にヤフキエルの全面配置、帝国華撃団の解散を求めてくる。
 花組隊長・大神中尉が巴里へ行って不在、米田総司令、花小路頼恒が拉致され、陸軍が田沼とダグラス・スチュアート社に掌握される中、ダグラス・スチュアート社に潜入したマリアはその秘密を知る。パトリック・ハミルトンの攻撃に深手を負ったマリアは月組に助けを求め、月組加山は海軍を味方に起死回生のチャンスを窺う。
 一方任を解かれ花屋敷支部に幽閉状態の華組はさくらの一言で決起、薔薇組の後押しもあって本部と光武を奪取することに成功。月組はブレント・ファーロングのアジトを急襲して米田と花小路を奪還、一旦はブレント・ファーロングを追い詰めたがに見えたが、降魔を合体させ同化したブレント・ファーロングに華組は絶体絶命のピンチに陥る。ここで巴里から帰国した大神隊長が現れて、一気に逆転する。大神隊長は巴里に行ったまま全く頭から出てこなかったので見ている方も忘れてましたが、おいしいところを全部持っていきました。
 最後はラチェット主演の公演「海神別荘」で締めくくりますが、ラチェットのふるまいや葛藤を途中で十分描いていないので、最後のところがちょっと消化不良です。本作のテーマでもあり、言いたいことはよく分かるのですが…
 本作の特徴は「サクラ大戦シリーズ」のアニメ化作品として初めて一般に公開されたもので、ほぼ全部のキャラクターをほんのワンカットでも登場させています。薔薇組、夢組、風組も短いながら描かれています。ファンとしては嬉しいながら初めて見る人にはキャラクターの数が多すぎますね。
posted by KAZU at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2014年09月15日

「サクラ大戦 活動写真」(1)



 「サクラ大戦ニューヨーク・紐育」の一言も発しないラチェットを見て、もう一度ラチェットが戦うところを見たくなり「活動写真」を鑑賞。見直してみるとかなり冒険的な劇場版です。ゲーム原作で一般視聴者には全くなじみのないキャラクターたちを全く説明なしで動かしています。これは初めて見た時にも感じましたが。それから肝心のラチェットですが元欧州星組の隊長、後の紐育華撃団星組隊長となる重要人物であり、本作品の看板にもなっているものの描き切れていない感が強いです。でも、素敵なキャラです。

 「サクラ大戦 活動写真」は2001年12月東映から公開された劇場版アニメ作品。原作は広井王子、監督は本郷みつる、スーパーバイザーにあかほりさとる、音楽に田中公平と後のシリーズアニメ化に参加した布陣に3D取り入れた作画はお金をかけただけある、今見ても全然見劣りのしない質の高い映像です。制作はProduction I.G、製作は「サクラ大戦 活動写真」製作委員会(セガ、角川書店、Production I.G、IMAGICA、レントラックジャパン、日本出版協会、キャラアニ.com)、85分。
(つづく)
posted by KAZU at 12:54| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2014年09月13日

「サクラ大戦 ニューヨーク・紐育」(4)

★主題歌



◎オープニング
 オープニングは紐育華撃団星組の歌う「地上の戦士」。「サクラ大戦シリーズ」の中では一番おとなしいオープニングでしょうか、高らかに歌い上げるという感じがやや足りません。出だしの部分は半音階で難しいですね。作詞は原作の広井王子、作曲は音楽担当の田中公平、編曲は根岸貴幸、歌は紐育華撃団星組。

◎エンディング
 エンディングは2話ずつ同じ曲が流れ、3曲が使用されています。
 1話、2話は「タブー」。もちろんラテンダンスミュージックの名曲「タブー」とは似ても似つかない(笑)曲。役者が演じる世界にはタブーなんてありませんよ、というのがこの曲のテーマとなっています。具体的には大河がプチミントとして女装してクレオパトラを演じることに何の問題があるのかということをダイアナと大河の問答から大河の決意へと変わっていくところを歌っています。作詞:広井王子、 作曲:田中公平、編曲:浜口史郎、歌:松谷彼哉(ダイアナ・カプリス)、菅沼久義(大河新次郎)。

 3話、4話は「夜明け前」。ツタンカーメンによって感情を奪われて沈んでいくニューヨーク。それを見るにつけて意気消沈していく紐育華撃団ですが、希望を持ちましょう、明日は必ず来ます、明けない夜はありません、とジェミニとリカが歌います。作詞:広井王子、作曲:田中公平、編曲:多田彰文、歌:小林沙苗(ジェミニ・サンライズ)、齋藤彩夏(リカリッタ・アリエス)。

 秀曲は最後のこの曲でしょう。第5話、6話は「ポアゾン〜クレオパトラより〜」、サジータと昴によるデュエットです。poison(毒)、英語ではポイズン、ですね。フランス語では綴りは同じですが発音はポワゾン。この曲は「〜クレオパトラより〜」とあるように、劇中歌でエジプトをイメージさせる曲調、クレオパトラの美と毒を賛美する内容となっています。作詞::広井王子、作曲:田中公平、編曲:澤口和彦、歌:皆川純子(サジータ・ワインバーグ)、園崎未恵(九条昴)。

★サブタイトル
第1話 ミー&マイガール
第2話 X…and The City
第3話 星の輝く夜に
第4話 マザー、アイウォントゥシング!
第5話 禁断の楽園
第6話 紐育(ここ)より永遠(とわ)に
posted by KAZU at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション

2014年09月11日

「サクラ大戦 ニューヨーク・紐育」(3)

★キャラクター&キャスト
 サブキャラクターと敵役を。



○プラム・スパニエル / 麻生かほ里
 アメリカ人、虹組隊員。リトルリップシアターのバーのウェイトレス、長身の女性。

○吉野杏里 / 本名陽子
 アメリカ出身の日系三世。虹組隊員。



○大河双葉 / 笠原留美
 大河の母親、帝国華撃団の大神一郎の姉。加山雄一の剣の師匠。息子に会うためニューヨークを訪れた。

○加山雄一 / 子安武人
 帝国華撃団月組隊長、本作でも諜報活動で紐育華撃団を陰から援護する。他作品に比べるとかなりコミカルに描かれている。



○ツタンカーメン / 神谷浩史
 3000年前にエジプトでファラオになった少年。幼年時代に即位、政治の権限は周囲の大臣たちに握られていたが、やがて虐げられる民の姿に、自ら太陽神となり平和な世界を導こうとした。その姿に不安になった妻アンケセナーメンが大臣たちに相談したことで、大臣たちに生きたまま封印される。考古学者の開墓によってよみがえり、ニューヨーク人々の感情のエネルギーを求めてニューヨークに姿を現す。ターバンにスーツ姿の青年。妻を裏切り者扱いしていたが最後はその献身的愛に目覚めてリトルリップシアターを観劇の後、妻と共に昇天する。



○バステト / 今野宏美
 猫耳で尻尾がありコウモリ翼を備えたツタンカーメンの従者。常にツタンカーメンに献身的に仕えるが、神に近づく程に体調をそこねる姿に不安を隠さない。正体はツタンカーメンの愛した黒猫。



○アンケセナーメン / 大原さやか
 ツタンカーメンの妻。神になろうとしたツタンカーメンに不安を抱いて大臣たちに相談、そのことによってツタンカーメンが封印されたことからツタンカーメンから裏切り者扱いされていた。
posted by KAZU at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション