2014年07月31日

「サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里」(2)

★あらすじ



第1話「一夜限りのサーカス」
 巴里で墓荒らしが頻発する。怪人が遺体を使って次の企みを練っていた。グラン・マは花組のメンバーに夜の墓のパトロールを命じる。花火とコクリコは夜のパトロールの最中に、フィリップの墓のある墓地に来た時に、花火の父北大路正道男爵とばったり会ってしまう。たとえ肉親であっても巴里華撃団の秘密を知られるわけにはいかず、コクリコは花火が「巴里華撃団」というサーカス団に所属していると苦しい言い訳を言ってしまう。グラン・マはサーカスの団長となって、一夜限りのサーカス団に北大路男爵を招待する。しかし、そのサーカスの会場に怪人が現れる。花火の弓矢が炸裂する一話。

第2話「メル・シー・スパイ」
 英国が巴里華撃団の秘密を探ろうと画策する。シャノワールが怪しいとにらんだ英国スパイは劇場を探索にやってくる。折しもグラン・マが留守の日。英国貴族が女王からいただいた家宝の懐中時計をメルとシーが迷いこんだオウムに気を取られる隙に盗まれてしまう。警察による強制捜査を回避するために、グラン・マは花組に捜査を命じ、メルとシーには暇を出すのだが…。メルとシーは責任を感じ、怪しい男を追っていき、男が時計を盗まれた英国貴族と同席するところを目撃するも捕らえられてしまう。拷問にかけられる二人。二人の危機を知らせに来たグラン・マの愛猫ナポレオンのおかげで二人は無事救出される。時計はロベリアが盗賊から取り戻し、時計の盗難が英国貴族の自演のごとく見せかけ、英国の強制捜査を免れたばかりでなく、逆に圧力をかけることに成功する。メルとシーの活躍が見どころ。



第3話「雷の尖塔」
 巴里から日本へ帰国した大神から「隊長を中心に、一丸となって、巴里の平和を守ってくれ」という手紙が届く。隊長を指名せず帰国した大神の意図を測りかねるグラン・マ。この手紙で隊長問題に火がつき花組は紛糾する。そんな折、巴里を憎むトゥールネル伯爵は財界の力を借り、錬金術を使って怪物を作り上げ、闇の力をエッフェル塔に注ぎ込む。怪物と化したエッフェル塔は巴里の街を破壊するが、一時隊長となったエリカを中心に花組は怪物を撃滅することに成功する。巴里を愛するエリカと憎むトゥールネル伯爵の会話が見どころです。しかし財界はトゥールネル伯爵に対して「先行投資ですから」と全面協力するが、破壊された巴里復興にお金が動くことを計算に入れていた。何とも醜い考えに愕然とする。
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2014年07月30日

「サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里」(1)



 「サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里」は2005年に発売された「サクラ大戦シリーズ」4作目のOVA作品。「サクラ大戦 エコールド・巴里」の続編で、原作ゲーム「サクラ大戦3」のエンディングの後のエピソードを描いているそうで、やはり外伝的なストーリーだが、前作に比べると一般の人にも理解しやすい内容になっている。原作はセガのゲームソフト「サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜」監督は山本裕介、音楽は田中公平、制作はラディクス、製作はセガ、レッド・エンタテインメント、全3話。

★キャラクター&キャスト
グラン・マ / 相沢恵子
迫水典通 / 中丸新将
メル / 小島幸子
シー / かないみか
大神一郎 / 陶山章央
エリカ・フォンティーヌ / 日高のり子
グリシーヌ・ブルーメール / 島津冴子
コクリコ / 小桜エツ子
ロベリア・カルリーニ / 井上喜久子
北大路花火 / 鷹森淑乃
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2014年07月28日

「蟲師 特別篇 日蝕む翳」



 「蟲師 特別篇 日蝕む翳 」は2014年1月に新春スペシャルとして放映された「蟲師」の続編。実は事前の情報をつかめず見逃してしまって大変悔しい思いをした。DVDが4月に発売になり、レンタル解禁になってからも見る機会がなくて、テレビ版の「続章」前期が終わった今頃になってやっと鑑賞。原作は漆原友紀の漫画「蟲師」、監督は長M博史、音楽は増田俊郎、制作はアニメーションスタジオ・アートランド、製作は蟲師製作委員会、前後篇48分。
 淡幽は日食になると蟲が騒ぎ、殊に“日蝕み”が現れると日食現象が続いて庶民の生活に多大な影響を与えることになるという伝承を受け、蟲師を予測される里に派遣する。幸い日食はごく普通に始まり、ごく普通に終わったのだが、ただ一カ所ギンコが担当した里に“日蝕み”が現れる。物語は“日蝕み”に対処するギンコの蟲師としての仕事を描いているのだが、この里に暮らす「蟲」に影響を受けた姉妹の物語が並行して走り、こちらの方がこのエピソードの主題となっている。
 詳しいストーリーは拙い文章で書くよりも、見ていただいた方がずっといい。「続章」に第一期ほど感動するエピソードがなかったけれど、この特別編は実に感動的なので、是非鑑賞をお勧めしたい。
 特筆すべきは日食のシーン。欠ける太陽を見上げる人々の姿が何カットも登場する。全く「蟲師」を見たことがない方が見ても、何か意味のあるシーンなのだということは分かる程に意味ありげな描写が続く。かつてのエピソードで登場したキャラクターのその後の姿を描いたもの。横顔や後ろ姿が多いので僕も見ていて全部はわからなかったが、蟲師のファンには楽しい描写だと思う。



★キャラクター&キャスト
ギンコ / 中野裕斗

化野 / うえだゆうじ
淡幽 / 小林愛
たま / 京田尚子
声 / 土井美加

ヒヨリ / 渡辺優奈
ヒナタ / 佐々木りお
父 / 荒井志郎
母 / 水野理紗
村長 / 岸本功
シン / 宗川美波
リョウ / 池端昴輝
ヤエ / 菊地心寧
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2014年07月27日

サイボーグ009がドーンと新聞3ページ



 7月19日の土曜日のことです。新聞に目を通さずに出かけて、帰ってきてから開いて見ると何と18〜20面の3ページに渡って「サイボーグ009」が描かれているではありませんか。「サイボーグ009 50周年」と題した全面広告。
 「サイボーグ009」はメッセージ性の強い作品で、何度もアニメ化されてきました。この新聞広告も強いメッセージを訴えてくるものですが、果たして石森章太郎さんが描こうとしたものに合致しているのか?ふと広告を見ていて思ったのでした。
 しかし、漫画(アニメ)作品が全面広告にドーンと出ているのを見たのは、いつだったかの「コナン」以来かな。

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2014年07月26日

ゴールが遠いです



 先日全部チェックポイントを回ったスタンプラリーですがゴールは天保山。ウチからはそこが一番遠いです。「機動戦士ガンダム展」を見に行くのならもちろん遠いとは思いませんが、わざわざ行くには大阪市を東西に横断する感じですから。
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2014年07月24日

「サクラ大戦 エコール・ド・巴里」(2)

★キャラクター&キャスト



○グラン・マ / 相沢恵子
 巴里華撃団総司令でテアトル・シャノワールの総支配人。度量が大きくて動じない性格。任務に対しても大胆な作戦を立てる。

○迫水典通 / 中丸新将
 日本の巴里駐在武官にして巴里華撃団の凱旋門支部長。「鉄壁の迫水」と呼ばれた政略家。冷徹さの中にユーモアを持った人物で、任務には厳しくグラン・マを補佐する。狙撃の名手でロベリアの捕獲作戦での切り札を「自分自身」として、任務を遂行した。巴里華撃団の中では一番好きなサブキャラです。



○メル・レゾン / 小島幸子
 グラン・マの秘書。シャノワールでは経理、司会を担当する。シーと共に作戦時には総司令を補佐して通信、索敵を行う。

○シー・カプリス / かないみか
 グラン・マの秘書。シャノワールでは事務と広報、売店、司会も担当する。メルと共に作戦時には総司令を補佐して通信、索敵を行う。

●巴里華撃団花組
○エリカ・フォンティーヌ / 日高のり子
 巴里華撃団花組、最初のメンバー。元修道院の見習いシスターで普段は赤い修道服を身につけている。修道女らしく初だが、ドジで天然。シャノワールの舞台でもドジることが多い。武器はマシンガン。普段からスカートの中に携帯している。マシンガンによる遠方からの支援を担当するが、本作では自らが中心となるエピソード (1話、3話)となっている。



○グリシーヌ・ブルーメール / 島津冴子
 巴里華撃団花組、二人目のメンバー。ブルーメール家の令嬢、誇り高き貴族。短気でプライドが高いが、第1話で生来の霊力を発揮してエリカと共に怪人を倒す。武器は長柄の戦斧。

○コクリコ / 小桜エツコ
 巴里華撃団花組、三人目のメンバー。サーカス団「シルク・ド・ユーロ」の団員。大の動物好き。性格は明るく社交的だが、家庭事情から時折陰を見せる。

○ロベリア・カルリーニ / 井上喜久子
 巴里華撃団花組、四人目のメンバー。右側のレンズがひび割れた眼鏡をかける。巴里の悪魔と呼ばれる大悪党。グラン・マの捕獲作戦に破れ、司法取引で花組に加入。本編で詳しくは描かれてていないが、大神隊長の苦労の上に華撃団、踊り子として再出発する。武器は炎を自由に操る強い霊力。声を演じるのは井上喜久子さん。井上喜久子さんというと「一騎当千」の孫策伯符の母君、呉栄をイメージしてしまってなかなか感情移入できないですが、子供っぽいキャラクターの多い巴里花組の中で女らしい魅力的なキャラクターです。

○北大路花火 / 鷹森淑乃
 巴里華撃団花組、五人目のメンバー、日本人。北大路男爵家の令嬢。グリシーヌの親友。婚約者フィリップ・ディ・マールブランシュを海難事故で失い常に黒い服を身につける。弓道に長けており、武器はボウガン。

○大神一郎 / 陶山章央
 「轟華絢爛」の最終話で語られたように巴里に赴任し、巴里華撃団花組隊長に就任。第2話から登場する。第3話ではメンバーを差し置いて結構な戦闘を繰り広げた。

○サリュ / 高山みなみ
 ピエロの姿をした怪人。本編では花組との接触はなく、裏で糸を引く。声はエリカを演じる高山みなみさんが担当。
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2014年07月23日

「サクラ大戦 エコール・ド・巴里」(1)

 「サクラ大戦 エコール・ド・巴里」(Sakura Wars: École de Paris) は2003年に「サクラ大戦」の3作目のOVAとして製作発売された作品。原作はセガのテレビゲーム「サクラ大戦3〜巴里は燃えているか〜」で巴里華撃団の活躍を描いたもので、原作をプレイしていないとややわかりにくい内容。どちらかというとゲームファン対象で3つのエピソードに一貫したストーリー性がなく外伝的なストーリーになっている。総監督は広井王子、音楽は田中公平、制作はラディクス、製作はセガ、オーバーワークス、レッド・エンタテインメント、全3話。



★ストーリー
第1話「夜明けの花」
 赤い修道服に身を包むシスター見習いで、巴里華撃団に所属するエリカは一人訓練に励みながら、テアトル・シャノワールでの仕事もこなしていた。ドジで天然、清純な彼女ではあったが、仲間がいないことに不満を抱いていた。そんなときに貴族のグリシーヌと出会い知り合いになる。ある日現れた怪人に一人立ち向かうエリカだったが、そこに邪悪を感じて引き寄せられるようにグリシーヌも現れる。霊力に目覚めたグリシーヌの協力もあり怪人を倒すエリカ。念願の仲間を得る。

第2話「黒猫と悪女」
 日本から大神一郎を隊長に迎え、コクリコが加わった巴里花組。更なる戦力を求めるグラン・マは巴里の悪魔と呼ばれている大悪党ロベリアを花組に加えるべく迫水とともにロベリアを包囲・捕獲するために大規模な作戦を立てる。霊力の限りを尽くして包囲を破り逃走を図るロベリアにグラン・マの立てた包囲作戦が失敗したかに見えた時、「わたしが奥の手です」と迫水が自ら出動して霊力を込めた弾丸でロベリアを撃ち抜き捕獲に成功する。「後は大神隊長の仕事…」とつぶやくグラン・マ。見事シャノワールでの踊り子サフィール(ロベリア)が誕生する。

第3話「恋する都市」
 大神が巴里に赴任して3か月が過ぎた。花火が加わった花組であったが、個性の強い5人の乙女たちに大神隊長も手をやいていた。グラン・マも巴里花組に足りないものを感じてはいたがそれが何かをつかみきることはできていなかった。迫水の「愛かもしれませんね」の言葉を冗談としか受け取れない。
 そんな中でアメリカから取り寄せた演習用の無人蒸気を使った実戦演習で、サリュに悪意を吹きこまれた無人蒸気が暴走する。大神は自ら出撃して一旦は抑え込むが、再度立ち上がった無人蒸気に霊力を使い果たして動けなくなる。懸命に大神を守ろうとするエリカの銃撃。グリシーヌ、コクリコ、ロベリア、花火の四人の「大神隊長は私たちが守る」と送り込む霊力を受けた大神は見事に無人蒸気を沈黙させることに成功する。
posted by KAZU at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション